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「したためる」とは?意味や使い方!例文や解釈

「したためる」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。

あまり使い慣れない言葉かもしれませんが、ここでは「したためる」の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。

では一緒に言葉の理解を深めていきましょう。

したためる

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「したためる」とは?意味や使い方!例文や解釈>


目次

  • 「したためる」とは?
  • 「したためる」の表現の使い方
  • 「したためる」の類語や類似表現や似た言葉
  • 「したためる」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「したためる」の反対語
  • 「したためる」の英語と解釈


「したためる」とは?

「したためる」とは?

「したためる」とはいくつかの意味合いがある言葉です。

まず一番よく使われている、知られている意味が文章を書くということではないでしょうか。

それ以外には、食事をする、しかるべき処理をする、用意、支度といった意味もあります。

どの意味での「したためる」なのかは会話、文章の前後、流れなどを判断する必要がありますが、それほど難しくはありません。

  • 「したためる」の語源や由来
  • 「したためる」の読み方

「したためる」の語源や由来

「したためる」という字は漢字で「認める」と書くこともあります。

「したためる」は遠い昔から使われていた言葉です。

例えばしかるべき処置をするという意味では「寺へものせしとき、取り乱しものども、つれづれなるままにしたたむれば」と蜻蛉日記にあります。

蜻蛉日記とは平安時代、藤原道綱母(ふじわらのみちつなのはは)の作品です。

内容は結婚生活、旅先でのできごとなどが書かれています。

また治めるという意味では「天皇、世の中をしたためおはしまける時に」と今昔物語集にもあります。

このように「したためる」という言葉は平安時代の頃から使われていたことがわかります。

「したためる」の読み方

「したためる」とは漢字では「認める」とも書きますが、大体は平仮名で書くことが多いでしょうか。

そのまま「したためる」と読んでください。



「したためる」の表現の使い方

「したためる」の表現の使い方

「したためる」とは平安時代の頃からある言葉で、どこか古めかしい印象を受けますが、現在でも普通に使っています。

文章を書くことを「したためる」と言いますので例えば「毛筆でしたためる」「手紙をしたためています」といったように使えばいいのです。

食事をするとか、用意をするという意味も「したためる」にはあるのですがあまりその意味を、会話で使うことは少ないかと思います。

一般的には「したためる」は文章を書くという意味で使うことが多いでしょう。

「したためる」の類語や類似表現や似た言葉

「したためる」の類語や類似表現や似た言葉

「したためる」の類語、似た言葉、言い換える言葉などをいくつか紹介しましょう。

こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。

  • 「書く」【かく】
  • 「著述」【ちょじゅつ】
  • 「綴る」【つづる】

「書く」【かく】

「したためる」を一番簡単に言い換えるならば「書く」という言葉になります。

「手紙をしたためる」は簡単に言えば「手紙を書く」となります。

言葉の意味が難しい時、覚えにくい時は一番簡単な意味をセットで覚えておきますと忘れにくくておすすめです。

「したためる」の場合はいくつか意味合いがありますが一番多く使われるのは「書く」という意味合いだと思われますのでそれだけは覚えておけば困ることはさほどないでしょう。

「著述」【ちょじゅつ】

「著述」とは、書物、文章など「書いてのべること」を言います。

また本を書く人を「著述家」、文章を書く仕事のことを「著述業」と言ったりもしますので「著述」という言葉は覚えておきましょう。

「著述」の意味がわかっていれば他の言葉の意味も自然とわかります。

「綴る」【つづる】

「綴る」とは言葉を続けて、文章、詩、歌などを作ることを言います。

「昨日の夜はずっと詩を綴っていました」「手紙を綴る」といった風に使います。

「書く」ということを「綴る」と言い換えますと、趣があります。



「したためる」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「したためる」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「したためる」を使った例文をいくつか紹介しましょう。

意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。

  • 「したためる」を使った例文1
  • 「したためる」を使った例文2

「したためる」を使った例文1

「昨日、ホテルの部屋で新しい小説をしたためていました」

「したためる」とは文章を書くことですから、「手紙をしたためる」「小説をしたためる」と言えば「手紙を書く」「小説を書く」ということになります。

簡単に言えば「書く」なのですが「したためる」という言葉を使うこともできます。

「したためる」を使った例文2

「せっかくだから、毛筆でしたためることにしよう」

「したためる」とは文章を書くことですから「毛筆でしたためる」とは「毛筆で書く」ということになります。

毛筆で文章を書くという機会はあまり多くありません。

書初めなどをする時は改まった気持ちになるものです。

そのような気分の時は「書く」と言うよりも「したためる」の方が合うのではないでしょうか。

「したためる」の反対語

「したためる」の反対語

「したためる」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。

明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。

  • 「書けない」

「書けない」

「したためる」とは文章を「書く」という意味がある言葉です。

「書く」ことの反対語というのはこの場合は「書かない」とか「書けない」ということになるのではないでしょうか。

「手紙をしたためる」「手紙を書く」となりますから、反対の意味は「手紙を書かない」「手紙を書けない」です。

「したためる」の英語と解釈

「したためる」の英語と解釈

「したためる」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。

英語では「書く」という意味の「したためる」“write”です。

また「食べる」という意味の「したためる」であるならば“have”“eat”となります。

どちらの意味合いの「したためる」なのかで変わりますので自分で判断して使うようにしましょう。

icon まとめ

いかがでしたでしょうか。

「したためる」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。

会話においては「手紙を書く」「文章を書く」と言うことが一般的ですのでわざわざ「したためる」という言葉を使う必要はありません。

ですが「手紙をしたためる」「毛筆でしたためる」といった言い方をする人もいますので、言葉の意味としては理解しておいた方がいいでしょう。

また支度をする、食事をするという別の意味も持っていますのでそれも併せて覚えておきましょう。