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「節度を保つ」とは?意味や類語!「節度を守る」との表現の違い

世の中には周りの人から絶大な信頼を得てい人がいますが、彼らの行動で共通していることは、「節度を保つ」ということかもしれません。

しかし、この言葉の意味を正しく理解されている人は、案外と少ないのではないかと思います。

そこで今回は、この「節度を守る」について説明をしていくことにします。

節度を保つ

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「節度を保つ」とは?意味や類語!「節度を守る」との表現の違い>


目次

  • 「節度を保つ」とは?意味
  • 「節度を保つ」の表現の使い方
  • 「節度を保つ」と「節度を守る」の表現の違い
  • 「節度を保つ」を使った例文と意味を解釈
  • 「節度を保つ」の類語や言い換え


「節度を保つ」とは?意味

「節度を保つ」とは?意味

「節度」とは「行き過ぎのない適当な程度」「ほどあい」という意味から「ちょうど良い程度」という解釈ができます。

そのことから「節度を守る」とは、「ちょうど良い程度を保つ」という理解をすることができます。

  • 「節度を保つ」の読み方

「節度を保つ」の読み方

「節度を保つ」は、「せつどをたもつ」という読み方をしますが、そんなに難しくはありませんので、あまり悩むことはないでしょう。



「節度を保つ」の表現の使い方

「節度を保つ」の表現の使い方

「節度」「過剰にならない適当な程度」「ほどあい」といったような意味を持つ言葉なので、「節度を保つ」を使う場面としては、行き過ぎたようなことをしたり、求めることをせずに「ほどほど」というレベルで行動したり、考えることを保つ場合に使われることになります。

「節度を保つ」と「節度を守る」の表現の違い

「節度を保つ」と「節度を守る」の表現の違い

「節度を保つ」の他に「節度を守る」という表現がありますが、「守る」とは「決めたことや規則に従う」ということから、「ちょうど良いバランスをしっかりと実践していく」という解釈ができるでしょう。

一方の「節度を保つ」「ほどよいことをキープする」という継続性の要素が含まれています。



「節度を保つ」を使った例文と意味を解釈

「節度を保つ」を使った例文と意味を解釈

では、ここで「節度を保つ」を使った例文を見ていき、具体的な活用シーンをイメージしてみたいと思います。

  • 「節度を保つ」を使った例文1
  • 「節度を保つ」を使った例文2

「節度を保つ」を使った例文1

「今まで私が見てきた中で、田中課長は女性社員に対して冷静に節度を保った指導をしていたので、とても信頼の置ける人と思っています」

職場では、未だに女性社員を低く評価する上司が少なくありません。

そのような中で、このように「節度を保つ」ことをしている課長は、女性から見ても、ポイントが高い人なのです。

「節度を保つ」を使った例文2

「企業はコスト水準を適正に管理することで、節度を保った価格設定の商品が生まれるのです」

メーカーが新製品を作る時に悩むのが価格設定です。

高すぎると売れにくいですし、安過ぎると儲けが少なくなります。

しかし、適正なコスト管理の上で「節度を保つ」ことができる価格設定をすることで、市場から一定の評価を得ることができるようになります。

「節度を保つ」の類語や言い換え

「節度を保つ」の類語や言い換え

ここでは「節度を保つ」の類義語を見ていくことにします。

  • 「頃合いを見る」
  • 「中道(ちゅうどうを保つ)」
  • 「程々にする」

「頃合いを見る」

「頃合い」とは「ちょうど良いタイミング」「ちょうど良い程度」という意味でがある表現で、「頃合いをみて考える」「頃合いを計る」といったような使い方をします。

このことから「頃合いを見る」という言葉を「節度を保つ」に近い意味があります。

「中道(ちゅうどうを保つ)」

「中道」という言葉もあるのですが、いく「節度」と似た意味を持っています。

「達成する途中」という意味もあるのですが、「穏健的で片方にかたよらない、筋が通った方法」という意味もあり、「中道を保つ」という使い方になると「ぼどよい適当な程度を保つ」という理解になります。

「程々にする」

「程々にする」とは、「ちょうどいい具合に保つ」という理解ができる表現です。

icon まとめ

「節度を保つ」ことを実践できている人は、本当にバランス感覚に優れた人と言えるでしょう。

過度なことを求めず、その一方で手を抜かず、マラソンランナーのように長い時間、一定レベルで行動できる人なのかもしれません。