「機嫌を損ねる」とは?意味や類語!例文や表現の使い方!
皆さんは、今まで「機嫌を損ねる」という言葉を耳にしたことがあると思いますが、実際にそのようなことを体験したことが、どれだけあるでしょうか?
また、言葉の意味自体を分かっていないかもしれません。
そこで今回はこの「機嫌を損ねる」について説明をしていくことにします。
目次
- 「機嫌を損ねる」とは?意味
- 「機嫌を損ねる」の表現の使い方
- 「機嫌を損ねる」を分解して解釈
- 「機嫌を損ねる」を使った例文と意味を解釈
- 「機嫌を損ねる」の類語や言い換え
「機嫌を損ねる」とは?意味
「機嫌を損ねる」とは、「人の良い気分を害すること」、「いい気分でなくすること」、「不愉快な気分にさせる」といったような意味で使われている言葉です。
「機嫌を損ねる」の表現の使い方
「機嫌を損ねる」とは、日頃の会話の中で、相手の気分を悪くさせてしまうことをやってしまい、非常に人間関係を悪化させた時などに使われることになります。
しかし、ちょっとした言葉の弾みで、相手がいきなり顔を真っ赤にして起こり出すこともあるので、とても難しい場面でもあります。
「機嫌を損ねる」を分解して解釈
では、ここで「機嫌を損ねる」を「機嫌」と「損ねる」の2つに分けてそれぞれの意味を解釈してみることにします。
- 「機嫌」
- 「損ねる」
「機嫌」
「機嫌」とは、「愉快か不快かという気分」のことで、「機嫌がいい」となると「愉快な状態」を意味しており、「機嫌が悪い」は「不快な思い」になっていることになります。
「損ねる」
「損ねる」とは「人の気持ちを傷付ける」、「身体の調子を悪くする」、「物が壊れる」、「傷付く」、「気持ちなどが悪い状態になる」などの解釈がありますが、「機嫌を損ねる」では、「気持ちを傷付ける」という意味で理解することができます。
「機嫌を損ねる」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「機嫌を損ねる」を使った例文を見ていくことにしましょう。
- 「機嫌を損ねる」を使った例文1
- 「機嫌を損ねる」を使った例文2
「機嫌を損ねる」を使った例文1
「社長の考えに反対してしまった私は、彼の機嫌を損ねてしまい、今の地位を手放さなければならない」
たった一言の反論で自分の地位や役職を失ってしまうようなワンマン社長の企業は、世の中に五万とあります。
恐らく会社のためを思い、具申したのでしょうが、その反論が社長の「機嫌を損ねる」ことになってしまったのでしょう。
しかし、本当に大事にすべきなのは、このように反論してくれる部下のはずなのですが。
「機嫌を損ねる」を使った例文2
「今、取引先に反論しても相手の機嫌を損ねるだけなので、じっと我慢することに徹することだ」
ビジネスの世界ではこのようなことが日常茶飯事ではないでしょうか?
例え取引先であっても、先方が間違った意見やクレームを言ってきた時には、しっかりと筋を通す必要がありますが、それでも「機嫌を損ねる」ことのないように、こちらから反論するタイミングを考える必要があります。
「機嫌を損ねる」の類語や言い換え
ここでは「機嫌を損ねる」の類義語を見ていくことにします。
- 「不興を買う」
- 「反感を買う」
- 「逆鱗に触れる」
「不興を買う」
「不興を買う」という表現が「機嫌を損ねる」の類義語として挙げられますが、意味としては「興味がなくなること」や「しらけること」という意味があります。
特に「機嫌が悪いこと」という意味では、「目上の人の機嫌を損なう」ことから「親や上司など、目上の人の怒りに触れて叱りを受けること」という意味合いが強くなってきます。
「反感を買う」
「反感を買う」も類義語として見ることができ、「同意できなかったり、不快な思いで、反発や反抗したくなる感情を芽生えさせること」という意味になります。
「逆鱗に触れる」
「逆鱗に触れる」も「機嫌を損ねる」と似た解釈で「人に怒りや反感の心情を起こさせる状態」を指しています。
そもそも「逆鱗(げきりん)」とは、伝説上の「龍」の81枚の 鱗 ( うろこ )の中のあごの下に1枚だけ逆さに生えている鱗のことで、「逆鱗」は「触れてはならないもの」のことを指していました。
そのことから、「逆鱗に触れる」という言葉が使われた場合は、相手をすごく怒らさせた印象があります。
「機嫌を損ねる」という言葉の意味や活用場面をいくつか紹介しましたが、このような場面に出くわすことがないように日頃の言動に注意したいものです。