「ピヨる」とは?意味や使い方・「ピヨるカチューシャ」とは?・例文や類語まで詳しく解説!
この「ピヨる」は、ストリートファイターシリーズで有名になった、キャラクターのある状態を表現する為の言葉です。
目次
- 「ピヨる」とは?
- 「ピヨる」の表現の使い方
- 「ピヨるカチューシャ」とは?
- 「ピヨる」を使った例文と意味を解釈
- 「ピヨる」の類語や類義語・言い換え
「ピヨる」とは?
「ピヨる」は、操作しているキャラクターが一時的に完全に無防備な状態になってしまった時に使う言葉です。
この状態になると、一切操作を受け付けず、回復するまでは相手の成すがままにされてしまいます。
つまり、気を失っている状態だと考えると分かりやすいでしょう(かと言って、倒れているという訳でもありません)。
- 「ピヨる」の語源
「ピヨる」の語源
この言葉は、ストリートファイター2から発祥したと言われています。
同ゲームで相手の攻撃を連続して食らい続けると、この「ピヨる」と呼ばれる状態(「ピヨった」と表現されます)になってしまいます。
レバーやボタンの連打で早めに回復させることができますが、その前に攻撃されると、最初の一撃は必ず当たる為(攻撃されると、そこでこの状態から回復します)、そこからコンボ攻撃に繋げられてしまうことが少なくありません。
どうして「ピヨる」なのかと言えば、この状態になったキャラクターには、それが分かるように頭上にヒヨコが回るエフェクト表現が出る為です。
ヒヨコだけでなく、星やドクロマークのこともありますが、ヒヨコのイメージが強かったことから、「ピヨる」と呼ばれるようになりました。
「ピヨる」の表現の使い方
この「ピヨる」は、そうなってしまったことに対しては、先のように「ピヨった」と使います。
また、「この連続攻撃を決めると、恐らくピヨらせることができる」といったように、その状態に追い込める攻撃だと使ったり、「ここでピヨったら終わりだ」のような形でも使うことができる言葉です。
主に格闘ゲームで、キャラクターがストリートファイター2のような状態になることに使う言葉ですが、RPGで敵からの攻撃を受けて、麻痺してしまっている(自分のターンになっても操作できない)状態になった時にも使われることがあります。
「ピヨるカチューシャ」とは?
この「ピヨるカチューシャ」は、ストリートファイターシリーズでピヨった状態になっていることを表現する為の小道具(コスプレ用のアイテムとも言います)です。
カチューシャとは、主に女性が使用するファッションアイテムで、ヘッドホンを掛けているように頭部にアーチ状に装着します。
この上に三本スプリング状になった棒が付いて、各先にはヒヨコが居るという、付けるとゲームの中でピヨっている様子が表現できる面白いアイテムとなっています。
尚、このアイテムはノーツという会社から発売されていますが、カプコン(ストリートファイターシリーズの開発会社)のきちんとした商標付きの公式アイテムです。
「ピヨる」を使った例文と意味を解釈
「ピヨる」を使った例文と、その意味の解釈です。
RPGで使っている例も挙げていきます。
- 「ピヨる」を使った例文1
- 「ピヨる」を使った例文2
「ピヨる」を使った例文1
「あそこでピヨらなければ、逆転があったかも知れない」
格闘ゲームで、勝負が大詰めのところでピヨってしまった為、それが原因で負けてしまったと使っている例です。
ピヨってしまうと、最初の一撃は必ず食らうことになるので、そこからのコンボ攻撃で大逆転というケースも珍しくありません。
「ピヨる」を使った例文2
「ピヨらせる効果のある魔法は何かない?」
RPGにおいて、相手を一時的に麻痺させられるような魔法はないかと言っています。
この「ピヨる」という言葉は、今や語源となった格闘ゲームを超えて幅広く使われているのが分かります。
「ピヨる」の類語や類義語・言い換え
「ピヨる」が有名過ぎる為、他の言葉でこの状態を表現することは少ないのですが、以下が使われることがあります。
- 「気絶する」【きぜつする】
「気絶する」【きぜつする】
本来、この「気絶する」は倒れている状態に対して使う為、立ったままの状態に使うのは違和感がありますが、「ピヨる」を遭えて言い換えるなら、この表現くらいなものです。
「ピヨる」は、今や色々なゲームで、操作(身動き)が一切できない状態に対して普通に使われている言葉です。
ゲーム好きの間では、リアルで用いることもあるほどで、一瞬ぽーっとしていたと言いたい時に、「一瞬ピヨってたわ」などと使うことがあります。