「児戯に類する」とは?意味や類語!
「児戯に類する」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「児戯に類する」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「児戯に類する」とは?意味
- 「児戯に類する」の表現の使い方
- 「児戯に類する」を分解して解釈
- 「児戯に類する」を使った例文と意味を解釈
- 「児戯に類する」の類語や言い換え
「児戯に類する」とは?意味
「児戯に類する」とは、直訳すれば「幼稚と同じだ」となりますので子供のお遊びと同じだ、幼稚だという意味になります。
- 「児戯に類する」の読み方
「児戯に類する」の読み方
「児戯に類する」と書いて「じぎにるいする」と読みます。
「児戯」とは難しい字かもしれませんが覚えておくようにしましょう。
「児戯に類する」の表現の使い方
「児戯に類する」とは少々難しい表現かもしれません。
意味合いとしては幼稚と同じだということですから、幼稚であると思った時、こんなことはお遊びだという意味を持って使う言葉です。
いい意味合いで使うというよりは、悪い方で使うことの方が多いかもしれません。
例えば「この程度の仕事は彼にとっては児戯に類することだろうね」「自分は何もせずあれこれ勝手な意見を言うなんて、児戯に類することでいちいち構ってはいられない」という感じで使います。
くだらない、馬鹿馬鹿しいといった意味を込めることが多いのではないでしょうか。
「児戯に類する」を分解して解釈
「児戯に類する」という言葉は「児戯」と「類する」という二つの言葉からできています。
それではそれぞれの意味の確認をしておきましょう。
- 「児戯」
- 「類する」
「児戯」
「児戯」とはもともとの意味は子供の遊びとか、たわいない、幼稚といったことを言う言葉です。
「類する」
「類する」とは似ている、類似している、同じ程度であるといった意味を持つ言葉です。
「これに類することは、まだまだあるのです」という風に使います。
「児戯に類する」を使った例文と意味を解釈
「児戯に類する」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「児戯に類する」を使った例文1
- 「児戯に類する」を使った例文2
「児戯に類する」を使った例文1
「人から見れば、あなたの行動も児戯に類するものですよ」
「児戯に類する」とは幼稚と同じであるという意味ですから、人から見ればあなたも幼稚と思われていますよということを例文は伝えています。
「児戯に類する」を使った例文2
「児戯に類することではあるが、どうしても自慢したくなるのだ」
子供のようである、幼稚なことであるとわかってはいてもついしてしまうことがあります。
例文のように「児戯に類する」と思われることは承知だけど、自慢したいという気持ちがあるのです。
「児戯に類する」の類語や言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「児戯に類する」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「児戯に等しい」【じぎにひとしい】
- 「子供騙し」【こどもだまし】
- 「大したことではない」【たいしたことではない】
「児戯に等しい」【じぎにひとしい】
「児戯に類する」と同じ意味合いの言葉で「児戯に等しい」があります。
意味は、たわいものないこと、価値のないこととなります。
例えば「児戯に等しい批評」「児戯に等しい小説」という風に使いますが、なかなか辛辣な言い方でもあります。
「子供騙し」【こどもだまし】
「子供騙し」とはまるで子供を騙すかのように、単純で幼稚であること、相手を馬鹿にしたような内容、方法という意味です。
「子供騙しな内容だな」「そんな子供騙しにつられてどうする」といった風に使います。
「大したことではない」【たいしたことではない】
「児戯に類する」を簡単に言い換えるならば幼稚、価値もないということで「大したことではない」となります。
難しい言葉は簡単な言葉に言い換えてみますと、理解しやすくしっかり覚えることができます。
いかがでしたでしょうか。
「児戯に類する」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
幼稚なこと、たわいないことといった意味が「児戯」にはあります。
そのことを覚えておけば「児戯に類する」「児戯に等しい」といった言葉の意味も簡単に理解できるでしょう。