「独立独歩」とは?意味や使い方!例文や解釈
「独立独歩」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「独立独歩」という言葉を使った例文や、「独立独歩」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「独立独歩」とは?
- 「独立独歩」の使い方
- 「独立独歩」の類語や類似表現や似た言葉
- 「独立独歩」を使った例文や短文など
- 「独立独歩」の反対語
「独立独歩」とは?
みなさんは「独立独歩」という言葉を知っているでしょうか。
最近、会社を辞めて、「独立独歩」、働き始めてた人がいるかもしれません。
一方で、「独立独歩」という言葉をまるで知らないという人もいるかもしれません。
そこで「独立独歩」という言葉の意味を紹介します。
- 「独立独歩」の読み方
- 「独立独歩」の意味
「独立独歩」の読み方
「独立独歩」は「どくりつどっぽ」と読みます。
「独立」は「どくりつ」、「独歩」は「どっぽ」と読みます。
「独歩」を「どくほ」などと、読み間違えないように気を付けましょう。
「独立独歩」の意味
「独立独歩」には、どのような意味があるでしょうか。
「独立独歩」は、「人に頼らずに、自分の力で進んで行くこと」、また「独立して自分の思うとおりに生きること」などの意味があります。
「独立」には「他に頼らないで独り立ちすること」という意味があり、「独歩」には、「他の力を借りずに、自分だけですること」という意味があります。
このように「独立」と「独歩」は似た意味があり、同じ意味のある言葉をふたつ重ねることで、独立して自分の力で進むという意味を強めています。
「独立独歩」の使い方
「独立独歩」という言葉の使い方を紹介します。
「独立独歩」という言葉を使う時は、他の人に頼らず、自分だけで何かをしている人に対して使います。
ビジネス面で言えば、会社に所属している人より、フリーランスの人の方が「独立独歩」というイメージがあるでしょう。
また恋愛面で言えば、友達に異性を紹介してもらうタイプではなく、一人で行動し、異性との出会いを果たす人の方が、「独立独歩」と言えます。
このように、独り立ちをしていて、他の人に頼らずに行動する人に対して、「独立独歩」という言葉を使ってみましょう。
「独立独歩」の類語や類似表現や似た言葉
次に「独立独歩」の類語や類似表現を紹介します。
「独立独歩」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「独り立ち」【ひとりだち】
- 「一本立ち」【いっぽんだち】
- 「自立」【じりつ】
- 「孤立」【こどく】
「独り立ち」【ひとりだち】
「独り立ち」には、「自分の力だけでやって行くこと」という意味があります。
例えば、ラーメン店で修業している店員が、自分の店を開店し、自分の力だけでやって行くことを、「自分の店を持ち、独り立ちする」と言います。
また、会社の先輩のフォローを受けながら仕事をしていた新入社員が、一人で仕事を始める時も、「先輩の助けを借りず、独り立ちする」と言います。
「一本立ち」【いっぽんだち】
「一本立ち」には、「助けを借りずに、物事をすること」という意味があります。
例えば寿司屋で修行していた板前が、一人でお客さんの前に立って、寿司を握れるようになる時、「あの職人も、ついに一本立ちをした」などと言います。
「自立」【じりつ】
「自立」には、「自分の力で立派にすること」という意味があります。
例えば実家暮らしをしていた人が、一人暮らしを始めて、親の支援を受けずに生活することを、「自立して、一人暮らしを始めた」などと言います。
「孤立」【こどく】
「孤立」には、「一人だけ離れて存在すること」という意味があります。
「独立」や「自立」に比べると、ややネガティブな意味があることばです。
例えば、戦闘中に、仲間から離れてしまい、敵陣の中に一人だけになる時、「孤立状態」などと言います。
ビジネスシーンでも、同僚と距離を置き、一人で仕事をしている人は、「孤立している」と言えるかもしれません。
「独立独歩」を使った例文や短文など
続いて「独立独歩」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「独立独歩」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「独立独歩」を使った例文1
- 「独立独歩」を使った例文2
「独立独歩」を使った例文1
「私は、『独立独歩』の生活がしたくて、森の中に小屋を建てた」
この例文のように、誰の力も借りずに、一人で生活してみたいと思う人がいるかもしれません。
そのために、他に人が暮らしていない場所で生活を始める人がいるかもしれません。
例えばこの例文のように、森の中に小屋を建てて、一人で暮らす人もいるでしょう。
他にも、無人島に家を建てて生活する時も、「独立独歩」の生活と言えるでしょう。
自分で水を汲み、電気の代わりに火で明かりを灯すような生活は、他の人の力を極力借りていない状態と言えそうです。
かなり極端な例ですが、「独立独歩」とは何かが、理解しやすい行動ではないでしょうか。
「独立独歩」を使った例文2
「先輩は、会社を辞めて起業し、『独立独歩』頑張っている」
ビジネスシーンでは、この例文のような「独立独歩」の働き方が登場しそうです。
これまで会社の大きな傘の下で暮らしていた人が、起業して一人で働き始める時、「独立独歩」仕事を始めると言えます。
また先輩の切り開いたルートで仕事をしている人が、自分独自のルートを切り開いて仕事を始める時などは、例え企業に所属していても、「独立独歩」頑張っていると言えそうです。
出来るだけ、他の人の力を借りずに努力している人に対して、「独立独歩」という言葉を使ってみましょう。
「独立独歩」の反対語
「独立独歩」と反対の意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
そこで「独立独歩」と反対の意味を持つ言葉を紹介します。
- 「専属」【せんぞく】
- 「隷属」【れいぞく】
「専属」【せんぞく】
「専属」には、「特定のひとつの会社などに属すること」という意味があります。
例えばタレントがある企業と「専属契約」を結ぶ時、他の同系統の企業とはスポンサー契約を結んではいけないというルールがあります。
「隷属」【れいぞく】
「隷属」には、「付き添っていいなりに従うこと」という意味があります。
奴隷のように、雇用主のいいなりになり働いている人は、「隷属している」と言われるかもしれません。
「独立独歩」という言葉について見てきました。
みなさんが一人で仕事を始める時、または他の人が独り立ちをして頑張る時に、「独立独歩」という言葉を使ってみましょう。
また起業したいという目標がある人は、「独立独歩」という言葉を心に刻み、その準備をしましょう。