「時間を費やす」とは?意味や類語!表現の使い方
「時間を費やす」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「時間を費やす」という言葉を使った例文や、「時間を費やす」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「時間を費やす」とは?
- 「時間を費やす」を使った言葉
- 「時間を費やす」の類語や類似表現や似た言葉
- 「時間を費やす」を使った例文や短文など
- 「時間を費やす」の英語
「時間を費やす」とは?
みなさんは「時間を費やす」という言葉を知っているでしょうか。
「研究に時間を費やす」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
一方で、「時間を費やす」とは何か、見当もつかない人もいるでしょう。
そこで「時間を費やす」という言葉の意味を紹介します。
- 「時間を費やす」の読み方
- 「時間を費やす」の意味
「時間を費やす」の読み方
「時間を費やす」は「じかんをついやす」と読みます。
「時間」は「じかん」「費やす」は「ついやす」と読みます。
これを機会に「時間を費やす」は「じかんをついやす」と読むことを知っておきましょう。
「時間を費やす」の意味
「時間を費やす」の意味を紹介します。
「時間を費やす」の「費やす」には、「金銭、時間、労力をなど使うこと」「浪費する」という意味があります。
さらに「使った結果なくす」という意味もあります。
そのため「時間を費やす」には、「時間」を「あることに成し遂げるために使う」という意味や、「使った結果なくす」という意味があります。
時間を掛けたものの、それほど成果が出なかった時にも、「時間を費やす」という言葉を使います。
このように「時間を費やす」には、「あることを成し遂げるために時間を使う」という意味があります。
「時間を費やす」を使った言葉
次に「時間を費やす」を使った言葉を紹介し、その意味を解釈して行きます。
「時間を費やす」を使った、代表的な言葉を紹介します。
- 「無駄な時間を費やす」【むだなじかんをついやす】
- 「いたずらに時間を費やす」【いたずらにじかんをついやす】
「無駄な時間を費やす」【むだなじかんをついやす】
「無駄な時間を費やす」という言葉があります。
この言葉には、「成果を出すために、たくさん時間を使ったが、成果が出ずに無駄になってしまった」という意味があります。
もともと「費やす」には、ネガティブな意味があり、「時間を失った」というような意味がふくまれています。
「研究に時間を費やす」と言う言葉には、「研究で新しい発見などの成果を目指し、時間をたくさん使う」という意味があります。
しかし、何も成果が得られなかった時、「無駄な時間を費やした」と思うかもしれません。
「いたずらに時間を費やす」【いたずらにじかんをついやす】
「いたずらに時間を費やす」という言葉もあります。
「いたずらに」には、「無駄に」「むなしく」という意味があるため、「無駄に時間を費やす」とほとんど同じ意味になります。
例えば、刑事ドラマを見ていると、時効が近づいた未解決事件を扱うことがあります。
このようなドラマでは、犯人のしっぽを掴めずに、捜査が空振りに終わり、貴重な時間を消費してしまっているシーンが登場します。
このような時に、捜査本部の誰かが、「いたずらに時間を費やしている」と言います。
「成果がないのに、むなしく時間だけが過ぎて行く」という意味があります。
「時間を費やす」の類語や類似表現や似た言葉
「時間を費やす」の類語や類似表現を紹介します。
「時間を費やす」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「時間をかける」【じかんをかける】
- 「タイムロス」【たいむろす】
「時間をかける」【じかんをかける】
「時間をかける」には、「時間をたくさん使う」という意味があります。
例えばカレーライスを作る時、カレールウのパッケージ通りに、簡単な作り方をすれば、30分でカレーライスが作れます。
しかし、玉ねぎのみじん切りをあめ色玉ねぎにしたり、スパイスを調合するなど、時間を掛ければ、一日仕事になります。
後者の場合、時間をたくさん使ってカレーライスを作るため、「カレーライスづくりに、時間をかける」と表現できます。
「タイムロス」【たいむろす】
「タイムロス」には「時間を失う」という意味があります。
「無駄に時間を使ってしまう」という意味があるカタカナ語になります。
例えば、急いで取引先に向かっている時、タクシーが止まらずに10分時間を無駄にした時、「タイムロスが10分出た」などと言います。
「時間を費やす」を使った例文や短文など
「時間を費やす」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「時間を費やす」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「時間を費やす」を使った例文1
- 「時間を費やす」を使った例文2
「時間を費やす」を使った例文1
「『時間を費やして』作ったレポートが、書き直しになってしまった」
この例文は、学生の卒論、社会人のレポート作成の場面を再現したもので、共感する人も大野ではないでしょうか。
かなり時間をかけて、会心のレポートができたのに、担当教授にダメ出しをされてへこんだ経験があるでしょう。
または、上司に企画案のレポートを提出して、没になり、時間を無駄にしてしまったと感じることがあるかもしれません。
「時間を費やす」を使った例文2
「彼女を振り向かせるため、『時間を費やしたのは』無駄ではないと思いたい」
この例文に登場する男性は、片想いの女性を振り向かせたくて、時間をたっぷり使ってアプローチをしたのでしょう。
しかし、結果的には実を結ばなかったようです。
このような時間は、無駄と感じやすい時間ではありますが、振りかえれば楽しくて充実した時間だったかもしれません。
またこのような恋愛経験は次の恋愛に行かせるため、この例文で言うように、無駄ではないかもしれません。
「時間を費やす」の英語
「時間を費やす」を英語にすると、どのような表現になるでしょうか。
「時間を費やす」は英語で、“spend time”(スペンドタイム)になります。
そのため「私の全ての時間を費やす」という文章を英文にすると、“spending all may time”になります。
このように「時間を費やす」という言葉を、英文の中に加えたい時、“spend time”という言葉を使ってみましょう。
「時間を費やす」という言葉について見てきました。
何かに熱中し、何かを達成しようと努力する時、気付けば「時間を費やしている」かもしれません。
そしてもし何も達成できなかったとしたら、無駄な時間を使ったと悲しくなるかもしれません。
しかし熱中して過ごした時間は、素晴らしい時間と言えます。
仮に趣味だとすれば、これほど熱くなれる時間を過ごせる趣味はなかなかみつからないでしょう。
「時間を費やす」にはネガティブな意味がありますが、恐れすぎる必要はないでしょう。