「進取の気性」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
進取の気性という表現を聞いたことがあるでしょうか。
新しい物事を取り入れていくためには非常に重要な姿勢になります。
それならば、進取の気性という言葉にはどのような意味があるのでしょうか。
ここでは進取の気性という言葉について紹介します。
目次
- 「進取の気性」の意味とは?
- 「進取の気性」を分解して解釈
- 「進取の気性」の英語と解釈
- 「進取の気性」を使った例文と意味を解釈
- 「進取の気性」の類語や類義語・言い換え
「進取の気性」の意味とは?
進取の気性という言葉には従来の習わしにとらわれず、積極的に新しい物事に取り組んでいこうとする気質や性格を指しています。
進取という言葉には自ら進んで物事に取り組むという意味があり、進取の気性という言葉には今までの慣例などにとらわれず、新しい物事を導入していこう、新しい物事に挑戦していこう、という姿勢を表す意味があります。
- 「進取の気性」の読み方
「進取の気性」の読み方
進取の気性という言葉は「しんしゅのきしょう」と読みます。
この言葉は知らない人も多いかもしれません。
しっかりと読めるようにしておきましょう。
「進取の気性」を分解して解釈
ここでは進取の気性という言葉を分解して紹介します。
- 「進取」
- 「気性」
「進取」
進取という言葉には自分から進んで物事をする、進んで物事に取り組む、という意味があります。
今までの慣例にこだわらず、新しいことをしようとする姿勢を指しており、現代にとっては非常に重要な姿勢だと言えるでしょう。
近年はグローバル化が進み、今までになかった事象が一般的になりつつあります。
今までの慣例を尊重することも大切ですが、新しいやり方を取り入れる柔軟性も求められていると言えるでしょう。
「気性」
気性という言葉は生まれつきの性分、気立てや気質、という意味があります。
生まれつきの性質という意味であり、気性が激しい、などという言い回しを聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
「進取の気性」の英語と解釈
進取の気性という表現を英語にすると“high spirit”や“progressive spirit”と表現できます。
「彼は進取の気性を持っている」ということであれば“He has a progressive spirit.”と訳せます。
「進取の気性」を使った例文と意味を解釈
ここでは進取の気性という表現を使った例文を紹介します。
- 「進取の気性」を使った例文1
- 「進取の気性」を使った例文2
「進取の気性」を使った例文1
「今度の新しい上司は進取の気性を持っているから仕事がやりやすいよ」
ビジネスにおいては新しいことを取り入れる力も必要ですよね。
従来のやり方を尊重することも大切ですが、グローバル化が進んでいく今の時代においては新しいやり方を導入する勇気が求められています。
しかし、そのような中において上司が従来のやり方にこだわる場合、仕事がやりにくいと思う人もいるのではないでしょうか。
もちろん、常に新しいやり方を導入すれば良いというわけではありません。
しかし、時と場合に応じて新しい考え方を取り入れていくということを理解できる上司であれば、仕事がやりやすいということもあるのではないでしょうか。
「進取の気性」を使った例文2
「少子高齢化が進むため、ビジネスでは進取の気性が重要である」
少子高齢化が進み、例えば学校などにおいても子供を集めるための具体策が求められています。
今まで通りのやり方では子供がつまらないということになってしまい、閉校を余儀なくされる学校も増えています。
そのような中においては新しいやり方を取り入れる柔軟性が重要です。
「進取の気性」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介します。
- 「イニシアチブ」【いにしあちぶ】
- 「ポジティブな」【ぽじてぃぶな】
「イニシアチブ」【いにしあちぶ】
イニシアチブというのは率先すること、主導権、という意味があります。
物事を率先することを指しており、物事を率先するためには必要に応じて新しい考え方も取り入れていかなければいけません。
最近では横文字を使う機会も増えましたから、イニシアチブという言葉を知っている人も多いのではないでしょうか。
「ポジティブな」【ぽじてぃぶな】
ポジティブなという表現には前向きな、という意味があります。
例えば何かトラブルが起こった場合など、ポジティブなものの見方ができる人は前向きに物事を解決できる傾向にあります。
進取の気性は何か新しい計画を立てるときにぜひ身に付けておきたい姿勢の1つです。
従来の考え方を尊重する姿勢も大切ですが、臨機応変に新しい考え方を取り入れる柔軟性も忘れないでいたいものです。