「命運を分ける」とは?意味や使い方!例文や解釈
「命運を分ける」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「命運を分ける」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「命運を分ける」とは?
- 「命運を分ける」の表現の使い方
- 「命運を分ける」の類語や類似表現や似た言葉
- 「命運を分ける」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「命運を分ける」の反対語
- 「命運を分ける」の英語と解釈
「命運を分ける」とは?
「命運を分ける」とは運命の分かれ道、勝負の分かれ目、勝ち負けがはっきるするといった意味になります。
- 「命運を分ける」の語源や由来
- 「命運を分ける」の読み方
「命運を分ける」の語源や由来
「命運を分ける」の「命運」とは何か説明しましょう。
「命運」とはそのこと、そのものの存続に関わる重大な運命といった意味になります。
似たような意味合いの言葉では「宿命」「天命」といったものがあります。
「命運が尽きる」「国家の命運がかかっている」といったように使いますが、ちょっとしたことではなく、大事なこと、重大なことに対して使う言葉です。
「命運を分ける」の読み方
「命運を分ける」と書いて「めいうんをわける」と読みます。
「命運を分ける」の表現の使い方
「命運を分ける」とは重大なことに関する運命の分かれ道といった時に使われます。
会社の存続、大事な試合、戦いといったことだけでなく、個人的なことでも大きなお金を動かすこと、その後の人生が大きく変わることといった時にも「命運を分ける」は使いますが、あまり軽々しく使うイメージはありませんので使い方には注意も必要でしょう。
「何が二人の命運を分けることになったのだろうか」「この行動をするかしないかで、それぞれの会社の命運を分けることになるでしょうね」といったように使います。
「命運を分ける」の類語や類似表現や似た言葉
言葉の意味が理解できましたところで、「命運を分ける」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「勝敗を左右する」【しょうはいをさゆうする】
- 「明暗を分ける」【めいあんをわける】
- 「生きるか死ぬか」【いきるかしぬか】
「勝敗を左右する」【しょうはいをさゆうする】
「命運を分ける」とは勝ち負け、試合などにも使われる言葉です。
ですから「勝敗を左右する」という言葉に言い換えることができます。
「このプレーが命運を分けることになった」を「このプレーが勝敗を左右することになった」と言っても意味合いは同じです。
「明暗を分ける」【めいあんをわける】
「明暗を分ける」とは勝ちと負け、成否、物事の良し悪しがはっきりすることという意味があります。
「命運を分ける」と同じ意味合いで使うことができます。
「命運を分けたできごととなった」と「明暗を分けたできごととなった」は同じ意味となります。
「生きるか死ぬか」【いきるかしぬか】
「命運を分ける」をわかりやすく言い換えるならば「生きるか死ぬか」といった言葉が理解しやすいでしょう。
「この試合が命運を分ける」はすごく大事な試合であることがわかります。
勝てば天国、負ければ地獄といった感じですからまさに「生きるか死ぬか」といった試合です。
「命運を分ける」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは実際に「命運を分ける」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「命運を分ける」を使った例文1
- 「命運を分ける」を使った例文2
「命運を分ける」を使った例文1
「常日頃のお金の使い方がその後の生活の命運を分けることとなるだろう」
「命運」とは運命、天命、宿命と色々な言葉で言い換えることもできますが、意味としては「存続に関わるような重大な運命」となります。
例文のように常日頃のお金の使い方がどうであるかで、その後の生活が良くなるか、悪くなるか変わってしまうということを「命運を分ける」という言葉で表しているのです。
若い時に考えなしにお金を使ったり、借金を繰り返せば、老後は悲惨になる可能性が高くなりますし、若い時からしっかりと貯蓄、節約などに励んでいれば老後のお金の不安のリスクは軽減されるでしょう。
「命運を分ける」を使った例文2
「なぜ命運を分けることになったのか、彼はまだ原因に気づいていないようだ」
「命運を分ける」とは勝敗、良し悪し、上下がはっきりするといった意味で使います。
つまり良くなったにしろ、悪くなったにしろ、何かしらの原因があったのです。
その原因に気がつくことができれば対策を立てることもできますし、さらに良くしていくことも可能です。
例文においては「命運を分ける」原因となったことに気がついてないということを言っているのですが、早目に気がつかないと「命運が尽きる」という事態を招いてしまうかもしれません。
「命運を分ける」の反対語
「命運を分ける」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「引き分ける」
- 「勝負がつかない」
「引き分ける」
「命運を分ける」を勝敗がはっきりするという意味でとられるならば反対の意味は、勝敗がはっきりしなかったということで「引き分ける」という言葉が当てはまるでしょう。
「勝負がつかない」
「命運を分ける」は勝負がついた、勝ち負けがついたという時に使われる言葉ですので「命運が分かれない」ということは勝ち負け、良し悪しがつかない状態ということになりますので「勝負がつかない」という言葉を当てはめることもできるでしょう。
「命運を分ける」の英語と解釈
「命運を分ける」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
「命運」は英語では“fate”と言います。
“tell one's fate”(命運を分ける)となります。
また勝敗という意味で「命運を分ける」の場合は“to divide the game”(勝敗を分ける)となります。
どういった「命運を分ける」のかを判断して使うといいでしょう。
いかがでしたでしょうか。
「命運を分ける」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
「命運」とは「重大な運命」「宿命」「定められている運命」といった意味で使われる言葉です。
「命運を分ける」「命運が尽きる」「命運を左右する」など様々な言い回しがありますが「命運」の意味を理解していれば、他の言葉の意味も自然と理解することができるでしょう。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。