「コツコツと積み重ねる」とは？意味や類語！例文や表現の使い方

「コツコツと積み重ねる」とは?

「コツコツと積み重ねる」の概要について紹介します。

• 「コツコツと積み重ねる」の読み方
• 「コツコツと積み重ねる」の意味

「コツコツと積み重ねる」の読み方

「コツコツと積み重ねる」は「こつこつとつみかさねる」と読みます。

パソコンに頼り過ぎて「罪重ねる」と誤変換しない様に注意しましょう。

「コツコツと積み重ねる」の意味

「コツコツ積み重ねる」の意味は「仕事や勉強などを、怠けることなく継続すること」です。

小さなことや数分で済むことでも、毎日続けていると実力がついてきたり、レベルアップできる様になります。

ただ継続するのではなく、「積み重ねる」という表現があるので、得た経験や知識が身に付き、将来的に自分に有利に働くことを表しています。

「コツコツと積み重ねる」の表現の使い方

「コツコツと積み重ねる」の使い方を紹介します。

• 「努力をコツコツと積み重ねる」【どりょくをこつこつとつみかさねる】
• 「小さなことをコツコツと積み重ねる」【ちいさなことをこつこつとつみかさねる】

「努力をコツコツと積み重ねる」【どりょくをこつこつとつみかさねる】

「努力」とは目に見えないものですが、ある目的の為に一生懸命力を尽くすことです。

一生懸命とコツコツは矛盾している様に思えますが、努力における一生懸命とは怠けずに毎日行うこと、それに対する意気込みを表しているのでコツコツと同じ様な意味になります。

目的意識を持って怠けずに毎日継続していくことを「努力をコツコツと積み重ねる」と言うのです。

「小さなことをコツコツと積み重ねる」【ちいさなことをこつこつとつみかさねる】

ここで言う「小さなこと」とは、「小さな努力」「小さな成功体験」「小さな発見」など、日常生活を通してできるものごとを言います。

将来的にそれが役に立ったり、自分のやりたいことを見つけるきっかけになったりするのです。

「コツコツと積み重ねる」を分解して解釈

「コツコツと積み重ねる」を分解して解釈します。

• 「コツコツ」【こつこつ】
• 「積み重ねる」【つみかさねる】

「コツコツ」【こつこつ】

「コツコツ」の意味は2つあり、1つ目は「軽くて硬いものがぶつかる時の音」という意味で、「コツコツ」という擬音語です。

2つ目は「たゆまず精を出すこと」という意味で、軽いものが何度もぶつかって音を出す様子から「小さく続ける」という意味で使われる様になったのです。

「コツコツ」は「少しずつのこと」と勘違いし易いのですが、正しくは「継続的に」という意味であり、「少しずつ」という意味ではありません。

「コツコツと勉強をする」というのは「少しずつ勉強する」のではなく、「継続的に勉強をする」という意味なのです。

「積み重ねる」【つみかさねる】

「積み重ねる」は、「次々と上へ載せていくこと」「何度も繰り返して増やしていくこと」という2つの意味があり、実際にものを上乗せする時には前者の意味、努力や経験など目に見えないものを増やしていく時には後者の意味になります。

「コツコツと積み重ねる」を使った例文と意味を解釈

「コツコツと積み重ねる」を使った例文を紹介します。

• 「コツコツと積み重ねる」を使った例文1
• 「コツコツと積み重ねる」を使った例文2

「コツコツと積み重ねる」を使った例文1

「彼は努力をコツコツと積み重ねてとうとう支店長にまでなった」

目立たないところで勉強したり業務改善をするなどを繰り返して、時間をかけて支店長にまで出世した人を表しています。

「コツコツと積み重ねる」を使った例文2

「人からの信頼を得る為には努力をコツコツと積み重ねればならない」

人からの信頼は1日で得られるものではありません。

相手の立場になって親身に考えるなどを繰り返して、少しずつ信頼を得ていくものなのです。

「コツコツと積み重ねる」の類語や類義語・言い換え

「コツコツと積み重ねる」の類語を紹介します。

• 「地道に努力する」【じみちにどりょくする】
• 「根気よく続ける」【こんきよくつづける】
• 「塵も積もれば山となる」【ちりもつもればやまとなる】

「地道に努力する」【じみちにどりょくする】

「目立たないけれども着実に力を尽くしていくこと」という意味です。

「根気よく続ける」【こんきよくつづける】

「諦めずに粘り強く継続すること」という意味です。

「塵も積もれば山となる」【ちりもつもればやまとなる】

「塵の様に小さなものでも、沢山積もれば山の様に大きくなる」という意味です。