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「差し支える」とは?意味や使い方!例文や解釈

「差し支える」という言葉は日常会話などでもわりと頻繁に使う機会が多いのではないでしょうか。

ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。

では一緒に「差し支える」という言葉の理解を深めていきましょう。

差し支える

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目次

  • 「差し支える」とは?
  • 「差し支える」の表現の使い方
  • 「差し支える」の類語や類似表現や似た言葉
  • 「差し支える」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「差し支える」の反対語
  • 「差し支える」の英語と解釈


「差し支える」とは?

「差し支える」とは?

「差し支える」とはある事をするにあたって、妨げになること、都合が悪い状態になることを言います。

  • 「差し支える」の語源や由来
  • 「差し支える」の読み方

「差し支える」の語源や由来

「差し支える」という言葉の「差し支え」はそれだけで一つの言葉です。

意味は何かをするにあたっての都合の悪い事情、妨げ、支障ということです。

ですから「差し支える」なら都合が悪いという意味です。

一方で「差し支えない」ならば不都合はありません、構わないですよという意味になります。

もともとは「差し支え」という言葉であることは覚えておきましょう。

そうすれば「差し支える」「差し支えない」も簡単に意味が理解できるでしょう。

「差し支える」の読み方

「差し支える」と書いて「さしつかえる」と読みます。

「支える」という字は「ささえる」とも読みますので、間違えないようにしてください。



「差し支える」の表現の使い方

「差し支える」の表現の使い方

「差し支える」という言葉は、日常的によく使っている言葉ではないでしょうか。

何か相手の都合を聞く時、また聞かれた時にストレートに「ノー」を言ってしまうより「差し支える」という言葉を使った方が「ああ、何か事情があるのだな」とわかりますし柔らかい印象になります。

例えば「早く提出してくれないと仕事ができなくて困ります」とはっきり言うよりは「仕事に差し支えるので早く提出お願いします」の方が同じ意味合いですが何となく優しい印象です。

よく使われますのが「明日の授業に差し支えるので遅い時間に電話はしないでください」「明日の仕事に差し支えるので飲み会はパスする」といったように断る時に「都合が悪いので」といった感じで入れることが多い言葉です。

「差し支える」の類語や類似表現や似た言葉

「差し支える」の類語や類似表現や似た言葉

「差し支える」の類語、似た言葉、言い換える言葉などをいくつか紹介しましょう。

こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。

  • 「差し障る」【さしさわる】
  • 「妨げる」【さまたげる】
  • 「困る」【こまる】

「差し障る」【さしさわる】

「差し障る」とは「差し障り」があることを言います。

「差し障り」は物事を進めるにあたって具合が悪い事情、差し支えのことです。

また他人に迷惑をかけることという意味もあります。

「仕事に差し障る」「これ以上いると、あなたの仕事に差し障るから、遠慮する」という風に使います。

「妨げる」【さまたげる】

「妨げる」とは物事を行う、行われることを邪魔すること、妨害することを言います。

「ゆっくり休むことを妨げる嫌がらせをする」「別に何の妨げでもありませんからお気になさらず」などと使います。

「困る」【こまる】

「差し支える」を簡単に言い換えるならば「困る」ということになります。

「明日の仕事に差し支える」「明日の仕事に困る」で同じ意味合いです。

また「あなたの方に差し支えなかったら」という言葉もよく使われますが、こちらも「あなたの方に困ることがなかったら」で言い換えることができます。

難しいと感じる言葉であれば簡単な言葉に言い換えてみますと、理解しやすくなります。



「差し支える」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「差し支える」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「差し支える」を使った例文をいくつか紹介しましょう。

意味の解釈もつけていますので、参考にしてみてください。

  • 「差し支える」を使った例文1
  • 「差し支える」を使った例文2

「差し支える」を使った例文1

「無理をすると、明日のテストに差し支えるので早目に寝なさい」

「差し支える」とは、あることをするのに妨げになるという意味ですから、この場合は無理をすることは、明日のテストがちゃんとできることに妨げとなりますよということを伝えているのです。

「仕事に差し支える」「勉強に差し支える」はよく使う言い回しですから覚えておくようにしましょう。

「差し支える」を使った例文2

「アポなしで訪問するなんて、相手の仕事に差し支えるだろう」

仕事においては、相手に何かお願いする時は「差し支えなければ・・・よろしいでしょうか」と尋ねることが多いのです。

この例文のように相手に会う約束もとらずに出向きますと、忙しい状態なのに手を止めなければならないとか、本来はどこかへ出かける予定だったのに足止めを食うとか色々と困る状態になることが考えられます。

「差し支える」の反対語

「差し支える」の反対語

「差し支える」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。

明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。

  • 「差し支えない」
  • 「都合がいい」
  • 「問題ない」

「差し支えない」

「差し支える」の反対語は「差し支えない」となります。

これは構わない、問題がないという意味の言葉です。

「都合がいい」

「差し支える」は都合が悪い状態になるという意味を持つ言葉です。

反対の意味を持つ言葉ならば「都合がいい」ということになります。

「問題ない」

「差し支える」とは都合が悪い状態、困るということです。

その反対の意味を持つ言葉で、簡単に言うならば「問題ない」という言葉が当てはまります。

「明日の仕事に差し支える」の逆の意味を持つ言葉は「明日の仕事に問題(は)ない」となります。

「差し支える」の英語と解釈

「差し支える」の英語と解釈

「差し支える」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。

英語では「邪魔する」という意味合いならば“interfere”となります。

自分が困る、苦労するといった意味合いでの「差し支える」ならば“have trouble”で、例文は“If you drink so much, you will have trouble tomorrow.”(そんなに飲むと、明日に差し支えるよ)となります。

icon まとめ

いかがでしたでしょうか。

「差し支える」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。

「差し支える」「差し支え」という言葉がもとになっていて、「差し支える」「差し支えない」と使います。

社会人ならばよく使う言葉となりますのでこれを機会にしっかり覚えておくようにしましょう。