「コンマイ」とは?意味や類語!
ちょっとしたスペルミスから流行ってしまう言葉も多く、その中でも有名なのがこの「コンマイ」です。
目次
- 「コンマイ」とは?
- 「コンマイ」の元ネタ
- 「コンマイ」に関連する言葉
- 「コンマイ」を使った例文と意味を解釈
「コンマイ」とは?
コンマイとは、ゲーム会社のコナミのことを指して使う言葉です。
ただそれだけの言葉ですが、同社から発売されているゲームや、会社自体のことをあまりよく言わない時によく使う表現となっています。
例として、「またコンマイからくだらないゲームが出たよ」(そのゲームがあまり面白くないと感じた時に)といった具合で、コナミを揶揄して使う為の言葉だと考えてください。
「コンマイ」の元ネタ
コナミが何故この「コンマイ」と呼ばれるようになったかと言えば、同社のギターフリークスというゲームで“KONAMI ID”の登録を促す画面の表示が、“KONMAI ID”と間違っていたことに由来します。
「M」と「A」の順番を間違ってタイプしてしまい、そのまま製品として出荷してしまったものと推測されます。
これが、ローマ字読みで「コンマイ」と読めてしまった為、この後から同社を揶揄するような時によく使われるようになったという次第です。
「コンマイ」に関連する言葉
コンマイを使ったよく見聞きする言葉です。
どちらも当然いい意味で使う言葉ではありません。
- 「コンマイクオリティ」
- 「コンマイ語」
「コンマイクオリティ」
コナミだけに関わらず、ゲームのクオリティが期待より低かった、または難易度などのゲームバランスが悪いと感じた時に、「これが○○(ゲーム会社の名前)クオリティってやつか」などと使われることがあります。
もちろん馬鹿にしたニュアンスとして使っている表現です。
「コンマイクオリティ」は、それがコナミのゲームだった時に使う言葉で、同社を悪く表現する時に使われるこの「コンマイ」が使われて、コンマイクオリティと言われています。
「コンマイ語」
コナミはビデオゲームだけでなく、遊戯王という人気カードゲームの発売も行っています。
このカードゲームは世界大会も行われているほどで、2人で対面し、ルールに沿ってカードを使って対戦します。
ところが、そのルールがころころと変わることでも有名で、それまで強かったカードがいきなり使用禁止にされてしまったり、解釈が変えられてしまうといったことが少なくありません。
その為、カード自体に書いてあるルール(そのカードの効果などの使い方)が全く当てにならないことを、「きっとコナミ独自の(いつでも都合のいいように解釈が変えられる便利な)言葉なんだろう」と、この「コンマイ語」と呼んでいます。
「コンマイ」を使った例文と意味を解釈
コンマイを使った例文と、その意味の解釈です。
「コンマイ」と使う以上、褒めていることはないと考えて構いませんが、それほど悪い意味を含んでいないこともあります。
- 「コンマイ」を使った例文1
- 「コンマイ」を使った例文2
「コンマイ」を使った例文1
「音楽ゲームと言えば、やっぱりコンマイが第一人者だな」
今ではゲームの1つのジャンルとなっている、リズムに合わせてボタンを押すなどの音楽ゲームは、コナミの「ビートマニア」が元祖だと言われています。
その後もこの「コンマイ」の由来ともなった「ギターフリークス」や「ドラムマニア」、「ポップンミュージック」などの人気音楽ゲームを次々とリリースし、現在でも音楽ゲームならコナミだと表現されることが多いです。
この場合には、特に悪い意味で使っている訳ではありませんが、「コンマイ」の元となった「ギターフリークス」が音楽ゲームとして絡んでいることもあって、コンマイと使っていると考えてください。
「コンマイ」を使った例文2
「どの会社のゲームが聞かれたのでコンマイと言ったら、理解してもらえなかった」
このコンマイを使う際の注意点として、「コンマイ」という言葉が世に出たのは2000年前後の話です(ギターフリークスの発売がその頃です)。
よって、最近の若者は「コンマイ」とは聞いたことがあっても、由来までは知らないという人も多く、コンマイ自体、どんな意味なのかさえ分からない人も少なくありません。
その為、このコンマイは、ある程度ゲームに通じていて、コナミのゲームにも興味を示している人でないと通じないことも多いと覚えておきましょう。
コンマイは、コナミを揶揄して使う為の言葉だと考えておけば、間違いはありません。
できれば由来まで覚えておくと、意味が分からないという人に説明する時に便利です。