「没入感」とは?意味や使い方!例文や解釈
「没入感」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「没入感」という言葉を使った例文や、「没入感」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「没入感」とは?
- 「没入感」の使い方
- 「没入感」の類語や類似表現や似た言葉
- 「没入感」を使った例文や短文など
「没入感」とは?
「没入感」という言葉を知っているでしょうか。
最近、「没入感を感じる映画を見た」という経験がある人もいるでしょう。
一方で、「没入感」という言葉をまるで知らないという人もいるかもしれません。
そこで「没入感」という言葉の意味を紹介します。
- 「没入感」の読み方
- 「没入感」の意味
「没入感」の読み方
「没入感」は「ぼつにゅうかん」と読みます。
「没入」は「ぼつにゅう」、「感」は「かん」と読みます。
「ぼついり」などと読み間違えないように気を付けましょう。
これを機会に、「没入感」は、「ぼつにゅうかん」と読みましょう。
「没入感」の意味
「没入感」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「没入」には、「すっかり心を打ちこむこと」「熱中すること」という意味があります。
そのため、「没入感」には、「すっかり心を打ちこめていると感じること」「熱中できていると感じること」という意味があります。
例えば、映画に「没入感」を感じる場合は、映画の世界にすっかり心が打ちこめている、熱中できている感覚を味わえるという意味があります。
映画の世界に入り込み、その他のことが、まるで気にならないような感覚を得られる時、「没入感」を得られます。
このように「没入感」には、「すっかり心を打ちこめる感じ」「熱中できる感じ」、「その世界にはまりこめている感覚」などという意味があります。
「没入感」の使い方
続いて「没入感」という言葉の使い方を紹介します。
「没入感」という言葉を使う時は、音楽や映画、ゲームなどを楽しんでいる時に使われるケースが多くなっています。
そもそも音楽や映画、ゲームを制作する際に、その世界に入り込めるような感覚を大切にして制作されている作品が少なくないためです。
例えば3Dメガネを掛けて、映画を見る映画や、風や振動、香りなどの感覚をプラスした4D映画などは、いかに映画の中の世界に入り込めるかという「没入感」を大切にして作られています。
このように「没入感」という言葉は、音楽や映画、ゲームの世界に入り込めている時に使ってみましょう。
「没入感」の類語や類似表現や似た言葉
次に「没入感」の類語や類似表現を紹介します。
「没入感」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「一体感」【いったいかん】
- 「一体化」【いったいか】
- 「リアリティを感じる」【りありてぃをかんじる】
- 「感情移入する」【かんじょういにゅうする】
「一体感」【いったいかん】
「一体感」には、「一つにまとまったと感じること」「グループやその場にいる人の気持ちがまとまる様子」という意味があります。
例えば「現場の一体感が高まる」という時、その場所にいるすべての人が、一つにまとまった感じがします。
「一体化」【いったいか】
「一体化」には、「別々のものが一つになること」という意味があります。
例えば「映画の登場人物と一体化する」という場合は、まるで自分が映画の登場人物と一つになったような感じがするという意味になります。
「没入感」を得た後で感じるような、特別な感覚かもしれません。
「リアリティを感じる」【りありてぃをかんじる】
「リアリティを感じる」という言葉もあります。
「リアリティ」には、「現実感」「真実性」という意味があります。
「リアリティを感じる作品」という言葉には、「現実に起こっているかのように感じられる作品」という意味になります。
作品の世界観の細部に「リアリティを感じる」作品ほど、「没入感」を得やすいのではないでしょうか。
「感情移入する」【かんじょういにゅうする】
「感情移入する」には、「他の人の言葉や表情などを見て、同じ感情や言動を追体験する」という意味があります。
例えば、ゲームの中の主人公が走った時、自分も走っているような感覚を追体験し、登場人物が悲しくなったら、自分も悲しくなるような錯覚に陥ることを言います。
映画や小説、ゲームなどで良くできた作品は、登場人物に「感情移入」がしやすいように作られています。
「没入感」を使った例文や短文など
続いて「没入感」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「没入感」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「没入感」を使った例文1
- 「没入感」を使った例文2
「没入感」を使った例文1
「バーチャルリアリティの技術が進み、より『没入感』を得られるゲームが増えてきた」
この例文のように、バーチャルリアリティの技術の進化を感じている人は多いかもしれません。
3D映画や4D映画が導入されて以降、自宅でもバーチャルリアリティの世界を楽しめるようなVR機器が発達しています。
VRゴーグルなどを使用すると、家の中にいながらにして、映画やゲームの世界に強い「没入感」を味わえるようになります。
広い場所も必要なく、ゴーグルを掛けただけで別世界に入り込めるため、今後も「没入感」を楽しみためのソフトがたくさん作られていくでしょう。
「没入感」を使った例文2
「この作品は『没入感』が強く、しばらく現実の世界に戻ってこられない」
人によって、作品の世界に入り込みやすい人がいます。
もともと想像力が豊かな人は、VR機器がなくても、その作品の世界に浸れます。
例えば、まったく架空の世界を描いているSF小説などを読んでいるうちに、その架空の世界の住人になったような気持ちになれる人がいます。
さらに、例文のように、その世界の住人になった気持ちが強すぎて、現実の世界に戻りにくい人もいます。
例えば、小説を読みながら会社に通勤した時、会社に着いてすぐは、小説の世界から抜け出せず、仕事にならない人もいるかもしれません。
「没入感」を強く得られる人、また強い「没入感」を得られる優れた作品は、このような「自分は誰だか分からなくなる」ような錯覚に陥れる楽しみがあるでしょう。
「没入感」という言葉について見てきました。
みなさんの中に、VRゴーグルを持っている人がいたり、4D映画などを日常的に楽しむ人がいたら、「没入感」という言葉の意味を理解しやすいかもしれません。
非日常的な感覚を味わえる、楽しい経験を得た時、「没入感」を感じているかもしれません。