「眷属」とは?意味や表現の使い方について解釈
ゲームの中で「眷属」というキャラが登場することがあります。
一体どの様な意味なのか詳しく紹介します。
目次
- 「眷属」とは?意味
- 「眷属」の表現の使い方
- 「眷属ぅ」とは?
- 「眷属」の仏教における意味
「眷属」とは?意味
「眷属」の概要について紹介します。
- 「眷属」の読み方
- 「一族や血縁関係がある者」の意味
- 「手下・従者」の意味
- 「眷属」の語源
「眷属」の読み方
「眷属」とは「けんぞく」と読みます。
難しい漢字なのですが、この漢字でないとカッコ良さが伝わらない為にこのまま使われます。
「一族や血縁関係がある者」の意味
身内で血がつながっている関係の者のことを言います。
一般的に血縁関係がある人に対しては「血族」「一族」という言葉が使われ、「眷属」は普通の人以上の能力を持った者を表すことが多くなります。
「手下・従者」の意味
主君となる人の下で家来の様に従う者のことを言います。
神の眷属を表す場合、その神を象徴したり使いとなる動物のことを表します。
稲荷神社の狐や猿、猪、鹿など、その神社で神聖なるものとして扱われている動物のことを「眷属」と言うのです。
「眷属」の語源
「眷属」の語源は、仏教の経典に記載されている「眷愛隷属(けんあいれいぞく)」という言葉からきています。
「眷愛隷属」とは、血縁関係のある親族のことで、お互いを大切にし合って可愛がり、付き従うことを意味します。
「眷属」の表現の使い方
「眷属」は、神道や仏教で使われる言葉ですので、日常会話ではあまり使われません。
人に対して使っても意味を理解して貰えないことが多くなります。
一般的に「眷属」が使われるのは小説やゲームのキャラクターに対してです。
主要なキャラに従う護衛の様なキャラに対して「眷属」と使います。
「眷属ぅ」とは?
「眷属ぅ」とは、「神撃のバハムート」「グランブルーファンタジー」などのゲームに登場する吸血鬼の少女「ヴァンピィ」のセリフからきています。
ヴァンピィとは、長期間天空城に幽閉されていて記憶操作されているという設定のキャラです。
吸血鬼ですので人の血を食料にしていて、じっくりと噛まれた人間のことを「眷属ぅ」と呼ぶことからネットユーザーの間で使われる様になりました。
「眷属」の仏教における意味
「眷属」は仏教において、聖なる人の従者のことを言います。
本来はお釈迦様の従者のことを言うのですが、仏様が多く誕生するとそれぞれに「眷属」が発生する様になりました。
「薬師如来には十二神将」「不動明王には八大童子」「千手観音には二十八部衆」などがあります。
「眷属」とは「血縁関係のある一族の者」「手下・従者」という2つの意味があります。
宗教やゲームの話題が出た時に使ってみましょう。