「面食らった」とは?意味や類語!表現の使い方
「面食らった」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「面食らった」という言葉を使った例文や、「面食らった」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「面食らった」とは?
- 「面食らった」を使った例文や短文など
- 「面食らった」の類語や類似表現や似た言葉
「面食らった」とは?
みなさんは「面食らった」という言葉を知っているでしょうか。
突然告白されて、「面食らった」人も、いるかもしれません。
一方で、「面食らった」という言葉をまるで知らないという人もいるかもしれません。
そこで「面食らった」という言葉の意味を紹介します。
- 「面食らった」の読み方
- 「面食らった」の意味
- 「面食らった」の語源
「面食らった」の読み方
「面食らった」は「めんくらった」と読みます。
「面」は「めん」、「食らった」は「くらった」と読みます。
これを機会に、「面食らった」は「めんくらった」と読みましょう。
「面食らった」の意味
「面食らった」という言葉の意味を紹介します。
「面食らった」には、「突然のことに慌てふためいた」という意味があります。
また「狼狽した」という意味もあります。
突然告白されて「面食らった」という場合は、突然の告白に対して心の準備ができていないため、慌てふためいたという意味があります。
「面食らった」の語源
「面食らった」には、どのような語源があるでしょうか。
「面食らった」の元になる「面食らう」は、「橡麺棒を食らう」を略したものとされています。
「橡麺棒」は「橡の実を使って麺を作る時に使う麺棒」という意味があります。
橡の実を練り込んだ生地は固まるのが早いため、急いで麺棒を振るう必要があります。
そこで「狼狽する」という意味がある「とちめく」と「橡麺棒を慌てて振るう様子」を混ぜて、「橡麺棒を食らう」に「狼狽する」という意味を付けたとされています。
「面食らった」を使った例文や短文など
「面食らった」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「面食らった」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「面食らった」を使った例文1
- 「面食らった」を使った例文2
「面食らった」を使った例文1
「急にビンタされて、『面食らった』」
この例文のように誰かにいきなりビンタされたら、狼狽するのではないでしょうか。
相手にはあなたをビンタする理由があったのかもしれませんし、人違いかもしれません。
あるいは、何かしらの誤解があった可能性もあります。
いずれにせよ、誰かに突然暴力を振るわれた時は、頭にくるよりも先に、「面食らう」のではないでしょうか。
「面食らった」を使った例文2
「会社が倒産し、『面食らった』」
この例文に登場する会社は、社員に経営状態が悪いことを隠していたため、会社が倒産した時に、社員が驚いたのかもしれません。
または経営状態が悪くても、倒産するほど悪いとは思っていなかったのかもしれません。
このような不測の事態が起こった時に、「面食らった」という言葉を使います。
「面食らった」の類語や類似表現や似た言葉
「面食らった」の類語や類似表現を紹介します。
「面食らった」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「びっくりする」【びっくりする】
- 「泡を食う」【あわをくう】
「びっくりする」【びっくりする】
「びっくりする」には、「意外なことに驚く様子」という意味があります。
例えば後ろから声を掛けられた時、予測していない時は驚いて、「びっくりする」のではないでしょうか。
「泡を食う」【あわをくう】
「泡を食う」には、「驚き慌てる」という意味があります。
そのため「泡を食って逃げ出す」には、「驚き慌てて逃げ出す」という意味があります。
例えば子供は大人に大声で怒鳴られたら、驚き慌てるため、「泡を食う」と表現できるでしょう。
「面食らった」という言葉について見てきました。
みなさんが驚き慌てた時や、周囲の人が驚いたり慌てたりしている時に、「面食らった」という言葉を使ってみましょう。