「手が足りない」とは?意味や類語!例文や慣用句での表現の使い方
日常会話で「手が足りない」という言葉をきくことがありますが、一体どの様な意味なのでしょうか。
使い方や例文と併せて紹介します。
目次
- 「手が足りない」の慣用句での意味とは?
- 「手が足りない」の慣用句での表現の使い方
- 「手が足りない」の慣用句での英語と解釈
- 「手が足りない」を使ったの慣用句での例文と意味を解釈
- 「手が足りない」の慣用句での類語や類義語・言い換え
「手が足りない」の慣用句での意味とは?
「手が足りない」の概要について紹介します。
- 「手が足りない」の読み方
- 「手が足りない」の意味
- 「手が足りない」の語源
「手が足りない」の読み方
「手が足りない」は「てがたりない」と読みます。
「手」と「足」が入るので覚えやすい言葉です。
「手が足りない」の意味
「手が足りない」の意味は「忙しくて今よりもさらに多くの人手が必要なこと」です。
会議やイベントの時に、大勢で一斉に準備や片づけをしなければならないことがあります。
やるべきことは決まっていて、それを全て終わらせれば良いだけなのですが、人数が少なくて作業がはかどらないことがあります。
大勢人がいればいいだけなのにそれだけの人数が確保できない状態を「手が足りない」と言うのです。
「手が足りない」の語源
「手が足りない」は慣用句で、「手」とは「労働力」「人手」のことです。
やるべきことがあるのにそれをこなす「手がないこと」を、「手が足りない」と表現したものです。
「手が足りない」の慣用句での表現の使い方
「手が足りない」の表現が使われるのは以下の様なシーンです。
- 予定よりも多くの人数が集まった時
- ボリュームが多すぎる時
- 人気がない仕事
予定よりも多くの人数が集まった時
イベントや会議では、大体の参加人数を見積もりそれに合わせて人員を配置しています。
しかし予定していたよりも多くの人数が集まった場合、一人当たりが受け持つ人数が増えてしまい、参加者のひとりひとりに対応できなくなってしまいます。
この時の状態に対して「手が足りない」が使われます。
ボリュームが多すぎる時
仕事で期限が近付くと、一度に多くのデータや書類が集まってきて、それを短時間で処理しなければなりません。
やるべきことが決まっていても、ボリュームが多過ぎて当初の人数ではこなせない場合もあります。
人数さえ足りていればきちんとこなせる筈のものごとに対して「手が足りない」が使われます。
人気がない仕事
最初からもっと人数を増やそうと思って募集をしているのですが、今の若い人はきつい仕事はしたがりません。
常に人材不足に陥っている職場に対して「手が足りない」が使われます。
「手が足りない」の慣用句での英語と解釈
“We are short of hands. ”
「現在手が足りていない」という意味です。
“short”は「短い・足りない」という意味で、“short of hands”は日本人でもイメージし易い表現です。
「手が足りない」を使ったの慣用句での例文と意味を解釈
「手が足りない」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「手が足りない」を使ったの慣用句での例文1
- 「手が足りない」を使ったの慣用句での例文2
「手が足りない」を使ったの慣用句での例文1
「リストラがあったお蔭でどの部署も手が足りない」
不景気で業績が落ち込んだのでリストラをした結果、人手が足りなくなってしまいました。
一人にかかる負担が増えて過重労働になっていることを表しています。
「手が足りない」を使ったの慣用句での例文2
「パーティの開演時間までに間に合わせるにはとても手が足りない」
パーティの開演時間が近づいているのですが、人手が足りず人数分の食事や会場の準備がとても間に合わない状態であることを表しています。
「手が足りない」の慣用句での類語や類義語・言い換え
「手が足りない」の類語を紹介します。
- 「手が回らない」【てがまわらない】
- 「手薄」【てうす】
- 「猫の手も借りたい」【ねこのてもかりたい】
「手が回らない」【てがまわらない】
「やるべきものごとが多すぎてこなしきれないこと」という意味です。
「手薄」【てうす】
「人の手をかけるべき部分に手が回らないこと」という意味です。
「猫の手も借りたい」【ねこのてもかりたい】
「役に立ちそうもない猫の手でも借りたい位に忙しい」という意味の諺です。
「手が足りない」は「忙しくて今よりもさらに多くの人手が必要なこと」という意味の慣用句です。
やるべきことがあるのにそれをこなす人手が不足している時に使ってみましょう。