「我が意を得たり」とは?意味や類語!表現の使い方
「我が意を得たり」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
少々難しく、会話で使うことはあまりないと感じることでしょう。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「我が意を得たり」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「我が意を得たり」とは?意味
- 「我が意を得たり」の表現の使い方
- 「我が意を得たり」の語源
- 「我が意を得たり」を使った例文と意味を解釈
- 「我が意を得たり」の類語や言い換え
「我が意を得たり」とは?意味
「我が意を得たり」とは自分の思った通りになること、自分の考えと一致していることといった意味になります。
- 「我が意を得たり」の読み方
「我が意を得たり」の読み方
「我が意を得たり」と書いて「わがいをえたり」と読みます。
「我」を「われ」ではなく「わ」と読むことを注意して覚えておきましょう。
「我が意を得たり」の表現の使い方
「我が意を得たり」という言葉はあまり若者や女性が使うイメージは薄いかと思います。
会話で使うというよりは、状態を表す時に使うことが多いでしょう。
例えば「課長が我が意を得たりという様子で上機嫌になった」「我が意を得たりと心の中で思った」といった感じで使います。
例えば思い通りにした相手に「あなた、我が意を得たりね!」などとは通常は使いません。
自分の思い通りにしてという意味で非難するならば「あなた、自己中ね!」の方が合います。
「我が意を得たり」の語源
「我が意を得たり」の「我が意」とは自分の気持ち、自分の考えという意味がある言葉です。
そして「得たり」とは自分の思い通りになった時に発する言葉であり例えば「しめた!」「うまい!」「してやったり」といった意味合いです。
「我が意を得たり」は「思い通りいった」となります。
自分の作戦が当たった、思い通りに事が進んだといった時に得意気に言うセリフと覚えておきますとわかりやすいでしょうか。
「我が意を得たり」を使った例文と意味を解釈
「我が意を得たり」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、参考にしてみてください。
- 「我が意を得たり」を使った例文1
- 「我が意を得たり」を使った例文2
「我が意を得たり」を使った例文1
「上司の言うことにいちいち我が意を得たりといった顔をする同僚がムカつく」
上司の言うことに、大して「全くその通り」「自分と同じ考えです」という顔をする部下は、上司受けが良く要領がいいタイプかもしれません。
ですが同僚からすれば「イエスマン」「要領がいい」と苦々しく感じることもあるでしょう。
「我が意を得たり」を使った例文2
「やっぱり彼女たちは仲間割れを始めたね、我が意を得たり」
自分が思った通りの展開になること、またそのように導き実際になることを「ほらね、私の言った通りでしょう」「私が考えた通りだ」といった感じで「我が意を得たり」と言います。
「我が意を得たり」の類語や言い換え
「我が意を得たり」の類語、似た言葉、言い換える言葉などをいくつか紹介しましょう。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「思いのまま」【おもいのまま】
- 「願い通り」【ねがいどおり】
- 「意のまま」【いのまま】
「思いのまま」【おもいのまま】
「思いのまま」とは心に思う通り、思う存分という意味があります。
「私の思いのまま、模様替えをしてみた」「彼は私の思いのままになる」などと使います。
「願い通り」【ねがいどおり】
「願い通り」とは「こうなって欲しいと思う通りに」という意味になります。
「意のまま」【いのまま】
「意のまま」とは、物事が思うようになるさまを言います。
「私の意のままにする」「この会社は彼の意のままに動かされている」といった風に使います。
いかがでしたでしょうか。
「我が意を得たり」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それほど日常会話で使うことが多い言葉ではないかもしれませんが文章、小説で見ることがあるかもしれませんので、意味は「自分の思った通りになること」「自分の考えと一致していること」と覚えておくようにしましょう。