「暇を持て余す」とは?意味や類語!表現の使い方
「暇を持て余す」という言葉がありますが、この言葉を実際に耳にしたことがある人の結構多いのではないかと思います。
しかし、日常生活の中でもよく出て来る言葉なので、どのような意味があるのか改めて考える機会も少ないかもしれません。
そこでここでは、この「暇を持て余す」に焦点を当てて見て行くことにします。
目次
- 「暇を持て余す」とは?意味
- 「暇を持て余す」の表現の使い方
- 「暇を持て余す」を分解して解釈
- 「暇を持て余す」を使った例文と意味を解釈
- 「暇を持て余す」の類語や言い換え
「暇を持て余す」とは?意味
「暇を持て余す」とは、「時間はたっぷりあるものの、何をすべきが分からず、退屈な時を過ごしている」という意味を持っている表現です。
「暇を持て余す」の表現の使い方
「暇を持て余す」という表現を使う場面としては、仕事の合間で何もすることがない場合や、休日の時に楽しむ方法がなかったり、予定が埋まっていなくて、ダラダラと時間を過ごしてしまうような時に使われています。
「暇を持て余す」を分解して解釈
では、ここで「暇を持て余す」を「暇」と「持て余す」の2つの言葉に分解して、それぞれの意味を探っていきたいと思います。
- 「暇」
- 「持て余す」
「暇」
「暇」とは、一般的に「仕事の合間の忙しくない時間」のことを指していることが多いのですが、「何も予定や計画がなく、全くすることが何もない時間」ということが言えます。
「持て余す」
「持て余す」とは、「扱いに困る」、「手に負えない」という意味がある言葉ですが、このことから、「暇を持て余す」という言葉の意味を解釈してみると、「持て余す」が「扱いに困る」という意味が該当することになり、「暇で暇で仕方がない」という理解に結び付いて行きます。
「暇を持て余す」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「暇を持て余す」を使った例文を2つほど見てみることにします。
- 「暇を持て余す」を使った例文1
- 「暇を持て余す」を使った例文2
「暇を持て余す」を使った例文1
「今年のゴールデンウイークは非常に長い休みを取ることができたが、あまりにもすることがなくて暇を持て余していたのです」
せっかくの連休もあまりに長すぎたり、やることがないために、「暇を持て余す」ことになっていたようです。
しかし、このような時だからこそ、計画を立ててレジャーや旅行を楽しむこともいいでしょうし、逆にのんびりと過ごして疲れた身体を癒すこともいいのかもしれません。
「暇を持て余す」を使った例文2
「定年退職後に暇を持て余していた田中さんは、ボランティアの仕事をするようになってから、イキイキとしています」
現役時代はバタバタと忙しかった田中さんも、定年退職後は何もすることがなく、「暇を持て余していた」ようですが、ボランティアの仕事をするようになったからは、大変、充実した生活を送れるようになりました。
「暇を持て余す」の類語や言い換え
「暇を持て余す」に近い意味を持つ言葉としては、次のような類義語が挙げられます。
- 「手持ち無沙汰(てもちぶさた)」
- 「時間が有り余る」
- 「退屈な時間」
「手持ち無沙汰(てもちぶさた)」
「手持ち無沙汰」とは「何もすることがなくて、間が持たない」という意味がある表現ですが、手に何も持たなくでブラブラとしているように、「暇が多すぎて困っている」というになるでしょう。
このような人は何か趣味を見つけることで、楽しく充実した時間を送ることができるようになるでしょう。
「時間が有り余る」
「時間が有り余る」とは、「何も行事や予定がなくて、退屈な時間がてたくさんある」ということです。
「時間」は有限で誰でも24時間と平等なものなので、忙しい人からすると、「時間が有り余る」と感じている人を贅沢に思えるかもしれません。
「時間が有り余る」と思っている人は、自分の楽しみを見つけるようにしていただきたいものです。
「退屈な時間」
「退屈な時間」とは「変わらない状況が続くので心がすっきりとせずに、飽きてしまうこと」という意味があります。
「暇を持て余す」という状態は人にとっては、張り合いのない生活を送ることでもあります。
せっかく自由に使うことができる時間があるのですから、何か夢中に打ち込めるものを探すことがいいかもしれませんね。