慣用句での「膝を抱える」とは?意味や類語!表現の使い方
「膝を抱える」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「膝を抱える」という言葉を使った例文や、「膝を抱える」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「膝を抱える」とは?
- 「膝を抱える」の類語や類似表現や似た言葉
- 「膝を抱える」を使った例文や短文など
「膝を抱える」とは?
みなさんは「膝を抱える」という言葉を知っているでしょうか。
「膝を抱えて、さみしい夜を過ごした」という経験をした人もいるかもしれません。
一方で、「膝を抱える」という言葉を、今回初めて目にした人もいるでしょう。
そこで「膝を抱える」という言葉の意味を紹介します。
- 「膝を抱える」の読み方
- 「膝を抱える」の意味
「膝を抱える」の読み方
「膝を抱える」は「ひざをかかえる」と読みます。
「膝」は「ひざ」と読み、「抱える」は「かかえる」と読みます。
「膝」は体の一部を意味する言葉と分かっても、「ひざ」と読めないことがあります。
これを機会に「膝」は「ひざ」と読むと知っておきましょう。
「膝を抱える」の意味
「膝を抱える」の「膝」は、足のすねと太ももの間の、関節のお皿の部分を指します。
「膝を抱える」は、体育座りのようになり、両手で膝を持った時の様子を言葉にしたものです。
また慣用句としての「膝を抱える」には、「ひとりで寂しくしている様子」「ひとりで考え込んでいる様子」という意味があります。
「膝を抱えて、さみしい夜を過ごす」という言葉には、一晩中、一人で寂しく過ごすという意味があります。
「膝を抱える」の類語や類似表現や似た言葉
続いて「膝を抱える」の類語や類似表現を紹介します。
「膝を抱える」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「悲しみを抱える」【かなしみをかかえる】
- 「両膝に顔をうずめる」【りょうひざにかおをうずめる】
「悲しみを抱える」【かなしみをかかえる】
「悲しみを抱える」という言葉には、心の中に悲しい気持ちを持ち続けるという意味があります。
例えば、ペットを失うなど悲しい出来事があった時、その思いを持ち続けながら仕事をすることがあります。
そのような様子を「悲しみを抱えて、仕事をする」と言います。
「両膝に顔をうずめる」【りょうひざにかおをうずめる】
「膝を抱える」と同じような表現として、「両膝に顔をうずめる」という言葉があります。
「膝を抱える」の漠然とした寂しさよりも、より強い寂しさを感じている、または悲しい気持ちを感じている様子を言葉にしたものです。
顔が下がっていて、膝に埋もれるようにしているため、その人の表情を見ることはできません。
「膝を抱える」を使った例文や短文など
最後に「膝を抱える」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「膝を抱える」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「膝を抱える」を使った例文1
- 「膝を抱える」を使った例文2
「膝を抱える」を使った例文1
「失恋した日から、毎晩『膝を抱える』癖が付いた」
この例文のように、失恋の寂しさから、「膝を抱える」癖が付いた人がいるかもしれません。
普通に座るのでは、どことなく寂しいため、自分で自分を抱くようにして生活をしています。
実際に、自分を抱くようにすると、そうしない時より、気持ちが落ち着くと言われています。
「膝を抱える」のは、心のリハビリのためかもしれません。
「膝を抱える」を使った例文2
「いつまでも『膝を抱える』のではなく、そろそろ立ち上がろう」
この例文のように、ずっとひとりで寂しそうにしているのではなく、元気を取り戻して立ち上がれるのが理想です。
ゆっくりと一人の時間を過ごし、心がいやされた段階で、立ち上がり、友達と遊びに行ったり、パーティなどに出席してみてはいかがでしょうか。
「膝を抱える」という言葉について見てきました。
文字通り、さみしい日は「膝を抱える」という人もいるでしょう。
自分を自分で抱きしめる、癒しの時間を過ごし、またアクティブな毎日を取り戻しましょう。