「札束ゲー」とは?意味やそうなってしまう理由と現状・類語も解説!
「札束ゲー」とは、最近流行りのスマホ(または、パソコン)でプレイできるソーシャルゲームにおいて、課金するほど有利になる作りのゲームのことです。
目次
- 「札束ゲー」とは?
- 「札束ゲー」の概要
- 「札束ゲー」になる理由と現状
- 「札束ゲー」の類語
「札束ゲー」とは?
冒頭のように、課金が全てだと言わんばかりのシステムになっている(少なくともそう見える)ソーシャルゲームのことを指して、この「札束ゲー」と呼んでいます。
多くのソーシャルゲームでは、課金行為によって、少なからず有利になる仕組みになっています。
そうでないと運営費の捻出ができず、そのゲーム自体の存続にも関わってしまう為、ある程度の課金があって、初めてゲームとして成り立っている訳ですが、極端にそれによって有利になる仕組みだと、札束(大金の意味です)を遣うほど強くなれる、楽しめるという意味から「札束ゲー」と呼ばれてしまうことになります。
「札束ゲー」の概要
「札束ゲー」と呼ばれるゲームは、そのゲームに大金をつぎ込めるプレイヤーからは面白いと思われている場合もありますが、そのようなことができない多くの人に嫌われる傾向にあり、課金者にとても敵わないのでやめていく人も少なくありません。
その為、あまり極端に強いアイテムを課金者のみに提供したり、有利になる仕組みにすると、一時的な課金は増えても、ゲーム自体の寿命が縮まってしまう可能性が高いと言えるでしょう。
「札束ゲー」になる理由と現状
ソーシャルゲームにおける課金は、要は「時間をお金で買う」行為とも表現できます。
本来であれば、(課金をしないと)1ヶ月程度は掛かるところまで、課金によって数日で到達できるといったイメージで考えてください。
その程度であれば、課金をせずとも時間さえ掛ければ同様に楽しむことができますが、それでは課金があまり増えないと考えて、課金者のみにとても強力なアイテムの提供などが行われています。
前述のように、ある程度の課金が見込めないと、ゲーム自体を存続させていくことができません。
それは当然分かるとしても、課金をしないとまともに遊べない(課金者との差が付き過ぎる)までになってしまうと、ここで紹介している「札束ゲー」などと揶揄されて、ユーザー離れが起こってしまいます。
その為、運営側も課金者との差をどの程度まで付けていいのかのバランスがとても難しいと言えるでしょう。
「札束ゲー」の類語
「札束ゲー」と呼ばれるようになる前に使われていた表現です。
意味は全く一緒です。
- 「課金ゲー」【かきんげー】
「課金ゲー」【かきんげー】
「あのゲームは課金ゲーだから、とてもやる気にならないよ」のような形で、「札束ゲー」と同様に使われる言葉です。
今でもこちらを使うことも多く、要はお金が全てのゲームと言っています。
「札束ゲー」というイメージが付いてしまうと、新規のユーザーの獲得が難しくなってしまいます。
それほど課金をしないと、まともに遊べないゲームだと思われてしまうからです。
運営側にとって、課金による収益は欠かせないものですが、そればかりに拘ってゲームの寿命を縮めることになってしまっては、それこそ本末転倒だというものです。