「虚空を見つめる」とは?意味や類語!表現の使い方
人は何気なく空を見上げることがあります。
そんな時に「虚空を見つめる」という言葉が適応する場合もあります。
日常会話で用いられる機会は少ないのですが、小説や解説などでは見聞きすることもある言葉です。
いったいどのような意味か、紹介していきます。
目次
- 「虚空を見つめる」とは?意味
- 「虚空を見つめる」の表現の使い方
- 「虚空を見つめる」を分解して解釈
- 「虚空を見つめる」を使った例文と意味を解釈
- 「虚空を見つめる」の類語や言い換え
「虚空を見つめる」とは?意味
「虚空を見つめる」という言葉は空を見つめることを意味する言葉ですが、特に何もない状態の空を意味しています。
しかし太陽・雲等自然と発生するものは含まず、飛行機や鳥・人など意識的・意図的に存在するものについては省かれます。
そのため結果的に「何もない大空を見る」と解釈されます。
しかし空以外にも部屋の中・暗闇など何もないと認識・判断できる空間は存在するため、適応する意味の幅が広い言葉とされています。
「虚空を見つめる」の表現の使い方
「虚空を見つめる」という言葉を使うにあたり、ただ何もない空間を見つめているときに用いられます。
しかし意識して見つめるのではなく、茫然と見ている・無意識に見つめているといった時に用いられる事が多いです。
そして見つめる先は意識して見るものが何もない空間・場所となります。
そのことからも大きなショックを受けた時・何も考える事が出来ないときや無心になりたい時など、特別な条件下で用いられる場合が多いです。
「虚空を見つめる」を分解して解釈
「虚空を見つめる」という言葉は「虚空」と「見つめる」の二つの言葉に分割されます。
それぞれどのような意味があるか紹介してきます。
- 「虚空」
- 「見つめる」
「虚空」
「虚空」という言葉は何もない空間を意味しています。
多くは空を意味していますが、あくまで空間を意味するため、地上でも何もない状態の空間が適応するのであれば適応します。
「見つめる」
「見つめる」という言葉は対象を注視することを意味します。
この対象は「虚空」であり何もない空間とされています。
そのため見る対象がない中で見つめるため、視線は対象物ではなくその目線の先の空間にあり意識して何も見ていない状態を意味します。
「虚空を見つめる」を使った例文と意味を解釈
「虚空を見つめる」という言葉はなかなか使う機会が少ない言葉とされていますが、実際に使う際にはどのような表現になるか例を紹介してきます。
- 「虚空を見つめる」を使った例文1
- 「虚空を見つめる」を使った例文2
「虚空を見つめる」を使った例文1
「彼は最も大切な友人を失い、しばらく晴れた虚空を見つめていた」
ここでは彼とされる人物が友人を牛経った時にショックを受け、撮った行動を意味しています。
行動としては「虚空を見つめる」とあり、その背景には「晴れた」とあることから晴天をただ見つめていた状況を表しています。
「虚空を見つめる」を使った例文2
「人はどうしようもなく鳴った時、虚空を見つめるんだ」
この場合は人が追い込まれた時・危機的な状況に陥った時に撮る行動が「虚空を見つめる」であることを表しています。
精神的に過度な緊張状態になると視線は一転を見つめて固まることが多いですが、見つめる先に何か見たいものがあるわけではないため「虚空を見つめる」と表現しています。
「虚空を見つめる」の類語や言い換え
「虚空を見つめる」という言葉は日常で使うことは少ないです。
そのため類語・言い換えた言葉や表現もいくつか存在します。
いったいどのような言葉になるか、例を紹介してきます。
- 「呆然と見つめる」【ぼうぜんとみつめる】
- 「遠い目をする」【とおいめをする】
- 「空を見上げる」【そらをみあげる】
「呆然と見つめる」【ぼうぜんとみつめる】
この言葉として呆然とせざるを得ない状況下にあり、目線は一か所を見つめているがそこの意識・意図はない状況を表しています。
シチュエーションは「虚空を見つめる」と似ていますが、「呆然と見つめる」では目線の先に対象物がある場合もあるため、類語とされています。
「遠い目をする」【とおいめをする】
「遠い目をする」という言葉は本来は昔のことに思いを馳せることを意味しています。
しかしその時に視線は空に向いており、何も見ずにただ空間を見つめている場合が多いため、状況から類語とされています。
「空を見上げる」【そらをみあげる】
「空を見上げる」という言葉はその通り、空を見るために視線をあげることです。
しかし明確に見たいものを求めてみるのではなく、何もない空を見る場合もあるため「虚空を見つめる」の類語となります。
「虚空を見つめる」という言葉は日常ではなかなか使う機会・場面の少ない言葉です。
しかしその言葉が適応する状況・場面に遭遇する・陥る可能性は十分にあり、知っておくべき言葉の一つでもあります。