「安堵のため息」とは?意味や類語!対義語や表現の使い方!
「安堵のため息」という言葉を聞くことがあります。
一体どの様な意味なのか、使い方や例文なども紹介します。
目次
- 「安堵のため息」とは?意味
- 「安堵のため息」の表現の使い方
- 「安堵のため息」を分解して解釈
- 「安堵のため息」の英語と解釈
- 「安堵のため息」を使った例文と意味を解釈
- 「安堵のため息」の類語や言い換え
「安堵のため息」とは?意味
「安堵のため息」の概要を紹介します。
- 「安堵のため息」の読み方
- 「安堵のため息」の意味
- 「安堵」と「安心」の違い
「安堵のため息」の読み方
「安堵のため息」は「あんどのためいき」と読みます。
「安堵」は日常会話でもよく使う言葉ですが、漢字にすると難しくなるので覚えておきましょう。
「安堵のため息」の意味
「安堵のため息」の意味は「安心すると同時に緊張感から解放されて、ついほぅっと息を吐くこと」です。
人は心配事があったり緊張した場面になると心拍数が上がり、自然に呼吸が浅くなってしまうものです。
中には過呼吸になってしまう人もいます。
そしてその心配事がなくなると、精神的に落ち着いて副交感神経が優位になりリラックスします。
身体の緊張がほぐれると呼吸が深くなり、浅い呼吸から解放されて「ほぅっ」と深く息が吐ける様になるのです。
この瞬間を「安堵のため息」と言います。
「安堵」と「安心」の違い
「安堵」と似た様な意味の言葉に「安心」があります。
この2つは「心が落ち着く、緊張が解ける」という部分は同じですが、使い方は違ってきます。
「安堵」は、「今まで緊張した状態が続いていて、そこから解放されてほっとすること」という意味です。
「安心」は、「今まで緊張した状態が続いていて解放されるか、或いは元々緊張状態ではなくずっとほっとしていられること」という意味です。
「安心」の方が意味は広いので、「安堵」は「安心」に言い替えられても「安心」は「安堵」に言い換えられないケースがでてきてしまうのです。
「安堵のため息」の表現の使い方
「安堵のため息」が使われるのは、それまで緊張していた状態から解放されて、気持ちが緩んだ瞬間です。
「安堵のため息をつく」という表現で使われます。
実際にため息をついていなくても、ほっとした状態を表す時に使われるのです。
その場で直接言葉にすることは少なく、小説で状況を表現したり、後からその場の雰囲気を文章に起こす時に使います。
「安堵のため息」を分解して解釈
「安堵のため息」を分解して解釈します。
- 「安堵」【あんど】
- 「ため息」【ためいき】
「安堵」【あんど】
「安堵」の意味は「心配事がなくなり安心すること」という意味です。
「堵」とは「かきね、かこい」を表し、語源は「垣根の中にいて、他人から身や財産を守れる安心した状態」という意味からきています。
「ため息」【ためいき】
「ため息」は「溜息」とも書き、「苦労をしたり失望した時、或いは感動したり緊張が解けた時に、思わず大きく息を吐くこと」という意味です。
緊張感で溜まっていた息が一気に出る様子を表しています。
「安堵のため息」の英語と解釈
“They breathed a sigh of relief”
「彼らは安堵のため息をついた」になります。
“sigh of relief”で「安堵のため息」になります。
「安堵のため息」を使った例文と意味を解釈
「安堵のため息」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「安堵のため息」を使った例文1
- 「安堵のため息」を使った例文2
「安堵のため息」を使った例文1
「飛行機が無事着陸した瞬間、安堵のため息をついた」
天候が悪くて飛行機が揺れて不安だったのが、無事に着陸できてほっとした様子を表しています。
「安堵のため息」を使った例文2
「プレゼンが無事に終わって安堵のため息が出た」
大事なプレゼンテーションが無事に終わり、緊張感が解けてホッと一息ついた様子を表しています。
「安堵のため息」の類語や言い換え
「安堵のため息」の類語を紹介します。
- 「一安心」【ひとあんしん】
- 「胸をなでおろす」【むねをなでおろす】
「一安心」【ひとあんしん】
「ひとまず安心すること」という意味で、それまでの危機を取りあえず脱してほっとすることを言います。
「胸をなでおろす」【むねをなでおろす】
「問題が解決してほっと安心すること」を言います。
緊張してドキドキしていた胸を上からなでて落ち着いている様子を表す慣用句です。
「安堵のため息」は「安心すると同時に緊張感から解放されて、ついほぅっと息を吐くこと」です。
ビジネスで何かおトラブルに見舞われ、緊迫した状態から解放された時に使ってみましょう。