「かたくな」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「かたくな」という表現を知っているでしょうか。
「かたくなな態度を取るべきではない」などと聞いたことがある人もいるかもしれません。
ここでは「かたくな」という言い回しについて紹介します。
目次
- 「かたくな」とは?
- 「かたくな」の表現の使い方
- 「かたくな」を使った言葉と意味を解釈
- 「かたくな」を使った例文と意味を解釈
- 「かたくな」の類語や類義語・言い換え
「かたくな」とは?
「かたくな」というのは意地を張って自分の主張や態度を変えない様子、頑固、という意味で使われます。
他人に構わず自分の思い込みを保つ態度とも言われており、「かたくなな態度」、「かたくなに口を閉ざす」、などと表現されます。
また、「かたくな」という表現にはぎこちなく見苦しい様子という意味もあり、これは紫式部の源氏物語でも使われている表現です。
頑な、と漢字で書くこともあります。
「かたくな」の表現の使い方
「かたくな」、という表現は頑固な、という意味で使われます。
「かたくなな態度をとる」などという表現はよく使われる言い回しであり、これは自分の考え方を変えない、自分の信念を曲げない、という意味になります。
例えば自分がこうだと決めたことを周りから反対されても、なかなか周りの意見に従えないことがありますよね。
どうしても自分の意見を押し通したいと考えた場合、それは「かたくな」であるといえます。
悪い意味で使われているイメージも多いですが、そうとは限りません。
「かたくな」を使った言葉と意味を解釈
ここでは「かたくな」という表現を使った言い回しを紹介します。
- 「頑なな態度」
- 「頑なに張りつめる」
「頑なな態度」
「かたくなな態度」というのは自分の意見を曲げない、自分の信念を押し通す態度、という意味になります。
例えば、子供の頃、悪いことをした際に親や教師から怒られてもなかなか素直に謝れなかった、という経験を持つ人もいるのではないでしょうか。
それはまさに「かたくなな態度」だといえます。
「頑なに張りつめる」
頑なに張り詰める、というのはしっかりと気持ちを引き締める、という意味になります。
「かたくな」というのは自分の姿勢を保つという意味を持ちますが、張り詰めるというのは気持ちを十分に引き締める、緊張する、という意味があるのです。
辺り一面残らずに貼る、という意味だけではありません。
「かたくな」を使った例文と意味を解釈
ここでは「かたくな」という表現を使った例文を紹介します。
- 「かたくな」を使った例文1
- 「かたくな」を使った例文2
「かたくな」を使った例文1
「彼女はかたくなな姿勢を崩さなかった」
何かをする時、自分の態度を絶対に変えたくないということもあるのではないでしょうか。
例えばこの大学に行きたいと思った時、周りから反対されても自分の考えを曲げない場合がありますよね。
たとえ自分で一生懸命アルバイトをして学費を稼がなければいけなかったり、奨学金を使ったりしても、それでもこの大学に行きたいという態度を貫く場合、それはかたくなな姿勢だといえます。
悪い意味とは限りません。
「かたくな」を使った例文2
「息子は本当にかたくなで困ってしまう」
子供の中には、自分の考えを押し通そうとする性格を持つ子もいるでしょう。
良い意味でも悪い意味でも、自分の意見を持つという事は非常に大切です。
しかし、時と場合によっては他の人の意見を取り入れ、柔軟に自分の考えを曲げていくことも必要です。
子供の頃から柔軟な姿勢を教えていかなければいけません。
「かたくな」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介します。
- 「意地っ張り」【いじっぱり】
- 「強情」【ごうじょう】
- 「意固地な」【いこじな】
「意地っ張り」【いじっぱり】
意地っ張りというのはこうと思った事は良くても悪くても押し通す、という意味があります。
「いじばり」の音が変化した表現であり、自分の思うことをどうしても変えないような態度を指します。
「強情」【ごうじょう】
強情は維持が強く、いちど決めたらそれを守り通す態度を指しています。
「かたくな」に意地を張るという意味で、自分の考えを変えない様子を指します。
「意固地な」【いこじな】
意固地な、というのは「言動や態度がかたくなである様子、撤回しない、反省しない様子」などという意味を持っています。
周りを困らせてしまいたり、周りに気を使わせてしまったりすることがあります。
「かたくな」という表現は日常生活でも使われる言葉ですので、よく覚えておきましょう。
意固地になりすぎず、柔軟な考えを持つことも大切です。