「考えさせられる」とは?意味や類語!表現の使い方!
「考えさせられる」は、主に印象的な事柄や存在に対して使う表現です。
では、どのようなことなのでしょうか。
目次
- 「考えさせられる」とは?
- 「考えさせられる」の表現の使い方
- 「考えさせられる」を分解して解釈
- 「考えさせられる」の英語と解釈
- 「考えさせられる」を使った例文と意味を解釈
- 「考えさせられる」の類語や言い換え
「考えさせられる」とは?
考えされられるとは、「理解を求められる」ことです。
そこまで深く、きちんとそれを求められる訳ではなく、「理解(解釈)が難しい」ことだと表現すると分かりやすいと思います。
例として、「考えさせられる絵画だ」と言った場合、何を表現しているのか簡単には分からない絵のことで、「あの人のが発言には考えさせられる」と使った場合、解釈の仕方によって色々な方向にとれる、もしくは簡単には理解ができないような難しい話という意味になります。
- 「考えさせられる」の読み方
「考えさせられる」の読み方
「考えさせられる」は、「かんがえさせられる」とそのまま読んでください。
「考える」から変化させた形なので、読み方には何も難しい点はありません。
元がそのような簡単な言葉の割に、「考えさせられる」とすると途端に意味が難しくなってしまうのは、「考える」という言葉の奥の深さだと言えるでしょう。
「考えさせられる」の表現の使い方
「考えさせられる」は、先のように「理解を求められる」、または「理解(解釈)が難しい」場合に使う表現ですが、その気はないのに使うこともある言葉です。
この場合、確かに理解が必要な事柄や内容だったものの、無理にそうしようとせずに(その気がない)、「それは考えさせられるね」などと発言して、お茶を濁すといった使い方です。
そのように答えておくことで、「何のことか分からない」などと返すより、角の立たない無難な返答になる為、「考えさせられる」と相手が使っても、本当に理解しようとしているのかは分からないということです。
「考えさせられる」を分解して解釈
「考えさせられる」を2つに分解して詳しく解釈していきます。
それぞれに難しい意味はありませんが、この2つが合わさると、ここで紹介しているように少々難しい意味になるのが特徴です。
- 「考え」
- 「させられる」
「考え」
「考え」は、「考えて思い付いた内容」という使い方ができます。
「彼なりの考えがあるみたいだ」のような使い方がそれで、「考えさせられる」においてもこの意味だと解釈してください。
「させられる」
「〜を求められる」ことです。
「運動させられる」とすると、運動することが求められることとなります。
この2つの言葉から、「考えさせられる」は「考えて思い付くことを求められる」という意味となっています。
「考えさせられる」の英語と解釈
「考えさせられる」には、ちょうど同じ意味として使える英語表現があります。
“thought-provoking”がその形で、“This picture that makes thought-provoking.”と使えば、「これは考えさせられる絵だ」となります。
日本語と同じく、「理解(解釈)が難しい」といった本来意味の他に、上で挙げたお茶を濁すような使い方にも使える表現です。
「考えさせられる」を使った例文と意味を解釈
考えさせられるを使った例文と、その意味の解釈です。
本来の意味の方で使っています。
- 「考えさせられる」を使った例文1
「考えさせられる」を使った例文1
「そこまで考えさせられる内容でもなかった」
そこまで理解(解釈)するのが難しい内容でもなかったと言っています。
少なくとも自分なりの解釈はできたという場合に用いる表現です。
「考えさせられる」の類語や言い換え
「考えさせられる」と似た意味で使える言葉です。
多少意味合いは異なりますが、簡単にはこれだと理解(解釈)ができないという点では同じです。
- 「示唆に富む」【しさにとむ】
「示唆に富む」【しさにとむ】
「色々な理解ができる」という意味で使う表現で、「実に示唆に富む絵画だ」と使った場合、色々な解釈が可能な絵だと考えていいでしょう。
理解(解釈)が自体が難しいのではなく、どのような理解や解釈が正しいのか(その方向)が難しいという場合に使うといいでしょう。
「考えさせられる」は、本来の意味の他に、ぼやかした(はっきりとは答えない、またはよく分からない)場合の返答にも使えるといった便利な面もある言葉です。