「とどまるところを知らない」とは?意味や類語!表現の使い方
「とどまるところを知らない」、という表現を聞いたことがあるでしょうか。
何かに興味を持った時、このように言い表すこともありますよね。
それならば「とどまるところを知らない」という表現はどのような意味を持つのでしょうか。
ここでは、「とどまるところを知らない」という言い回しについて紹介します。
目次
- 「とどまるところを知らない」とは?意味
- 「とどまるところを知らない」の慣用句での表現の使い方
- 「とどまるところを知らない」を分解して解釈
- 「とどまるところを知らない」を使った例文と意味を解釈
- 「とどまるところを知らない」の類語や言い換え
「とどまるところを知らない」とは?意味
「とどまるところを知らない」、というのは止まらない、勢いがいつ止まるのか予測できない、という意味になります。
例えば何かに関心を持ち、それについて調べ始めたり、技術を習得しようとし始めたりした時、面白くてやめられない、という経験を持つ人もいるのではないでしょうか。
子供が何かに関心を持ってやりたがり、やめようとしない、ご飯やおやつも食べずに集中している、などという時も「とどまるところを知らない」という表現が使えます。
「とどまるところを知らない」の慣用句での表現の使い方
「とどまるところを知らない」、という表現を慣用句で使う場合、どこで勢いが止まるか予測がつかないという意味で用いられます。
例えば、「彼の格闘技に対する関心はとどまるところを知らない」「彼女の英語に関する情熱はとどまるところを知らない」のように使われ、非常に関心を持っている、非常に情熱を持って勉強している、などという時に使われます。
また、とても関心を持っているなどという表現を強調する時にも使われる言葉であり、実際にいつその勢いが止まるかどうかという事はともかく、とにかく関心を持っている、という表現をする時にも使われます。
「とどまるところを知らない」を分解して解釈
ここでは「とどまるところを知らない」という表現を分解して紹介します。
- 「とどまるところ」
- 「知らない」
「とどまるところ」
とどまるところ、というのはいつ止まるか、止まる場所、という意味になります。
一般的にはひらがなで描かれることが多いですが、漢字で書く場合は止まる所、という表記になります。
「知らない」
知らないというのは知るという表現の未然形に打消の助動詞をつけた形であり、わからない、知識にない、という意味になります。
この2つを合わせ、「とどまるところを知らない」という表現はいつ止まるのかわからない、いつ勢いが止むのかわからない、という意味になるのです。
「とどまるところを知らない」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介します。
- 「とどまるところを知らない」を使った例文1
- 「とどまるところを知らない」を使った例文2
「とどまるところを知らない」を使った例文1
「息子のバスケに対する情熱はとどまるところを知らない」
バスケやサッカー、野球など、男の子が関心を持ちそうなスポーツは色々とありますが、そのようなスポーツに関心を持った子供は本当に集中します。
その情熱がどこまでいくのかわからない、と感じる親もいるのではないでしょうか。
中学や高校の部活動で活躍すれば、高校や大学にスポーツ推薦などという形で進学することも可能かもしれません。
将来は選手になりたいというわけではなかったとしても、青春時代をそのスポーツで楽しみたいという人は珍しくないですよね。
「とどまるところを知らない」を使った例文2
「母の料理に対する情熱はとどまるところを知らない」
料理が大好きという人は、本当に色々と工夫をしながら料理を楽しんでいますよね。
値段が高い材料を使って楽しむのではなく、できる限り安く、出費を抑えて料理を楽しみたい、と考えている人も近年は増えていると言われています。
レシピをリメイクしたり、新たなレシピを楽しんだり、というところに料理の楽しみがあります。
そのため、料理が趣味だからといってお金がかかるというわけではありません。
料理に関心がある人は、常に創意工夫を心がけ、関心を深めていく傾向があります。
「とどまるところを知らない」の類語や言い換え
ここでは「とどまるところを知らない」という表現の類義語を紹介します。
- 「とどまるところがない」
- 「一向に衰える様子がない」
- 「意気込みがある」
「とどまるところがない」
とどまるところがない、という表現も「とどまるところを知らない」、という言い回しの類義語です。
一向に衰える様子がない、留まらない、という意味であり、いつまでも突き進んでいく、という意味になります。
「一向に衰える様子がない」
一向に衰える様子がない、という表現も「とどまるところを知らない」、という表現と同じ意味を持っています。
一向に、というのは全く、全然、という意味で、否定表現で使われて強く打ち消すことを表しています。
衰える様子がないという表現は衰えないという意味であり、弱まる傾向がない、少なくならない、という意味になります。
「意気込みがある」
意気込みがあるというのはさぁやろうと勢い込んだ気持ちがあるという意味です。
頑張ろうという気持ちを持っている、集中して興奮している気配がある、という場合にこの表現が使われます。
「とどまるところを知らない」、という表現は良い意味で使われることがほとんどです。
特に興味や関心を強調する時にも使われますので、チャンスがあったらぜひ使用してみましょう。