「紙面を割く」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「紙面を割く」は、新聞や雑誌などに何かを掲載する際に使われる表現の1つです。
目次
- 「紙面を割く」とは?
- 「紙面を割く」の表現の使い方
- 「紙面を割く」の英語と解釈
- 「紙面を割く」を使った例文と意味を解釈
- 「紙面を割く」の類語や類義語・言い換え
「紙面を割く」とは?
「紙面を割く」とは、その為に新聞や雑誌などの掲載先の一部を空けるという意味です。
「この記事の為に紙面を割く」などという使い方になり、緊急に載せるべき内容を対象に使われることが多い表現です。
「あの選手の詳しい紹介の為に、急遽紙面を割くことになった」のような使い方がそれで、悪い意味は何もなく、単に掲載先をその為に空けるという時に使います。
- 「紙面を割く」の読み方
「紙面を割く」の読み方
「紙面を割く」は、「しめんをさく」と読んでください。
「紙面」と付いているように、紙媒体に対してのみ用いる言葉で、ネットのニュースサイトに記事を載せるような時には使えない表現です。
「割く」と使っていますが、先のように悪い意味は全くなく、無理に行うというニュアンスも含んでいません。
「紙面を割く」の表現の使い方
紙面を割くは、最初から決まっている内容として、「その記事である程度紙面を割く予定だ」くといった使い方から、「これを載せる為に急遽紙面を割いた」という使い方もできる言葉です。
その分の場所を空けることという意味ですが、「確保する」ことだと解釈すると、何の他意もなく、それだけの言葉だという点がより理解できるでしょう。
「紙面を割く」の英語と解釈
「紙面を割く」は、英語にも“devote space to”という同じ意味の表現があります。
“to”の後ろにその為に紙面を割いた対象が入り、“devote space to that news”とすると、「あのニュースに紙面を割く」となり、少し形を変えて“space devoted to 〜”と使うと、「〜に紙面を割いた」と表現できます。
「紙面を割く」を使った例文と意味を解釈
「紙面を割く」を使った例文と、その意味の解釈です。
難しい意味のある言葉ではないので、どちらも解釈は簡単です。
- 「紙面を割く」を使った例文1
- 「紙面を割く」を使った例文2
「紙面を割く」を使った例文1
「このニュースにこれだけ紙面を割くとは思わなかった」
もっと小さく掲載できると考えていたところ、思ったより場所を使うことになったと言っています。
このような使い方の場合にも、決して悪い意味はありません。
「紙面を割く」を使った例文2
「これほど紙面を割く広告を載せた割には、反響は今ひとつだったようだ」
新聞や雑誌などに広告を出すと、もちろんその為の費用が掛かります。
大きく掲載するその費用も高くなるので、それだけ費用を掛けたのに、今ひとつの反響だったとがっかりしている様子です。
「紙面を割く」の類語や類義語・言い換え
「紙面を割く」を言い換える場合に使う言葉や表現です。
これらもよく使われています。
- 「スペースを空ける」【すぺーすをあける】
- 「ページを割く」【ぺーじをさく】
「スペースを空ける」【すぺーすをあける】
頭に「紙面に」と付けて使うと、同じ意味になります。
「確保する」としてもいいでしょう。
「あの記事の為に紙面を割いた」は、「〜の為にスペースを空けた(確保した)」と言い換えることができます。
尚、この表現にすると、ネットのニュースサイトなどにも使うことができます。
「ページを割く」【ぺーじをさく】
雑誌などの書籍が対象の場合に限り、この形が使えます。
また、インターネットのページという意味でも使える表現なので、ネットサイトに対して使っても構いませんが、これはたまたま「ホームページ」の「ページ」に引っ掛かった為で、最初からそのような意味がある訳ではありません。
「紙面を割く」は、紙媒体にその(掲載の)為の場所を空ける(確保する)という意味で使います。
それ以外の意味は何もなく、暗に含まれるニュアンスも特に何もありません。