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「忌々しい」とは?使い方や例文!徹底解釈

「忌々しい」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

「忌々しい」はいい意味で使われることはありませんので、聞いた時は悪い雰囲気だった時ではなかったでしょうか。

ここでは「忌々しい」の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。

では一緒に言葉の理解を深めていきましょう。

忌々しい

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「忌々しい」とは?使い方や例文!徹底解釈>


目次

  • 「忌々しい」の意味とは?
  • 「忌々しい」の表現の使い方
  • 「忌々しい」を使った言葉と意味を解釈
  • 「忌々しい」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「忌々しい、ああ忌々しい、忌々しい」とは?
  • 「忌々しい」の類語や類義語・言い換え
  • 「忌々しい」の英語と解釈(meaning)


「忌々しい」の意味とは?

「忌々しい」の意味とは?

「忌々しい」とはいくつかの意味があります。

よく使われるのは、「悔しい、腹立たしい、癪にさわる」といった意味合いとなります。

他には、「はばかり遠慮するべきであるとか、不吉なことを連想させる、縁起が悪い」といった意味もあります。

おわかりかとは思いますが「忌々しい」はいい意味合いではありません。

  • 「忌々しい」の読み方
  • 「忌々しい」の語源

「忌々しい」の読み方

「忌々しい」とは「いまいましい」と読みます。

「忌々しい」でも読めるのですが、本来は「忌ま忌ましい」と書くのが正しいとされています。

「忌々しい」の語源

「忌々しい」という言葉は、現在では悔しい、腹が立つ、癪にさわるといった意味合いで使われることがほとんどではないでしょうか。

しかしもともとは、はばかり遠慮するべきであるという意味で源氏物語では使われています。

また平家物語においては不吉なことを連想させる、縁起が悪いという意味で使われています。

「忌々しい」はとても古くからある日本語なのだということがわかるかと思います。



「忌々しい」の表現の使い方

「忌々しい」の表現の使い方

「忌々しい」という言葉は腹が立つ時に「ああ、忌々しい」などと相手のことを言ったりします。

嫌なこと、悪いことに使われる言葉ですから褒め言葉ではありませんし、良い雰囲気の場において出てくる言葉ではないのです。

人に向かって「忌々しい奴」と罵って言ったり、陰で怒りを込めた悪口として言うことの方が多いですから、使い方には気をつけるようにしましょう。

  • 「禍々しい」と「忌々しい」の違い
  • 「忌まわしい」と「忌々しい」の違い

「禍々しい」と「忌々しい」の違い

「忌々しい」と混同されそうなのが「禍々しい」ではないでしょうか。

「禍々しい」「まがまがしい」と読みます。

意味は悪いことが起こりそうな予感、縁起が悪い、不吉ということがあります。

また忌々しい、けしからんという意味もありますので「忌々しい」とは類語とも言えなくもありません。

現在の話し言葉としては「忌々しい」が腹が立つ、癪にさわるで「禍々しい」は悪いことが起こりそう、縁起が悪い、不吉といった意味で使われることが多いと覚えておきましょう。

「忌まわしい」と「忌々しい」の違い

「忌々しい」と同じ漢字を使った「忌まわしい」という言葉ですが意味は嫌な感じ、不吉、忌むべきことであるといったことになります。

こちらも平家物語に使われている言葉ですから古くからある言葉ということになります。

「忌々しい」を使った言葉と意味を解釈

「忌々しい」を使った言葉と意味を解釈

「忌々しい」の意味が理解できましたでしょうか。

それでは「忌々しい」を使った言葉を紹介しながら意味の解釈をします。

よく使われる言い回しですので覚えておくと役に立ちます。

  • 「忌々しい存在」
  • 「忌々しい人」

「忌々しい存在」

「忌々しい存在」とは、悔しい、腹が立つ、癪にさわるといったように自分が不愉快な感情になる存在に対して言う場合と、不吉、縁起が悪い存在のことを言う場合と大きく分けて二通りあるでしょう。

忌々しい存在とは人の場合もありますが、例えばある場所であったり、ある物、もしくはある部署とか立場といったものかもしれません。

自分にとって不愉快、不吉だと感じる存在に使う言葉です。

例えば「あの建物のせいでうちが日陰になる、本当に忌々しい存在だよ」といった風に使います。

この場合の「忌々しい存在」とは「建物」のことを指しています。

「忌々しい人」

「忌々しい人」とはよく使われる言い方ではないでしょうか。

人に嫌なことを言ったりしたりする、特に自分に対して悪意を持って嫌なことをしてくる人がいればその人のことは「忌々しい人」として思うようになるでしょう。

憎たらしい言動をする人に向かって「あなたって、忌々しい人ね」と文句を言う時に使ったりもします。

これは「あなたって嫌な人ね」と同じような意味合いです。

「忌々しい」にも度合いがあります。

本人に「忌々しい」と面と向かって言えるならばまだ健全でしょう。

しかし心の中で憎悪の感情が溜まっていき「忌々しい奴め」と呪うようになるのは怖いものがあります。



「忌々しい」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「忌々しい」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「忌々しい」を実際に使った例文をいくつか紹介しましょう。

意味の解釈もつけていますので、言葉の使い方の参考にしてみてください。

  • 「忌々しい」を使った例文1
  • 「忌々しい」を使った例文2
  • 「忌々しい」を使った例文3

「忌々しい」を使った例文1

「うちを目の敵にして、本当に忌々しい奴だ」

なぜか、自分に悪意を向けてくる人、嫌がらせ、嫌味な人というのは、本当に不愉快な存在です。

嫌いならば相手にしなければいいのにと思うものですが、なぜかこの手の人というのは相手に粘着質なことが多いのです。

目の敵にしてくる、嫌がらせをしてくるという相手に対して「本当に忌々しい」という感情を持つのは致し方ないでしょう。

「忌々しい」を使った例文2

「あの忌々しい人の顔など見たくもない」

顔を見ると嫌な気分になる、顔も見たくないほど嫌いという人には「忌々しい」という言葉を使うこともあります。

腹が立つ、癪にさわるといったことが立て続きますと「嫌い」「苦手」という感情から「忌々しい」といった思いに変わっていきます。

一旦「忌々しい」と思うようになりますと、仲良くしようという気持ちは薄れてしまうでしょう。

「忌々しい」を使った例文3

「身に着けた人は不幸になる、忌々しい宝石なんだ」

「忌々しい」には不吉、縁起が悪いといった意味もあります。

例えば例文のように、身に着けた人が不幸になることが続く宝石などがありますとそれは「忌々しい宝石」と呼ばれるようになるでしょう。

これは「腹が立つ宝石」の意味ではなく「縁起が悪い宝石」という意味です。

「忌々しい、ああ忌々しい、忌々しい」とは?

「忌々しい、ああ忌々しい、忌々しい」とは?

「忌々しい、ああ忌々しい、忌々しい」というセリフは涼宮ハルヒの憂鬱の主人公キョンのセリフとして有名です。

ちなみにキョンとはあだ名であり、本名ではありません。

(本名は不明)もともとはライトノベルですが、小学生向けの文庫も出ており、そちらはふりがながふってあり読みやすくなっています。

「忌々しい」の類語や類義語・言い換え

「忌々しい」の類語や類義語・言い換え

「忌々しい」の類語、言い換えなどを紹介します。

「忌々しい」と一緒に以下の言葉も覚えておきますと語彙力がアップ、表現の幅も広がっていきますのでおすすめです。

  • 「憎たらしい」【にくたらしい】
  • 「大嫌い」【だいきらい】
  • 「不吉」【ふきつ】

「憎たらしい」【にくたらしい】

「憎たらしい」とはいかにも憎らしいという意味になります。

「憎らしい」は癪にさわる、いやな感じ、腹が立つという意味ですから「忌々しい」と同じ意味となります。

しかし「憎たらしい」は反語的に使うこともあります。

例えば「私の心を奪った憎たらしい人ね」といったように、心が惹かれる、可愛い、愛しいといった意味合いでも使います。

会話、雰囲気の流れからどちらの「憎たらしい」なのかは簡単に判断ができることでしょう。

「大嫌い」【だいきらい】

「忌々しい」をごく簡単に言えば「大嫌い」という感情にいきつくのではないでしょうか。

腹が立つ、嫌な感じというのは嫌いな人に持つ感情です。

同じことを言われたり、されても好きな人ならば許せることもあります。

「不吉」【ふきつ】

「忌々しい」には別の意味合いもあります。

それは不吉とか、縁起が悪いといったことです。

「忌々しい家」「忌々しい宝物」といった言い方であれば「腹が立つ家」「癪にさわる宝物」とはちょっと意味が違うと気がつくでしょう。

この場合は「不吉な家」「不吉な宝物」と訳した方がしっくりきます。

「忌々しい」「不吉」と言い換えることもできるのです。

「忌々しい」の英語と解釈(meaning)

「忌々しい」の英語と解釈(meaning)

「忌々しい」とは英語ではどのように言い表すのでしょうか。

「忌々しい」はいくつかの意味合いがあります。

「いらいらさせる」“irritating”「腹立たしい」“annoying”となります。

また「胸が悪くなるような」“disgusting”です。

例文は“an irritating noise.”(忌々しい騒音)となります。

icon まとめ

いかがでしたでしょうか。

「忌々しい」という言葉の意味、使い方、例文などをまとめてお伝えしてきました。

「忌々しい」は腹が立つ、癪にさわるといった悪感情の意味合いですので、人に面と向かって言うような言葉では本来はないということを覚えておきましょう。

会話において使われる時は不愉快な感情を伝える時、悪口を言う時です。

それでは「忌々しい」という言葉の意味をしっかり覚えておいてください。