「衝動に駆られる」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
小説などを読んでいると「衝動に駆られる」という言葉が出てくることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「衝動に駆られる」とは?
- 「衝動に駆られる」の表現の使い方
- 「衝動に駆られる」を使った例文と意味を解釈
- 「衝動に駆られる」の類語や類義語
「衝動に駆られる」とは?
「衝動に駆られる」の概要について紹介します。
- 「衝動に駆られる」の読み方
- 「衝動に駆られる」の意味
- 「衝動に駆られる」を分解して解釈
「衝動に駆られる」の読み方
「衝動に駆られる」は「しょうどうにかられる」と読みます。
「駆られる」の読み方が難しいので覚えておきましょう。
「衝動に駆られる」の意味
「衝動に駆られる」の意味は「理由の付けられない強い欲求に心を動かされること」です。
或る日突然何かに対して「見たい」「やりたい」「欲しい」などの強い願望を感じます。
その気持ちが我慢できずに派手な行動を取ることもあります。
自分の中に沸いてくるどうしようもない気持ちを表す言葉です。
「衝動に駆られる」を分解して解釈
「衝動に駆られる」は「衝動+に(助詞)+駆られる」で成り立っています。
「衝動」は、「外部から強い刺激を受けて心が動くこと」「何かをしたいという我慢しがたい欲求のこと」という意味があります。
「駆られる」は「駆る」の未然形に受け身の「れる」が付き、「激しい感情に(自分が)動かされること」という意味です。
これらの言葉が組み合わさり「我慢できない欲求に動かされること」として使われています。
「衝動に駆られる」の表現の使い方
「衝動に駆られる」の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 我慢できない時に使う
文法的な使い方
「衝動に駆られる」は動詞として文末に使われます。
基本的に受け身形として使われ、「衝動的に駆る」とは使いません。
副詞として「衝動に駆られて~する」と使われたり、形容詞として「衝動に駆られた〇〇」と使われることもあります。
我慢できない時に使う
「衝動に駆られる」は何かを我慢できない時によく使われる表現です。
但し、その後実際に行動を起こしたか、理性で我慢したかまでは表していません。
その場で急にある欲求が湧いてくるので、良くない意味で使われることもあります。
「衝動に駆られる」を使った例文と意味を解釈
「衝動に駆られる」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「衝動に駆られる」を使った例文1
- 「衝動に駆られる」を使った例文2
「衝動に駆られる」を使った例文1
「会社を辞めたい衝動に駆られた」
上司の態度に腹が立った、仕事がつまらないと感じたなどで、或る日突然「会社を辞めたい」と強く思ったことを表しています。
「衝動に駆られる」を使った例文2
「猫を見ると触りたい衝動に駆られる」
猫が大好きな人が、見るとつい触りたくて我慢できない気持ちになってしまうことを表しています。
「衝動に駆られる」の類語や類義語
「衝動に駆られる」の類語を紹介します。
- 「煽られる」【あおられる】
- 「掻き立てられる」【かきたてられる】
「煽られる」【あおられる】
「相手にこちらが意図する行動をする様に言葉や態度で仕向けること」という意味です。
「掻き立てられる」【かきたてられる】
「ある気持ちを強く湧きあがらせる様こと」という意味です。
「衝動に駆られる」は「理由の付けられない強い欲求に心を動かされること」です。
何かに対して我慢できない時に使ってみましょう。