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「息巻く」とは?意味や類語!表現の使い方

この「息巻く」は、それだけの状態だということの表現として使います。

息巻く

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「息巻く」とは?意味や類語!表現の使い方>


目次

  • 「息巻く」とは?
  • 「息巻く」の表現の使い方
  • 「息巻く」と「意気込む」の表現の違い
  • 「息巻く」を使った例文と意味を解釈
  • 「息巻く」の類語や言い変え


「息巻く」とは?

「息巻く」とは?

息巻くとは、激しく興奮している様子を表現する言葉です。

怒りの為にそうなっていると使うことが多いですが、単に勢いが付いているという状態に対しても使える表現です。

「彼がこの件について息巻いている」のように使うと、その件について激しく怒っていると解釈でき、「次こそはと息巻いているようだ」といった形にすると、次に対してそれだけの勢いがあるという意味になります。



「息巻く」の表現の使い方

「息巻く」の表現の使い方

「息巻く」と使うだけで、かなりの怒りの表現になる為、使いやすさがいい言葉だと言えそうですが、この言葉で表現されること自体、あまりいい状態だとは言えません。

それは、傍からそのように見えるからこそ、そう表現されている訳で、とても冷静な(普通の)状態ではないという意味が大いに含まれているからです。

よって、人に対して使う時にも、「息巻いていた」と使うより、「結構な怒りようだ」のようにい言い換えた方がいい場合も多いです。

「息巻く」と使うと、ある程度の粗暴さまで表現されてしまうので注意してください。

「息巻く」と「意気込む」の表現の違い

「息巻く」と「意気込む」の表現の違い

息巻くを「勢いが付いている」という方の意味で使う場合、この「意気込む」としても同じ意味になります。

先の例の「次こそはと息巻いているようだ」は、「次こそはと意気込んでいるようだ」としても解釈は一緒です。

この「意気込む」には何も悪い意味は含まれない為、どちらの意味か一見では分からないような場合には、こちらを使った方が無難です。

例えば、単に「息巻いていたよ」と使うような時がそれで、これだけでは怒っていたのか、勢いが付いている様子なのかの区別が付きません。

後者の意味であれば、「意気込んでいたよ」とすると、すぐにそちらの方だと分かります。



「息巻く」を使った例文と意味を解釈

「息巻く」を使った例文と意味を解釈

息巻くを使った例文と、その意味の解釈です。

どちらの意味で使っているのかも合わせて考えてみましょう。

  • 「息巻く」を使った例文1
  • 「息巻く」を使った例文2

「息巻く」を使った例文1

「あれくらいのことで、それほど息巻くことはないだろう」

文脈から、この「息巻く」は怒っている様子だと分かります。

この例文のような形で、そのような状態の人をたしなめる為に使うことも多いです。

「息巻く」を使った例文2

「今から息巻いていても、次のプロジェクトの開始は再来月だ」

こちらは、「意気込んでいる」の方の意味で使っています。

使い方から、そちらの意味だとすぐに分かりますが、「意気込んでいても」と言い換えた方が(意味を間違える可能性がなく)スムーズな表現かも知れません。

「息巻く」の類語や言い変え

「息巻く」の類語や言い変え

息巻くと似た意味の言葉と、それぞれの詳しい使い方です。

「意気込む」の方の意味は、それが一番適した言い換えになるので、以下は怒っている方の意味の言葉です。

  • 「業を煮やす」【ごうをにやす】
  • 「激高する」【げきこうする】
  • 「憤慨する」【ふんがいする】

「業を煮やす」【ごうをにやす】

怒っている意味での「息巻いている」は、「業を煮やしている」と言い換えることができます。

「息巻く」と同じく、かなりの怒り方に対して使う表現で、多少のことではこのような状態になるものでもありません。

「激高する」【げきこうする】

かなりの怒りの状態を指して使う表現です。

「息巻く」と使われる状態は、この「激高している」状態そのものです。

「憤慨する」【ふんがいする】

上と同様に、激しい怒りの表現になります。

こちらの意味の「息巻く」は、これらの「激高する」「憤慨する」だと紹介される場合が多く、共に言い換えにもなります。

icon まとめ

「息巻く」は、文脈からどちらの意味なのかを理解することが大切です。

基本的に誰かのそのように見える様子に対して使われる言葉で、自分をその対象として使うことはまずありません。