「機知に富む」とは?意味や類語!表現の使い方!
「機知に富む」というのはほめ言葉なのは何となく分りますが、一体どの様な意味なのでしょうか。
言葉の成り立ちや類語なども紹介しますので参考にして下さい。
目次
- 「機知に富む」とは?意味
- 「機知に富む」の表現の使い方
- 「機知に富む」の英語と解釈
- 「機知に富む」の類語や言い換え
- 「機知に富む」を使った例文と意味を解釈
「機知に富む」とは?意味
「機知に富む」の意味や言葉の成り立ちについて紹介します。
- 「機知に富む」の意味
- 「機知に富む」の言葉の成り立ち
「機知に富む」の意味
「機知に富む」は「きちにとむ」と読みます。
意味は「その人の言動が臨機応変であり、他人が見て感心する様子」です。
急に何かの話題を振られた時でも、すぐにふさわしい答えを見つけられます。
想定外のことが起きても過去の知識や経験などから、すぐに最も適切な行動が取れるのです。
特に人を笑わせたりすることは必要とせずに、その人の行動を見て周囲の人が「よく考えつくなあ」と感心させられる様な人のことを言います。
「機知に富む」の言葉の成り立ち
「機知に富む」は「機知+に(助詞)+富む」で成り立っています。
「機知」とは「その場に応じてとっさに発言や対応ができる優れた知恵のこと」で、才能や能力ではなく「知恵」を意味しているのです。
「富む」は「たくさん持っている」という意味です。
これらの言葉が組み合わさり「その場に応じてとっさに行動できる知恵をたくさん持っている人」という意味で使われています。
「機知に富む」の表現の使い方
「機知に富む」の使い方のポイントを紹介します。
- 「機知に富む」の反対語
- 「ユーモアのセンス」ではない
「機知に富む」の反対語
「機知に富む」の反対語は「機転が利かない」です。
「機転」とは「その場に応じて機敏に気配りをすること」で、「機転が利かない」は「柔軟性がないこと」を言います。
「ユーモアのセンス」ではない
「機知に富む」というと「ユーモアのセンスが必要なのでは」と思う人もいます。
しかし「機知に富む」は人を感心させる様な言動をすることであり、笑わせることではありません。
面白いことが言えなくても「機知に富む」と言う使い方をします。
「機知に富む」の英語と解釈
“He is a person of wit.”
「彼は機知に富んだ人だ」になります。
「機知」の英訳は「wit」で、日本語出も「ウィット」として使われています。
「機知に富む」の類語や言い換え
「機知に富む」の類語を紹介します。
- 「頭の回転が速い」【あたまのかいてんがはやい】
- 「当意即妙」【とういそくみょう】
「頭の回転が速い」【あたまのかいてんがはやい】
「その場の状況に応じて素早く適切な対応ができること」という意味です。
こちらは「知恵」があるというだけではなく実際に「頭が良い」という意味でも使われます。
「当意即妙」【とういそくみょう】
意味は「その場の状況や雰囲気を読み取り、即座に適切な言動をすること」という意味で、「機知に富む」の言い換えとして使われる言葉です。
「機知に富む」を使った例文と意味を解釈
「機知に富む」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「機知に富む」を使った例文1
- 「機知に富む」を使った例文2
「機知に富む」を使った例文1
「彼はパーティーで機知に富んだ発言で人気者になった」
パーティ―会場では見知らぬ大勢の人達と会話をする必要があります。
相手に合わせて和やかに会話をすることで、皆から「話していて楽しい人」と思われ名前が知られる様になったことを表しています。
「機知に富む」を使った例文2
「彼はいつも機知に富んだコメントをする」
SNSやツイッターの書き込みは、自分中心で一方的な内容のことが多くなります。
そんな中で相手のことを思う気持ちが伝わり、読んだ人が「上手い表現だ」と感心する様なコメントができる人のことを表しています。
「機知に富む」は「その人の言動が臨機応変であり、他人が見て感心する様子」という意味です。
知恵が深く、何かの折にとっさに対応できる人のことを言います。
ほめ言葉ですので積極的に使う様にしましょう。