「語気を強める」とは?意味や類語!表現の使い方
「語気を強める」、という表現を聞いたことがあるでしょうか。
職場で語気を強めた経験があるという人もいるかもしれません。
それならば、「語気を強める」という表現には一体どのような意味があるのでしょうか。
ここでは「語気を強める」、という意味について紹介します。
目次
- 「語気を強める」とは?意味
- 「語気を強める」の表現の使い方
- 「語気を強める」の英語と解釈
- 「語気を強める」を使った例文と意味を解釈
- 「語気を強める」の類語や言い換え
「語気を強める」とは?意味
「語気を強める」、という表現は特定部分も印象に残るように強める、強調する、という意味です。
語気とは話すときの言葉の調子や勢い、語勢を指しており、荒々しい、語気鋭く言い放つ、などといった表現があります。
「語気を強める」話し方は相手に恐怖心を与えることもあり、相手を言いくるめていると思われてしまうこともあります。
そのため職場などで「語気を強める」ときには注意が必要です。
「語気を強める」の表現の使い方
「語気を強める」という表現は、相手に抗議する時や食ってかかるときに使われる表現です。
特定部分を印象に残るように強める、というと少々聞こえが良いですが、強い口調で訴えかけるように話す場合も「語気を強める」と言いますので、たとえアピールするつもりや特定部分を強調するつもりで語気を強めたとしても、実際には声を荒らげられた、声を荒立てられた、などと思われてしまうこともあります。
「語気を強める」の英語と解釈
ゴキを強める、という表現を英語にすると“To raise one’s voice、to lift one’s voice”、或いは“to speak empathetically”になります。
これらは声を荒らげる、といった意味もありますので、ニュアンスに気をつけましょう。
例えば「父親が語気を強めた」という場合は“Father raised his voice.”になります。
「語気を強める」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介します。
- 「語気を強める」を使った例文1
- 「語気を強める」を使った例文2
「語気を強める」を使った例文1
「担任の先生は問題児を注意する際に語気を強めた」
何か初めて間違いを犯した、などという場合は厳しく注意される事は無いかもしれません。
しかし、何度注意されても同じことを繰り返す、悪いことだと分かっていながらやめない、などという状態になると、注意される時にも語気を強められてしまう可能性があります。
悪いことだと分かっているのであれば止めなければいけません。
「語気を強める」を使った例文2
「絶対に間違いがないようにと、上司は語気を強めた」
間違いがないよう、特定の箇所を強調するために「語気を強める」こともあるかもしれません。
特にプロジェクト前など、絶対に間違いがあってはならないという時はお互いに注意する必要があります。
そのため、特定部分を強調することがありますよね。
「語気を強める」の類語や言い換え
ここでは類義語を紹介します。
- 「声を荒らげる」【こえをあらげる】
- 「言いくるめる」【いいくるめる】
- 「強調する」【きょうちょうする】
「声を荒らげる」【こえをあらげる】
声を荒らげるというのは度を越して激しい声でいう、という意味になります。
伝統的には「声を荒らげる(あららげる)」が正しい表現であり、荒々しい声を上げることを指しています。
「言いくるめる」【いいくるめる】
言いくるめる、というのは言葉巧みに話して自分の意見に従わせるという意味になります。
何かをする時、相手を説得するために言い方を工夫する、調子の良いことを言って人を誘う、という意味もあります。
ただし、強い口調で相手に反応させないという意味があるため、「語気を強める」いう表現の類義語だといえます。
「強調する」【きょうちょうする】
強調する、というのはある1部分を特に目立つように表現する、という意味です。
大切なところを何度も繰り返す、大切なところを大きな声で説明する、などという場合に使われます。
「語気を強める」という表現はビジネスでも使われますが、相手も言いくるめているように捉えられてしまう可能性もあるため、注意が必要です。
大切なところはより丁寧に説明するようにしたいですね。