ゲームにおける「リマスター」とは?意味!「リメイク版」「移植」との違い
近年、名作と呼ばれる作品を新しく作り直して再販されるものが多く、特にゲームでは数多くの再販が行われてきました。
しかし作り直された作品は「リマスター」「リメイク」「移植」など様々な表現が使われるため、何がどうなったかわかりにくくもあります。
今回はゲームにおける「リマスター」とそれに付随する言葉について紹介します。
目次
- ゲームにおける「リマスター」とは
- 「リメイク版」と「リマスター版」の違い
- 「移植」と「リマスター版」の違い
- 「リマスター」を使った例文と意味を解釈
- 「リマスター」の類語や類義語・言い換え
ゲームにおける「リマスター」とは
ゲームにおいて「リマスター」とはゲーム自体のストーリーや特徴などはそのままに、原版を作り直すこととしています。
具体的には画質や解像度などをより改善してきれいにした作品とされています。
「リマスター」が多く作られる背景には昔のゲーム機では画質・性能などが現在のゲーム機と大きく異なっています。
そのため原作に忠実にしつつより美しい映像を作り上げることとなります。
「リメイク版」と「リマスター版」の違い
「リマスター」作品は完成後「リマスター版」と呼ばれますが、それに関連して「リメイク版」の作品と混同してしまう人もいます。
しかしその意味はそれぞれ異なります。
「リメイク版」は原作に沿った内容・ストーリー等は同じですが、その中身を新しく作り替え・手直しした作品となります。
そのため追加のサブストーリーやイベント・アイテムなど原作にない要素が変化しています。
「移植」と「リマスター版」の違い
「リマスター版」に関連した言葉は他にも「移植」があります。
ゲームにおける「移植」とは元々特定のゲーム機器でしか楽しめなかったゲームを他の機種でも出来るようにすることです。
その過程で中身が変化することもあります。
「リマスター」を使った例文と意味を解釈
「リマスター」という言葉はゲームの話をする中で自然と使われる言葉です。
ゲーム通になるほどに聞く機会・使う機会も増えていき、知らない・使い方を間違えると恥をかくこともあります。
実際にどのように用いられるか紹介します。
- 「リマスター」を使った例文1
- 「リマスター」を使った例文2
「リマスター」を使った例文1
「あのゲームのリマスター版を買ったけど、すごい画面がきれいで見やすくなったよ。」
この場合、ゲームをプレイしての感想としています。
「リマスター版」を購入し、原作と比べて画質・解像度が改善しており、画面がきれいと感想を述べています。
「リマスター」を使った例文2
「僕は出来るだけゲームは原作を変えないでほしいんだ。だからリマスターゲームは良いけどリメイクされたものはあまり好きではない。」
ここでは僕とされる人物のゲームの好みについて話しています。
「リマスター」「リメイク」ともに原作を変化させますが、前者は画面・後者は内容を変えます。
そして好みとして画質は変えてもいいが中身は変えないでほしいと語っています。
「リマスター」の類語や類義語・言い換え
「リマスター」には様々な類語や言い換えた表現があります。
一見ゲームと関係ない言葉でも様々な形で関連していることも多く、どのような言葉があるか紹介していきます。
- 「リミックス」【りみっくす】
- 「改造」【かいぞう】
- 「マスタリング」【ますたりんぐ】
「リミックス」【りみっくす】
「リミックス」という言葉は音楽で使われることの多い言葉ですがその意味としては「リマスター」「リメイク」に類似しています。
「リミックス」は元々あるものをより良い状態に再編成し作り替えることとしています。
それは音質・音程・歌詞など様々であり、ゲーム中のサウンドトラックや挿入歌でも適応します。
「改造」【かいぞう】
「改造」とは元々あるものを作り替えることとなり、リメイクに近い意味となります。
しかしゲームにおける「改造」は原作をベースに個人で作り替えたりする場合もあり、プログラムさえ完成し、個人で楽しむのであれば制限はないため、自由度が高くなります。
「マスタリング」【ますたりんぐ】
「マスタリング」はゲームにおいて原盤を作る上での最終工程とされており、細かな微調整システムチェックなど様々な工程がほどこされます。
「マスタリング」は調整する中で何度も修正することもあり、その部分は「リマスター」と同義となります。
「リマスター」という言葉は近年のゲームにおいて非常によく使われる言葉です。
よりゲームを楽しむ上でも知っておくべき言葉の一つとなります。