「話を遮る」とは?意味や類語!英語や使い方!
「話を遮る」人はどの社会にも存在するものです。
しかし、話を遮られてしまうと良い気持ちがしないですよね。
それならば、「話を遮る」という言葉にはどのような意味があるのでしょうか。
ここでは「話を遮る」、という言い回しについて紹介します。
目次
- 「話を遮る」とは?意味
- 話を「かぶせる」「遮る」の表現の違い
- 「話を遮る」の英語と解釈
- 「話を遮る」の類語や言い換え
- 「話を遮る」を使った例文と意味を解釈
「話を遮る」とは?意味
「話を遮る」というのは、途中で口を挟んで相手の話を止めてしまうという意味になります。
相手の会話の流れを中断してしまうことを「話を遮る」と表現します。
小さな頃から、人の話を遮らないように教えられますよね。
例えば、母親が誰か友人と話しているときは静かにしなさいと教えられた人もいるのではないでしょうか。
母親が近所の人と話をしている時に口出しをしてしまえば、それは母親とその人の話を遮ったということになるのです。
- 「話を遮る」人の印象
- 「話を遮る」の読み方
「話を遮る」人の印象
「話を遮る」人は、自分の話を周りに聞かせようと躍起になっている、人の話には関心がない、といった印象を持たれてしまうことがあります。
特にビジネスにおいては人の「話を遮る」ことが多くなると、周りから「人の話に関心がないでしょう?」などと指摘されてしまうことも増えます。
人の話に関心がないという事は自尊心が高すぎるなどと思われてしまうこともありますので、決して良い評価は得られません。
「話を遮る」の読み方
「話を遮る」という表現は「はなしをさえぎる」と読みます。
日常的に使われる漢字ではありませんので、ぜひしっかりと覚えておきましょう。
話を「かぶせる」「遮る」の表現の違い
「話を遮る」という表現だけではなく、話をかぶせるという言い回しもあります。
話をかぶせるというのはこちらが話をしている時、まだ話が終わっていないのにもかかわらず自分の言いたいことを上からかぶせるように話し始めるということになります。
「話を遮る」というのは相手の話を中断させるということであり、邪魔をするという意味になります。
例えば、お母さんと近所の人が話をしている時、「ねぇねぇお母さん」と全く違う話をしてしまえば、それは「話を遮る」ということになります。
それに対し、何かの説明をしているときに「あ、それ知っています、こういうことですよね!」などと相手の話が終わっていないにもかかわらず話し始めてしまう事を「話をかぶせる」というのです。
特に話をかぶせるということに関しては無意識でやっている人が多いとも言われています。
ただし、どちらも似たような意味で使われることが多いのではないでしょうか。
「話を遮る」の英語と解釈
「話を遮る」という表現を英語にすると“interrupt the conversation”になります。
例えば「話を遮らないでください」というのであれば“don’t interrupt me while I’m talking.”や“don’t cut me off while I’m speaking.”という表現が使えます。
「話を遮る」の類語や言い換え
ここでは類義語を紹介します。
- 「話の腰を折る」
- 「水を差す」
- 「茶々を入れる」
「話の腰を折る」
話の腰を折るというのは、人が話しているときに口を挟んで邪魔をするという意味になります。
例えば、誰かと話をしている時、他の人が話に割り込んできた場合、それは話の腰を折られたという表現が使えます。
「水を差す」
水を差す、という表現は物事がうまくいっているときに邪魔をする、乱す、という意味があり、仲の良い人たちを仲違いさせるという意味があります。
必ずしも相手の会話を邪魔するという意味になるとは限りませんが、うまくいっている会話を中断させるという意味では水を差す、という表現も類義語だと考えられます。
「茶々を入れる」
茶々を入れるという表現はいたずらに騒ぎ立てる、暴れる、という意味があり、邪魔をするという意味になります。
誰かが話をしている時、その話の邪魔をすればそれは茶々を入れるということになります。
「話を遮る」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介します。
- 「話を遮る」を使った例文1
- 「話を遮る」を使った例文2
「話を遮る」を使った例文1
「あの部長がすぐに話を遮ってくるから嫌だ」
職場では、部下のみならず上司から話を遮られてしまうことがあるかもしれません。
何か大切な話をしているときに遮られてしまうと嫌になってしまいますよね。
また、上司の場合は「やめてください」と簡単に言えないということにストレスを溜めてしまうこともあるかもしれません。
「話を遮る」を使った例文2
「話を遮る人は他の人の話を聞いていない傾向があります」
無意識のうちに人が話を遮ってしまうという癖を持つ人もいるかもしれません。
そのような場合は他の人の話を聞いているかどうか自分で考える必要があります。
人の話が終わってから5秒経って話し始めるように意識する、深呼吸をするように心がける、などといった気持ちを持ちましょう。
「話を遮る」という行為は社会的には良いイメージで捉えられないことがほとんどです。
そのため、もしもその癖を持っているのであれば、改める必要があると言えるでしょう。