「尽きる」とは?意味や使い方!例文や解釈
「尽きる」という言葉は日常会話などでもわりと頻繁に使う機会が多いのではないでしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「尽きる」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「尽きる」とは?
- 「尽きる」の表現の使い方
- 「尽きる」の類語や類似表現や似た言葉
- 「尽きる」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「尽きる」の反対語
- 「尽きる」の英語と解釈
「尽きる」とは?
「尽きる」とは沢山の種類がある言葉です。
次第に減っていき、すべてなくなる、終わる、果てる、また限度に達して他には何も残らないといったことにも使います。
どの意味合いの「尽きる」なのかは会話の流れ、文章の前後などから判断するようにしましょう。
- 「尽きる」の語源や由来
- 「尽きる」の読み方
「尽きる」の語源や由来
「尽きる」という言葉に対して似た言葉に「尽くす」があります。
こちらの意味としては、なくなるようにする、すべてを使い切る。
終わらせる、できる限りのことをしてこれ以上はないという状態にすることといった意味です。
「尽きる」と違って「尽くす」は自分側の意思で行動するといったニュアンスになることがわかるかと思います。
「尽きる」という言葉は源氏物語の中にも使われていますし、非常に古くからある言葉です。
「尽きる」の読み方
「尽きる」と書いて「つきる」と読みます。
「尽きる」の表現の使い方
「尽きる」という言葉ですが、次第に減っていって、まったくなくなるといった意味があります。
よく使われる言い回しとしては「体力が尽きる」「力尽きる」などがあり、日常的な会話においても「尽きる」はよく使う言葉ではないでしょうか。
また終わる、果てるといった意味もあり「さすがにこれだけ長時間しゃべていれば、話が尽きる」「ここで道は尽きるようだ」といった言い方もします。
それ以外には、他には何も残らない、極まるといった意味合いでも使います。
「アイスクリームはバニラ系に尽きるわ」「ラッキーだったという一語に尽きるね」「美味しいチーズケーキと言えばこの店のに尽きる」などと言います。
「尽きる」という言葉は、どの使い方もよく使われていますので意味合いを理解しておきましょう。
「尽きる」の類語や類似表現や似た言葉
言葉の意味が理解できましたところで、「尽きる」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「枯渇する」【こかつする】
- 「途絶える」【とだえる】
- 「きわまる」【きわまる】
「枯渇する」【こかつする】
「枯渇する」とは、水などが枯れてなくなること、物がなくなること、尽きることといった意味があります。
例えば「用意してあったお金が枯渇するのも時間の問題だ」「素晴らしい才能が枯渇する」といった使い方をします。
「途絶える」【とだえる】
「途絶える」とはこれまで続いてきた物事が、途中で切れて、後が続かなくなることを言います。
「彼女からの連絡が途絶える」「いつの間にか会員が減ってしまって、この会が途絶えるのも時間の問題ね」などと使います。
「きわまる」【きわまる】
「きわまる」とは「極まる」とも漢字で書きますが、意味は極限に達する、限度に行きつく、終わる、尽きる、結論が出るなど、様々な意味合いを持っている言葉です。
「感きわまる」「進退、ここにきわまる」という風に使います。
「尽きる」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「尽きる」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「尽きる」を使った例文1
- 「尽きる」を使った例文2
「尽きる」を使った例文1
「何事も限度がある、いくら優しい彼女であっても、愛想が尽きるだろう」
「尽きる」でよく使う言い回しと言えば「愛想が尽きる」ではないでしょうか。
何事にも限度がありますので、愛していても我慢できなくなり、愛情も枯れる状態になることもあります。
そのような時に「あんたには愛想が尽きたよ」「さすがに、愛想が尽きる」などと言います。
ここまで言われると、関係性の修復は難しいことがほとんどですので実際には「愛想が尽きる」とは、人から言われたくない言葉です。
「尽きる」を使った例文2
「買い物に行くのをさぼっていた、5日目ともなるとさすがに食材が尽きてきた」
「尽きる」は、あったものがだんだんなくなってしまったといった意味合いで使います。
「食料が尽きる」「お金が尽きる」「体力が尽きる」といったように使います。
「尽きる」の反対語
「尽きる」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「尽きない」
- 「続く」
- 「ある」
「尽きない」
「尽きる」の反対語ですから、「尽きない」が当てはまります。
例えば「愛想が尽きないうちは、周りが何を言っても駄目だろう」「食料が尽きないうちは、城からは出てこないはずだ」などと使います。
「続く」
「尽きる」とは終わる、はてるといった意味ですから、反対語としては「続く」という言葉も当てはまります。
「話が尽きる」の反対の意味は「話が続く」となります。
「ある」
「尽きる」は、何かがなくなることといった意味ですから反対語は「ある」も当てはまるでしょう。
「食料が尽きる」の反対語は「食料がある」となります。
「尽きる」の英語と解釈
「尽きる」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では「無くなる」という意味合いならば“run out”となります。
「使い尽くされる」という意味合いは“be used up”、「資源」「体力」が「尽きる」場合は“be exhausted”です。
また単純に「終わる」という意味合いの「尽きる」であれば“end”でもいいでしょう。
例文は“We have run out of food.”(私たちの食べ物が尽きた)、“My strength is exhausted.”(力が尽きた)という風に表します。
どの意味合いの「尽きる」なのかで単語を選ぶようにしましょう。
いかがでしたでしょうか。
「尽きる」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
「尽きる」には次第に減って、まったくなくなる、終わる、果てる、限度にまで達して、他には何も残らないなど意味合いが沢山ある言葉ということがおわかりいただけたことでしょう。
会話の中でもよく使われる言葉ですが、どの「尽きる」の意味なのかをしっかり理解して使うようにしましょう。