「一体化」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「一体化」は、そのようになっている(もしくはそうなる)ことの表現として使われます。
目次
- 「一体化」の意味とは?
- 「一体化」の表現の使い方
- 「一体化」を使った例文と意味を解釈
- 「一体化」の類語や類義語
「一体化」の意味とは?
一体化とは、2つ以上の物や関係が一緒になっていることを指して使います。
物理的な物が見た目に合体している(実質的にその状態と同じ)、または関係が蜜になっていることに対して使われる言葉です。
「この部品は本体と一体化しているから外すことができない」といった使い方の場合は前者の解釈になり、後者の方は「保険医療機関と保険薬局の一体化はあってはならないとされている」のような使い方になります。
- 「一体化」の読み方
「一体化」の読み方
「一体化」の読み方は、「いったいか」になります。
「一体」になることをそのまま表現している言葉で、先のように物理的な物同士だけでなく、関係などの目には見えない対象にも使うことができます。
ただし、それが(それで)いいのかはどうかまでは言及していない言葉なので、上で例として挙げた保険医療機関と保険薬局の関係のように、この「一体化」が望まれてはいないという使い方をされることも多い言葉です。
「一体化」の表現の使い方
「一体化」の表現の使い方を紹介します。
「一体化」は、単に「一緒になっている」ことの表現の為、その良し悪しは別として、そう見える、そう感じるという場合に使ってください。
また、必ずしもそのどちらか(良いか悪いか)でないといけないということもなく、そう見えるだけという意味で用いても構いません。
「一体化」を使った例文と意味を解釈
「一体化」を使った例文と、その意味の解釈です。
その良し悪しによっては、これを行うべきではないことも多いです。
- 「一体化」を使った例文1
- 「一体化」を使った例文2
「一体化」を使った例文1
「あの会社と経営を一体化しても、それほどメリットがあるとは思えない」
経営面でその会社と統合したとしても、あまりいい面はないだろうと言っています。
この使い方での「一体化」は、それを行う前に充分な検討が必要だと言えるでしょう。
「一体化」を使った例文2
「この車は、エンジンとターボユニットが一体化している」
自動車のターボエンジンには、このようにエンジンとターボユニットが最初から一体化しているものと、ターボユニットを後付けしたものがあります。
前者はインターターボと呼ばれ、ターボありきのエンジン設計(それがないとまともな力を発揮できない)になっているものがほとんどです。
「一体化」の類語や類義語
「一体化」の類語や類義語を紹介します。
近い意味の言葉ですが、こちらは物理的な対象にはあまり用いません。
- 「一元化」【いちげんか】
「一元化」【いちげんか】
何かの組織同士、関係などを1つにすることで、「この震災への対応には、政府と市町村の一元化した対応が求められる」などという使い方になります。
この場合、政府と市町村が1つになって(一緒に)対応する必要があると解釈できます。
「一体化」を関係という意味で使う場合には、本当にそれが必要なのかよく考えないといけません。
既にそうなっているというケースでも、特にその必要がない(そうでなくても構わない)、またはそれによって悪いことになっているという場合もあるからです。