「せめてもの慰め」の意味や類語、例文を紹介
「せめてもの慰め」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「せめてもの慰め」という言葉を使った例文や、「せめてもの慰め」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「せめてもの慰め」とは?
- 「せめてもの慰め」を使った例文や短文など
- 「せめてもの慰め」の類語や類似表現や似た言葉
「せめてもの慰め」とは?
「せめてもの慰め」という言葉を知っているでしょうか。
「けが人が出なかったのが、せめてもの慰め」などという言葉を聞いたことがあるかもしれません。
一方で、「せめてもの慰め」という言葉を、今回初めて知った人もいるでしょう。
そこで「せめてもの慰め」という言葉の意味を紹介します。
- 「せめてもの慰め」の読み方
- 「せめてもの慰め」の意味
「せめてもの慰め」の読み方
「せめてもの慰め」は「せめてものなぐさめ」と読みます。
「慰め」は「なぐさめ」と読みます。
難しい漢字のため、読み間違えないように気を付けましょう。
「せめてもの慰め」の意味
「せめてもの慰め」の意味を紹介します。
「せめてもの慰め」の「せめてもの」には、「最低限」「少なくとも」「こればかりは」。
「慰め」には、「慰めること」「慰めの手段となるもの」という意味があります。
また「慰める」には「何かをして、一時的に苦しみや悲しみをまぎらわせる」という意味があります。
そのため、「せめてもの慰め」には、「最小限の慰め」「最小限の、苦しみを紛らわせるもの」などの意味があります。
「けが人が出なかったのが、せめてもの慰め」という場合は、「けが人が出なかったことは、少なくとも慰めになる」という意味になります。
「せめてもの慰め」を使った例文や短文など
「せめてもの慰め」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「せめてもの慰め」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「せめてもの慰め」を使った例文1
- 「せめてもの慰め」を使った例文2
「せめてもの慰め」を使った例文1
「ミスをしたが、仕事に影響が出なかったのが『せめてもの慰め』だ」
この例文のように、ミスをしてしまったことは残念なことですが、そのミスにより職場に迷惑を掛けずに済んだ場合は、そのことが慰めになるでしょう。
次回以降はミスをしないようにすれば、問題ありません。
逆に職場に迷惑をかけてしまった場合は、謝罪しただけでは済まないこともあります。
「せめてもの慰め」を使った例文2
「勉強はできないが、運動神経がいいのが『せめてもの慰め』だろう」
この例文に登場する人は、自分の短所と長所を見て、感想を述べているのかもしれません。
勉強ができないことは悲しいですが、運動神経がいいので、それが慰めになるという意味があります。
このように、たとえ短所があっても長所を見つけられれば、それだけでここ強いのではないでしょうか。
「せめてもの慰め」の類語や類似表現や似た言葉
「せめてもの慰め」の類語や類似表現を紹介します。
「せめてもの慰め」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「不幸中の幸い」【ふこうちゅうのさいわい】
- 「地獄で仏に会ったよう」【じごくでほとけにあったよう】
「不幸中の幸い」【ふこうちゅうのさいわい】
「不幸中の幸い」には、「不幸な出来事の中で、せめてもの救いとなること」という意味があります。
災害が起こった時に、「死者が出なかったことが、不幸中の幸い」などと、解説者が言うことがあるかもしれません。
「地獄で仏に会ったよう」【じごくでほとけにあったよう】
「地獄で仏に会ったよう」ということわざがあります。
このことわざは、ピンチ厄難の中で、思わぬ助けが遭った時の、嬉しさを表現した言葉です。
例えば、仕事が終わらず残業続きの時に、同僚が仕事を手伝うと申し出てくれた時に、「地獄で仏に会ったよう」などと言います。
また、道に迷って街をさ迷い歩いている時に、親切な人が現れて、道案内をしてくれた時にも、「地獄で仏に会ったよう」という言葉を使えます。
「せめてもの慰め」という言葉について見てきました。
とても嫌なことがあった時、辛いことがあった時も、何かしら慰めになる出来事や物事があるかもしれません。
最小限の慰めになると思った時などに、「せめてもの慰め」という言葉を使ってみましょう。