「人間ファストパス」とは?意味など解釈
この「人間ファストパス」は、パワハラ行為の一種だと解釈していいでしょう。
目次
- 「人間ファストパス」とは?
- 「人間ファストパス」の概要
- そもそも「ファストパス」とは?
- 「人間ファストパス」は行ってもいい行為?
「人間ファストパス」とは?
「人間ファストパス」とは、自分の代わりに誰かを使い、その後に自分と替わらせるといった行為のことです。
具体的な例では、列に並ばなければいけない時に、代わりに誰かを並ばせ、ちょうどいいところで自分と交代するという具合です。
所属している組織において、自分より上の立場の人間からこのようなことを強要されると、断るに断れないことが少なくありません。
現在では、立派なパワハラ行為に該当すると考えて間違いありません。
「人間ファストパス」の概要
先の例のように、本来は自分自身で並ぶ必要があるような時に、誰かにその代わりをさせることで、他の並んでいる人たちより優先的に(ほとんど並ばすに)目的が果たせることから、この「人間ファストパス」という言葉が使われるようになりました。
使い方として、「人間ファストパス使ったから、楽勝だった」や、「あいつは人間ファストパス要員」、またはそれに使われてしまった人が、「また人間ファストパスやらされたよ」のような形になります。
そもそも「ファストパス」とは?
「人間ファストパス」という言葉に使われている「ファストパス」とは、主に遊園地などで並ばずに各種のアトラクションが利用できる優先券のことです。
有料で提供される場合と無料の場合の二種類があり、前者はUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)のそれが有名で、アトラクションごとに決められた特別料金を支払うことで、一般で並んでいる列とは別に、優先入場することができます。
後者は東京ディズニーランドで、時間指定のものが無料で提供されています。
対応しているアトラクションにその為の受付から数時間先になりますが、その時間に発行されたファストパスを持参すると、優先入場が可能です。
「人間ファストパス」は、このような仕組みに引っ掛けて作られた言葉です。
「人間ファストパス」は行ってもいい行為?
挙げてきたように、この「人間ファストパス」は、れっきとしたパワハラ行為に他なりません。
友人間で、お互いが納得の上であればその限りではありませんが、なるべく行わないに越したことはないでしょう。
この「人間ファストパス」は、ある会社の社長が社員に日常的にこのようなことをさせていたというニュースから、世間に広まった言葉です。
立場を利用した悪質なパワハラ行為に他ならず、消して真似などしないようにしてください。