「思いを汲み取る」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
皆さんは「思いを汲み取る」という表現を聞いたことがあるかと思います。
しかし、日常の会話の中でも、さりげなく使われていることもあり、改めて言葉の意味を調べる機会が少ないかもしれません。
そこで今回は、この「思いを汲み取る」について、見ていくことにします。
目次
- 「思いを汲み取る」とは?
- 「思いを汲み取る」の表現の使い方
- 「思いを汲み取る」の英語と解釈
- 「思いを汲み取る」を使った例文と意味を解釈
- 「思いを汲み取る」の類語や類義語・言い換え
「思いを汲み取る」とは?
「思いを汲み取る」とは、「他人の考えや思いをよく理解したり推し計る」という意味があります。
普段の会話の中でも、相手の立場になって考えてみることで、その人の気持ちが見えて来ることがあります。
- 「思いを汲み取る」の読み方
「思いを汲み取る」の読み方
「思いを汲み取る」は「おもいをくみとる」という読み方をします。
「思いを汲み取る」の表現の使い方
「思いを汲み取る」を使うケースとしては、打ち合わせや会議の中、あるいは商談時などのコミュニケーションが図られている時に、中々自分の意見を言えない人の立場に立って、相手の思いを計ることで使われています。
「思いを汲み取る」の英語と解釈
「思いを汲み取る」を英語で表現すると、“understand one's feeling”という言葉で訳すことができます。
「思いを汲み取る」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「思いを汲み取る」を使った例文を見ていくことにしますので、活用の場面をイメージしてみてください。
- 「思いを汲み取る」を使った例文1
- 「思いを汲み取る」を使った例文2
「思いを汲み取る」を使った例文1
「ミーティングの中で、中々、意見を言えなかった新入社員の思いを汲み取り、こちらから声をかけるように心がけている」
ミーティングの中では、このように積極的に意見を言えない人がいますが、こちらから質問して、意見を引き出す手法があります。
そうすると、その人から建設的な意見が出てきて、討論が活発になることもあります。
「思いを汲み取る」を使った例文2
「日常生活の中でスムーズなコミュニケーションを図るためには、相手の思いを汲み取ることも大切なことです」
相手の「思いを汲み取る」ことは、お互いに関心を持つことでもあり、信頼関係する構築できることでもあります。
コミュニケーションは、自分の意見を主張するだけでなく、相手の価値観や思考を尊重してお互いの理解を深めることと言えるでしょう。
「思いを汲み取る」の類語や類義語・言い換え
「思いを汲み取る」の類義語としては、次のような言葉が挙げられます。
- 「声を吸い上げる」
- 「気遣いをする」
- 「意見を取り込む」
「声を吸い上げる」
「声を吸い上げる」という表現がありますが、「思いを汲み取る」に近い意味があり、「他の人の意見を取り上げて参考にすること」を指しています。
「気遣いをする」
「気遣いをする」とは、「上手く行くように、もしくは失敗することのないように気を遣う」という意味になりますが、その他に「悪いことが起こるのではないかと心配すること」という意味でも用いられることがあります。
「意見を取り込む」
「意見を取り込む」という言い回しもできますが、「相手の意見や考えを取って中に取り入れること」や「他人の意見や考えを取り込んで、自分の物にする」、「自分の側に引き入れる」という意味で使われています。
このことは、会議の中で反対勢力の意見を取り込むことで、妥協点を見出すような場面で使われることがあります。
「思いを汲み取る」という言葉を聞くと、「相手に配慮する」という印象を覚えることがあります。
しかし、それは相手の立場になって、その人の思いを読み解くということでもありますが、少数意見を取り込むことで、自分の立場を有利にするようなテクニック的な手法として、使われることもあります。
このような行動は、ビジネスの世界だけでなく、政治の世界でもよく見られることです。