「そしりを受ける」とは?意味や類語!対義語や表現の使い方!
人間関係が悪いオフィスなどで「そしりを受ける」という言葉を使うことがあります。
どの様な意味なのか、使い方や例文などを知っておきましょう。
目次
- 「そしりを受ける」とは?意味
- 「そしりを受ける」の表現の使い方
- 「そしりを受ける」の「そしり」とは
- 「そしりを受ける」の英語と解釈
- 「そしりを受ける」を使った例文と意味を解釈
- 「そしりを受ける」の類語や言い換え
「そしりを受ける」とは?意味
「そしりを受ける」について紹介します。
- 「そしりを受ける」の漢字
- 「そしりを受ける」の意味
「そしりを受ける」の漢字
「そしりを受ける」の「そしり」は動詞「そしる」の連体形で、漢字にすると「誹る」「謗る」「譏る」の3つがあります。
「誹る」は「人の非を指摘すること」、「謗る」は「陰口を言うこと」、「譏る」は「人の欠点をけなすこと」という使分けの基準がありまが、現在では3つとも同じ意味で使われています。
漢字が多くあり紛らわしいので平仮名表記にすることが多くなります。
「そしりを受ける」の意味
「そしりを受ける」の意味は「その人の性格や言動について他人から非難されたり悪口を言われること」という意味です。
人は自分が気づかないうちに誰かに悪意を持たれていることがあるものです。
自分の人格を否定するようなことを言われた時に「そしりを受ける」と言います。
「そしりを受ける」の表現の使い方
「そしりを受ける」の使い方のポイントを紹介します。
- 直接言われる時と陰口の場合がある
- 自分に対して悪意がある場合に使われる
直接言われる時と陰口の場合がある
「そしりを受ける」が使われるのは、面と向かって直接非難されることと、自分がいないところで悪口を言われることの2つの状況があります。
どちらにしても相手から言葉の攻撃を受けた時に使われます。
自分に対して悪意がある場合に使われる
「そしりを受ける」は、単なる噂話をされるのではなく、明らかに相手が自分に対して悪意を持っている時に使われます。
プライベートなことをいいふらされるというよりは、自分の人格を否定する様なことを言われた時に使います。
「そしりを受ける」の「そしり」とは
「そしりを受ける」は「そしり・を(助詞)・受ける」から成り立っています。
「そしり」は「他人の悪口を言うこと」「非難すること」「不平や文句を言うこと」という意味があります。
日本で昔からある言葉で、「枕の草子」の中でも使われています。
「受ける」には様々な意味がありますが、「そしりを受ける」の場合は「他からの何かしらの行為をこうむる」という意味になります。
これらの言葉が組み合わさり「人の悪口や非難をこうむる」という意味で使われる様になりました。
「そしりを受ける」の英語と解釈
“I was blamed for the problem.”
「問題の責任は私にあるとそしりを受けた」になります。
“blame”は「責任問題について非難される」という意味があります。
「そしりを受ける」を使った例文と意味を解釈
「そしりを受ける」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「そしりを受ける」を使った例文1
- 「そしりを受ける」を使った例文2
「そしりを受ける」を使った例文1
「危ないから制限速度を守ると言ったら臆病者とそしりを受けた」
道路はすいているとついスピードを出したくなるものです。
しかしそのヒヤリハットを繰り返しているといつか大事故につながるのです。
危険なので制限速度を守って運転していたら、周囲の人から臆病者だと侮辱されたことを表しています。
「そしりを受ける」を使った例文2
「仕事でミスをしたらかなりのそしりを受けた」
仕事でミスをしてしまい、多くの人に迷惑をかけてしまいました。
しばらくの間非難されたり悪口を言われたりしても仕方のないことでしょう。
「そしりを受ける」の類語や言い換え
「そしりを受ける」の類語は以下の通りです。
- 「誹謗中傷される」【ひぼうちゅうしょうされる】
- 「後ろ指をさされる」【うしろゆびをさされる】
「誹謗中傷される」【ひぼうちゅうしょうされる】
意味は「根拠のない悪口や嫌がらせをされること」で、「そしり」と違ってウソの悪口になります。
「後ろ指をさされる」【うしろゆびをさされる】
「人格や行動を他人から非難されること」です。
見えない様に後ろから指をさされることという意味の慣用句です。
「そしりを受ける」は「その人の性格や言動について他人から非難されたり悪口を言われること」という意味です。
人から非難されたと感じた時に使いましょう。