「自立」とは?意味や使い方!例文や解釈
「自立」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「自立」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「自立」とは?
- 「自立」の表現の使い方
- 「自立」を使った言葉と意味を解釈
- 「自立」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「自立」の反対語
- 「自立」の類語や類義語・言い換え
- 「自立」の英語と解釈
「自立」とは?
「自立」とは他からの助け、支配がなく、自分一人の力だけで物事を行うことを言います。
- 「自立」の読み方
「自立」の読み方
「自立」とは「じりつ」と読みます。
「自立」の表現の使い方
「自立」とは、自分一人だけで物事を行うという意味で使われることが多く、独り立ち、独立とも言います。
「一人暮らしで自立している」「自立したい」「自立した女性」という風に使います。
「自立」を使った言葉と意味を解釈
「自立」を使った言葉や言い回しをいくつか紹介していきます。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「自立心」
- 「経済的自立」
- 「精神的自立」
「自立心」
「自立心」とは人に頼らない、独り立ちをして自力でやっていこうとする心構えのことを言います。
「あの子には自立心がない」「自立心が芽生えてきている」「自立心を持ちなさい」という風に使います。
「経済的自立」
「経済的自立」とは誰にも頼らずに自分の生活を営めること、つまり自分を自分の力だけで養うことができることを言います。
それに必要とされるのはまず経済的な基盤です。
仕事であったり、何らかの収入があることが求められるでしょう。
そして、それだけではなく、お金に関する知識をしっかりと持ち使いこなせる能力もあることが大事です。
例えばお金をあるだけ使ってしまうとか、借金を作ってしまうようでは生活が困るのは目に見えています。
経済的な知識を持っていることも大事なことです。
「親元で甘えて暮らし、経済的自立の機会がなかった」「息子に一日も早く経済的自立してもらいたい」という風に使います。
「精神的自立」
「精神的自立」とは、他人に流されたり、依存することなく自分の考えをしっかり持って自信を持って生きていることを言います。
「精神的自立ができていない人は依存心が強い」「精神的自立ができている人はカッコいい」などと使います。
「自立」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「自立」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「自立」を使った例文1
- 「自立」を使った例文2
「自立」を使った例文1
「自立できていれば、何も怖いものなんてないだろう」
「自立」とは他からの助け、支配を必要とせず自分一人だけの力でやっていける状態のことを言います。
つまり一人で何でもできる、生きていけるわけですから怖いものなどないではないかと例文は言っているのです。
「自立」を使った例文2
「いつまでも甘やかして、子どもの自立を妨げる親」
我が子が可愛い、大切だという気持ちは親はいつまでもあります。
しかし成人した子をいつまでも小さい子扱いして、何でも世話をしようとするのは、子どもがいつまでも「自立」しないでいい環境にあるとも言えるのです。
「自立」の反対語
「自立」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「依存」【いぞん】
- 「寄りかかる」【よりかかる】
「依存」【いぞん】
「依存」とは他の者に頼り、成立、存在するという意味になります。
「親に依存して働かない子」「甘いお菓子に依存してしまうことを止めたい」などと使います。
「寄りかかる」【よりかかる】
「寄りかかる」とは体を物にもたせかけるという意味ですが、他に他人を頼りにする、依存するという意味もあります。
「姉に寄りかかることで、嫌われてしまった」「父に寄りかかり生活をしている状態」などと使います。
「自立」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「自立」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「一本立ち」【いっぽんだち】
- 「自助」【じじょ】
- 「自活」【じかつ】
- 「独立独歩」【どくりつどっぽ】
- 「独行」【どっこう】
「一本立ち」【いっぽんだち】
「一本立ち」とは他人の助けを受けないこと、一人の力でやっていくことを言います。
「この春から、自分の店を持ち一本立ちしたんだよ」「一本立ちもできず、いつまでも親方に食べさせてもらっている」などと使います。
「自助」【じじょ】
「自助」とは他の力に頼らずに、自分の力で事を成すことを言います。
「彼女には、自助の精神が育っている」「少しは自助努力したらどうなんですか」などと使います。
「自活」【じかつ】
「自活」とは他からの援助を受けず、自分の力だけで生活をすることを言います。
「彼女はずっと自活しているよ」「自活できないのに、浪費をするな」「外国で自活するなんて、勇気あるわ」などと使います。
「独立独歩」【どくりつどっぽ】
「独立独歩」とは、独立して、他から支配、影響を受けないこと、自分の思う通りにやることを言います。
「兄さん、独立独歩って感じでカッコいいな」という風に使います。
「独行」【どっこう】
「独行」とは一人だけで行くことという意味と、他人の力を借りずに一人だけで物事をすることを言います。
「独立独行で生きる」などと言います。
「自立」の英語と解釈
「自立」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“self-support”(自活)、“independence”(独立)という単語を使います。
例文は“support oneself”(自立する)、“an independent woman”(自立した女性)となります。
いかがでしたでしょうか。
「自立」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
「自立」とは他からの助け、支配がなく自分一人で物事を行うことを言います。
「自立」の意味が理解できましたら「経済的自立」「精神的自立」「自立心」といった言葉の意味も自然とわかることでしょう。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。