「約束を取り付ける」とは?意味や類語!表現の使い方
「約束を取り付ける」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「約束を取り付ける」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「約束を取り付ける」とは?意味
- 「約束を取り付ける」の表現の使い方
- 「約束を取り付ける」時のメールでの書き方の例
- 「約束を取り付ける」を分解して解釈
- 「約束を取り付ける」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「約束を取り付ける」の類語や関連語
- 「約束を取り付ける」の英語と解釈
「約束を取り付ける」とは?意味
「約束を取り付ける」の意味は相手を説得するなどして、約束を獲得するという意味になります。
約束するところまで「何とかこぎつけた」といった意味で、ビジネスシーンではよく使われる言葉ではないでしょうか。
「約束を取り付ける」の表現の使い方
「約束を取り付ける」という言葉には通常の「約束をする」よりも努力した、何とかこぎつけたといった意味合いが含まれています。
使い方としては「何度も話し合って、ようやく約束を取り付けることができた」「頭を下げて約束を取り付ける」など約束までに、何かしらの行動があることが多いのです。
こちら側が積極的にはたらきかけて約束するといった場合にこの表現を使うこととなります。
- 「約束を取り付ける」のビジネスでの言い換え
「約束を取り付ける」のビジネスでの言い換え
「約束を取り付ける」とはビジネスシーンでもよく使われる言葉ですが、他にも言い換える言葉はあります。
それは「アポイントメント」という言葉です。
「アポイントメント」の意味は面会、会合の約束ということになります。
略して「アポ」などとも言いますが、ビジネス上の約束と言いますと、大体は「会って話をする(聞いてもらう)」ということが多いでしょう。
何か大きな契約をする前には会合も何度かします。
ですから「約束を取り付ける」=「アポイントメントをとる」と言い換えることができます。
「先方とアポはとれたか?」「アポイントメントをとってください」などよく使われますから覚えておくようにしましょう。
「約束を取り付ける」時のメールでの書き方の例
「約束を取り付ける」時、メールではどのような書き方をするのでしょうか。
まずは件名ですが、これには「アポイントのお願い」とか「約束の件について」などとは書きません。
「打合せのご相談」「面談のお願い」といった言葉にします。
本文は挨拶、自己紹介の後に要点、詳細と続き、最後に締めの言葉となります。
それには「ご検討お願いいたします」「ご確認のほどよろしくお願いいたします」といった文面にします。
「答えてください」「選んでください」などとストレート過ぎるのは、初回のメールでは避けた方がいいでしょう。
ただ、何度かやり取りがある場合で、それで通じる相手ならば問題はありません。
「約束を取り付ける」を分解して解釈
「約束を取り付ける」という言葉は「約束」と「取り付ける」という二つの言葉からできています。
それではそれぞれの意味の確認をしておきましょう。
- 「約束」
- 「取り付ける」
「約束」
「約束」とは当事者同士で決めること、決めたこと、ルールといった意味がある言葉です。
ビジネスでは「会う約束」「話を聞いてもらう約束」といったように何かしら相手に「約束を取り付ける」機会は多いものです。
「取り付ける」
「取り付ける」とは器械、器具などを備え付けるといった意味で使うことが多い言葉ですが、他にも相手を説得して、自分の思い通りの返答を得る、獲得するといった意味があります。
「約束を取り付ける」の場合はこの意味となります。
「約束を取り付ける」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは実際に「約束を取り付ける」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、参考にしてみてください。
- 「約束を取り付ける」を使った例文1
- 「約束を取り付ける」を使った例文2
「約束を取り付ける」を使った例文1
「しつこく頼んで、約束を取り付けることに成功した」
「約束を取り付ける」は自分側が相手にはたらきかけて、得るといったことになります。
「約束を取り付ける」を使った例文2
「約束を取り付けることができなければ、話が進まない」
会ってもらえる約束ができなれば、相手とはいつまでも会えないので、話ができません。
仕事などでは「約束を取り付ける」までが大変なことはよくあることでしょう。
「約束を取り付ける」の類語や関連語
「約束を取り付ける」の類語、似た言葉、言い換える言葉などをいくつか紹介しましょう。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「アポイントメントをとる」
- 「予約をする」【よやくをする】
- 「先のことを取り決める」【さきのことをとりきめる】
「アポイントメントをとる」
「アポイントメント」とは、面会、会合の約束という意味を持つ言葉です。
「アポなし訪問」といった言葉もありますが、そのような行為は通常相手に迷惑なことが多いのです。
ですから「アポイントメントをとる」というのはマナーとして覚えておくようにしましょう。
「予約をする」【よやくをする】
「約束を取り付ける」を簡単に言うならば「予約をする」という言葉でしょうか。
意味は前もって約束をしておくこと、またはその約束ということになります。
「先のことを取り決める」【さきのことをとりきめる】
「約束を取り付ける」を言い換えるならば「先のことを取り決める」でもいいでしょう。
仕事上においては会う約束、会議をする約束、食事をする約束、契約をする約束と「約束」は沢山あります。
そのようなことは「先のことを取り決める」という言い方で言い表すことができるのです。
「約束を取り付ける」の英語と解釈
「約束を取り付ける」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“receive a promise”(約束を取り付ける)と言います。
そのまま覚えておくようにしましょう。
いかがでしたでしょうか。
「約束を取り付ける」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
「約束を取り付ける」という言葉には、自分の方からお願いして「約束してもらう」といった意味合いがあります。
仕事においては相手に積極的にはたらきかけて「約束を獲得する」といった意味合いにもなります。
自然とお互いが「約束をする」という流れになったのではなく、説得、はたらきかけがあって「約束ができた」といった印象が強い言葉です。
また「アポイントメント」という言葉に言い換えることもできます。
ビジネスシーンではよく使われますので、こちらも併せて覚えておくことをおすすめします。
それでは言葉の意味を理解して使っていくようにしましょう。