「醸し出される」とは?意味や類語!表現の使い方!
「醸し出される」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
ここでは「醸し出される」という言葉の意味、使い方、例文など詳しく解説しています。
では一緒に言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「醸し出される」とは?意味
- 「醸し出される」の表現の使い方
- 「醸し出される」を分解して解釈
- 「醸し出される」の英語と解釈
- 「醸し出される」を使った例文と意味を解釈
- 「醸し出される」の類語や言い換え
「醸し出される」とは?意味
「醸し出される」とは「醸し出す」のことで意味はある雰囲気、気分をそれとなく作り出すこととあります。
「出される」とありますので受け身になります。
「醸し出される」はある雰囲気、気分を作り出されたということになります。
- 「醸し出される」の読み方
「醸し出される」の読み方
「醸し出される」は「かもしだされる」と読みます。
「醸し出される」の表現の使い方
「醸し出される」という言葉の使い方は、ある雰囲気、気分を作り出されるという意味ですので、自分ではなく相手や他のことに対して使います。
例えば「彼がいると、明るい雰囲気が醸し出されるよね」「この服を着れば、大人の雰囲気が醸し出される」といった使い方になります。
自分のことを言う場合は「醸し出す」という言葉に変更します。
「これからは、大人の雰囲気を醸し出すように頑張る」などと使えばいいのです。
「醸し出される」を分解して解釈
「醸し出される」は「醸す」と「出す」という二つの言葉からできている言葉です。
それではそれぞれの意味を確認しておきましょう。
- 「醸し」
- 「出される」
「醸し」
「醸し」とは「醸す」という言葉のことです。
意味はその場にある雰囲気、状態を出現させること、ある物事、事態を作り出していくこと、もたらすこととなります。
例えば「あの人は問題発言を繰り返して、物議を醸すことが趣味なんだよ」と使います。
「出される」
「出される」とは「出す」という言葉の受け身となりますが「出す」の意味は沢山あります。
一般的には中にあるものを外に移す、つきだす、人に見えるようにするといったことが「出す」の意味としてよく使われています。
それが自分ではなく、相手や他から「出す」ことを「出される」「出された」と言うのです。
「醸し出される」の英語と解釈
「醸し出される」は英語では作り出すという意味においては“create”、引き起こす、生み出すという意味では“Produce”となります。
「醸し出される」を使った例文と意味を解釈
それでは「醸し出される」を使った例文をいくつか見ていきましょう。
- 「醸し出される」を使った例文1
- 「醸し出される」を使った例文2
「醸し出される」を使った例文1
「意味ありげな雰囲気が醸し出されるので、察する努力をする」
言葉にはしなくても、態度や目線でそれとなく相手に真意を伝わらせるようにすることが上手な人がいます。
そのような人は恋愛上手とも言われるでしょうし、仕事においても自分は何も言わなくても思い通りのペースに相手を動かすことも得意です。
「醸し出される」を使った例文2
「自然と明るい雰囲気が醸し出されるので、気まずくならなくていい」
一緒にいると、楽しい明るい雰囲気にさせる人、一方で暗い気持ちにさせる人といます。
もちろん前者の人といる方が楽しいですし、気まずくなりません。
雰囲気を作り出すことを「醸し出す」と言います。
「醸し出される」の類語や言い換え
「醸し出される」の類語、言い換えを見ていきましょう。
- 「漂わせる」【ただよわせる】
- 「匂わせる」【におわせる】
「漂わせる」【ただよわせる】
「雰囲気を漂わせる」という言葉もよく使います。
漂うとはふらふらする、あてもなく動くといった意味もありますが、この場合は香り、雰囲気などを感じられるという意味の「漂う」となります。
「匂わせる」【におわせる】
「匂わせる」とは、それとなくほのめかすという意味があります。
「匂わせ女子」などという言葉も今はあります。
「醸し出される」を簡単に言うならば「匂わせる」で直してみるとわかりやすいのではないでしょうか。
いかがでしたでしょうか。
「醸し出される」という言葉の意味が理解できたのではないでしょうか。
今後は自信を持って「醸し出される」を使いこなしていきましょう。