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「節度をわきまえる」とは?意味や使い方!例文や解釈

「節度をわきまえる」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。

ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。

では一緒に「節度をわきまえる」という言葉の理解を深めていきましょう。

節度をわきまえる

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「節度をわきまえる」とは?意味や使い方!例文や解釈>


目次

  • 「節度をわきまえる」とは?
  • 「節度をわきまえる」の表現の使い方
  • 「節度をわきまえる」の類語や類似表現や似た言葉
  • 「節度をわきまえる」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「節度をわきまえる」の反対語
  • 「節度をわきまえる」の英語と解釈


「節度をわきまえる」とは?

「節度をわきまえる」とは?

「節度をわきまえる」とはちょうどいい程度を知っている、自分なりにコントロールするといった意味です。

度を越さないこと、常識的な範囲内にとどめるといった感じで使うことが多い言葉です。

  • 「節度をわきまえる」の語源や由来
  • 「節度をわきまえる」の読み方

「節度をわきまえる」の語源や由来

「節度をわきまえる」「節度」とは、口で言うこと、実際の行動などが度を越さず適度であるという意味で簡単に言えば「ちょうどいい」という程度です。

また「わきまえる」とは漢字を当てるならば「弁える」となります。

意味は物事の区別、善悪の区別をする、人としての道理をわかっているということです。

また、古い言葉の意味としてはつぐなうこと、弁償すること、調達するといったものもあります。

今昔物語などに使われていますので「わきまえる」は古くから日本で使われていた言葉ということがわかります。

「節度をわきまえる」の読み方

「節度をわきまえる」と書いて「せつどをわきまえる」と読みます。



「節度をわきまえる」の表現の使い方

「節度をわきまえる」の表現の使い方

「節度をわきまえる」とは自分のことを言う場合はもちろんですが、相手にも使える言葉です。

発言、行動などが度を越さず、適度であることをわかっているという意味ですから、例えば「さすがにこの年になると、節度をわきまえることぐらいできる」「節度をわきまえた振舞い」といった使い方をします。

また「節度をわきまえる」ことができていない、非常識、無礼な人には「いい加減に節度をわきまえることを覚えろ」「節度をわきまえないか!」などと注意する時にも使ったりします。

「節度をわきまえる」の類語や類似表現や似た言葉

「節度をわきまえる」の類語や類似表現や似た言葉

言葉の意味が理解できましたところで、「節度をわきまえる」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。

こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。

  • 「身の程を知る」【みのほどをしる】
  • 「分別をつける」【ぶんべつをつける】
  • 「程々にする」【ほどほどにする】

「身の程を知る」【みのほどをしる】

「身の程」とは自分の能力、地位などの程度のことで、身分、立場、分際といった意味になります。

ちなみにそれらをわきまえずに行動するような人は「身の程知らず」と悪口を言われるのです。

自分の「身の程を知る」ということはとても大切なことです。

「分別をつける」【ぶんべつをつける】

「分別をつける」とは物事の道理を判断すること、わきまえることができる、するということです。

「いい大人なのだから分別をつけることぐらいできるでしょう」と言ったりします。

「程々にする」【ほどほどにする】

「節度をわきまえる」をごく簡単な言葉に言い換えるならば「程々にする」という言葉でしょうか。

言葉、行動が度を越さず、適度であるということは「程々」という言葉で言い換えることができます。

「お酒は程々にする」「深入りは禁物、何でも程々にするのが一番だよ」といったように日常的な会話で「程々にする」はよく出てくる言葉でもあります。

「節度をわきまえる」が難しいならば「程々にする」で覚えておくといいでしょう。



「節度をわきまえる」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「節度をわきまえる」を使った例文や短文など(意味を解釈)

それでは「節度をわきまえる」を使った例文をいくつか紹介しましょう。

意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。

  • 「節度をわきまえる」を使った例文1
  • 「節度をわきまえる」を使った例文2

「節度をわきまえる」を使った例文1

「あの人は、節度をわきまえることもできないのか」

発言、行動が度を越している人は、非常識に映ります。

若い時であれば「若気の至り」という言葉もありますように、節度がなくても多少は許されるのですが、社会人になって、いい大人と言われる年齢になれば「節度がない」と言われますので気をつけねばなりません。

「節度をわきまえる」を使った例文2

「節度をわきまえた振舞いで、好感度アップにつなげた」

自分の身の程を知り、謙虚に振舞うことができる人は賢い人なのです。

出過ぎたことをせず、ちょうど良い程度がわかっていれば、人から不愉快に思われることは少ないですし、好感を持ってもらえることが多くなるでしょう。

「節度をわきまえる」の反対語

「節度をわきまえる」の反対語

「節度をわきまえる」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。

明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。

  • 「節度がない」【せつどがない】
  • 「見境がない」【みさかいがない】

「節度がない」【せつどがない】

「節度をわきまえる」の反対語は「節度がない」という言葉で表します。

「節度がない」とはある物事を行うにあたり方法、言動といったものが不適切であることを言います。

「見境がない」【みさかいがない】

「見境がない」とは物事を見分けることができない、分別がないといった意味で使われますので、褒め言葉にはなりません。

「見境がないからこんな羽目になる」「あの人は素面でも見境がない人だから」といったように悪い意味合いで使われる言葉です。

「節度をわきまえる」ことができない人という意味です。

ようするに常識的な判断ができない、我慢ができないということです。

「節度をわきまえる」の英語と解釈

「節度をわきまえる」の英語と解釈

「節度をわきまえる」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。

「節度」は英語では“moderation”という単語で言い表します。

例文は“Know moderation”(節度をわきまえる)となります。

icon まとめ

いかがでしたでしょうか。

「節度をわきまえる」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。

人付き合いにおいても「節度をわきまえる」ことができていれば相手を傷つけたり、悪感情を持たれることも少ないでしょう。

言行が度を越さないこと、物事の善悪、道理に正しい区別、判断ができていることを「節度をわきまえる」と言いますが、そのような人になれるように努力していきたいものです。

また「節度」という言葉を理解すれば「節度がない」「節度ある振舞い」といった言葉の意味も簡単にわかるかと思います。

しっかり覚えておくようにしましょう。