「言いくるめる」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
小説や物語の中で「言いくるめる」という言葉が使われていることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「言いくるめる」の意味
- 「言いくるめる」の表現の使い方
- 「言いくるめる」を使った例文と意味を解釈
- 「言いくるめる」の類語や類義語
「言いくるめる」の意味
「言いくるめる」の意味は、「相手に上手に取り入って信用させて、その気にさせたりだましたりすること」です。
最初は自分の言うことに耳を貸さない相手に対して、あれこれと相手にとって都合のいいことや、逆に刺激するようなことを言い、本気にさせて自分の思い通りにすることを言います。
過剰な表現をしたり嘘をついたりすることもあり、何らかの目的があって相手をコントロールしようと思っている時の表現です。
- 「言いくるめる」の読み方
- 「言いくるめる」を分解して解釈
「言いくるめる」の読み方
「言いくるめる」の読み方は、「いいくるめる」になります。
漢字で表記すると「言い包める」になるのですが、「包める」を「つつめる」と誤読することが多い為に、平仮名表記されることが多くなっています。
「言いくるめる」を分解して解釈
「言いくるめる」は「言い+くるめる」で成り立っています。
「言い」は動詞「言う」の連用形で、「声を出して単語や文を発する」という意味の他に、「自分の考えや事実などを述べる」「人に命令したり指摘したりする」という、「説明をする」という意味もあります。
「くるめる」は「包める」と書き、「ひとまとめにする」「つつみ込む」「言葉によりごまかす」という意味があります。
これらの言葉が組み合わさり「自分の考えを説明しながら事実をごまかす」という意味で使われています。
「言いくるめる」の表現の使い方
「言いくるめる」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 悪い意味で使う
文法的な使い方
「言いくるめる」は動詞を含んだ表現ですので、文末にそのまま使えます。
副詞として使う時には「言いくるめて」になり、受け身形として「言いくるめられる」と使うこともあります。
悪い意味で使う
「言いくるめる」は、「言葉巧みに相手に言い寄って自分の思い通りにすること」という意味です。
人をだますという意味も含まれている為に、悪い意味で使われます。
「言いくるめる」を使った例文と意味を解釈
「言いくるめる」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「言いくるめる」を使った例文1
- 「言いくるめる」を使った例文2
「言いくるめる」を使った例文1
「先輩に言いくるめられて仕事を引き受ける羽目になった」
先輩がその仕事の重要性などを上手に説き、仕事を押し付けてきたことを表しています。
「言いくるめる」を使った例文2
「子供に公務員になる様に言いくるめた」
公務員になった方が将来安泰だからと言い、子供に公務員になる様に仕向けたことを表しています。
「言いくるめる」の類語や類義語
「言いくるめる」の類語や類義語を紹介します。
- 「口車に乗せる」【くちぐるまにのせる】
- 「丸め込む」【まるめこむ】
「口車に乗せる」【くちぐるまにのせる】
「うまく言葉で相手をだまして悪事に手を出させること」という意味です。
「丸め込む」【まるめこむ】
「相手を自分の思う通りにすること」という意味で、言葉や態度など様々な手段が使われます。
「言いくるめる」は「相手に上手に取り入って信用させて、その気にさせたりだましたりすること」という意味です。
上手く説得されてしまったかな、と思う時に使いましょう。