「芋を引く」とは?意味や類語!表現の使い方
「芋を引く」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「芋を引く」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「芋を引く」とは?
- 「芋を引く」の表現の使い方
- 「芋を引く」現代風に解釈
- 「芋を引く」を使った例文と意味を解釈
- 「芋を引く」の類語や類義語・言い換え
「芋を引く」とは?
「芋を引く」とは、ビビっている、弱腰になる、怖気づくといった意味で使います。
「芋を引く」の表現の使い方
「芋を引く」という言葉は、怖気づく、恐れる、ビビるといった感じで使う言葉です。
「あいつが土壇場で芋を引いた」は「あいつが土壇場で怖気づいた」となるわけです。
あまり上品な言葉遣いとは言えないですので、女性向けではないでしょう。
また男性でも親しい友達同士ならば問題はありませんが、仕事の場などで使うのは避けましょう。
- 「芋引く前に足洗え」の意味
「芋引く前に足洗え」の意味
「芋引く前に足洗え」とは、どういう意味かと言いますと、直訳するならば「怖気づく前に止めておけ」ということになります。
「芋を引く」現代風に解釈
「芋を引く」という言葉の意味が理解できましたでしょうか。
関連用語として「いもる」という言葉があります。
これは最近の言葉と言えるのですが、その意味を見ていきましょう。
- 「いもる」
「いもる」
インターネット上のやり取りで「あの人、すぐいもる」「いもっている」などと使うことがあるのですが、意味は「怖気づくこと」「緊張しておどおどしたこと」となります。
対戦型のゲームなどで動かない場合にも使われます。
そのようなプレイをするプレイヤーを「いも」と呼び、「いもプレイ」などとも言います。
「いもってんじゃねえよ」「いもるだけかと思ったら、今日は違った」という使い方です。
また「おどおどしたこと」で使う場合は「怖かったから、いもってしまった」「合コンに行っていもるのはなしだよ」などと言います。
「芋を引く」を使った例文と意味を解釈
それでは「芋を引く」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「芋を引く」を使った例文1
- 「芋を引く」を使った例文2
「芋を引く」を使った例文1
「すぐに芋を引くくせに強がる」
すぐに怖がったり、怖気づくくせに、強がったり何でもやろうとする人に対して使います。
また「怖がるな」という意味で「芋を引くなよ」などとも言います。
「芋を引く」を使った例文2
「先輩が芋を引いたのは意外だった」
普段、怖いものなどなさそうな人、強そうな人がいざという時に使いものにならなかったり、おどおどした時に使います。
おどおどし始めた時に「芋を引き出した」と言ったりもします。
「芋を引く」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「芋を引く」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「気後れする」【きおくれする】
- 「怖がる」【こわがる】
- 「弱腰になる」【よわごしになる】
「気後れする」【きおくれする】
「気後れする」とは恐れたり、恥ずかしさから、心がひるむことを言います。
「大勢の人の前で気後れするのは仕方ない」といったように使います。
「怖がる」【こわがる】
「芋を引く」を簡単な言葉に言い換えるならば「怖がる」が当てはまるでしょう。
「大げさに怖がる」「いざとなったら急に怖がる」といったように使います。
「弱腰になる」【よわごしになる】
「弱腰になる」とは相手に対して強い態度に出ることができないこと、弱気であることを言います。
「すぐに弱腰になる」「弱腰になって、逃げてしまった」などと使います。
いかがでしたでしょうか。
「芋を引く」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
「芋を引く」は方言とも言われていますが、国語辞典に載っている言葉ではありませんので、公式な場、会社などでは使わない方がいいでしょう。