「売り切り」とは?意味や使い方!例文や解釈
「売り切り」という言葉を聞いたり読んだりしたことはあるでしょうか。
ここでは「売り切り」の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
一緒に「売り切り」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「売り切り」とは?
- 「売り切り」の言葉の使い方
- 「売り切り」の類語や類似表現や似た言葉
- 「売り切り」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「売り切り」の反対語
- 「売り切り」の英語と解釈
「売り切り」とは?
「売り切り」とはある期間の中で売り切ってしまうこと、売りつくすという意味があります。
また債権市場において、買い戻し条件がつかない取引のことを言います。
ネットオークションといった場では「その品物限り」といった意味で使うこともあります。
どの「売り切り」なのかは、前後の会話の流れ、状況を見て判断するようにします。
- 「売り切り」の語源や由来
- 「売り切り」の読み方
「売り切り」の語源や由来
「売り切り」という言葉はいくつかの意味があることがわかりました。
言葉としては他には「売り切る」「売り切れ」などもあります。
「売り切る」は売る側が「全部売ってしまう」という意味を込めて使う言葉でしょう。
また「売り切れ」とは売り切れることを言います。
どれもほぼ同じ意味合いですが、少しずつニュアンスが違いますのでしっかり分けて覚えておくようにしましょう。
「売り切り」の読み方
「売り切り」と書いて「うりきり」と読みます。
そのまま素直に読めばいいですので読み方は簡単でしょう。
「売り切り」の言葉の使い方
「売り切り」という言葉の使い方ですが、先ほども説明しましたようにいくつかの意味合いがありますので何種類か使い方もあります。
例えば期間を決めて売りつくすという場合は「こちらは、3時間限定の売り切り商品です、早い者勝ちですよ」といった感じで使います。
また回数を分けて販売する方法に対して、一回だけで販売が終わる、売り渡すという場合は「こちらは売り切り商品です」といった言い方をする場合もあります。
他には債券市場で買い戻し条件がつかない取引、オークションなどでは「その商品だけしかない」という意味でも使われます。
「売り切り」の類語や類似表現や似た言葉
「売り切り」という言葉の意味、使い方が理解できたでしょうか。
それでは「売り切り」の類語、似た言葉をいくつか紹介しましょう。
「売り切り」と併せて覚えておくと語彙力がアップしますのでおすすめです。
- 「クリアランスセール」【くりあらんすせーる】
- 「ソールドアウト」【そーるどあうと】
- 「在庫が底をつく」【ざいこがそこをつく】
「クリアランスセール」【くりあらんすせーる】
「クリアランスセール」とは在庫品の一掃、整理をする為の売り出しのことです。
棚卸期、期末などに大売出しとして行うことが多いです。
売る側から「在庫を持っていても仕方がない」と大幅に値下げされることもありますので買う側からしたらいい物が安く買えると、非常にお買い得になるイメージがある言葉でもあります。
慌てて買わずに「クリアランスセール」になるまで待つといった人もいることでしょう。
「ソールドアウト」【そーるどあうと】
「ソールドアウト」とは売り切れ、完売の意味の英語となります。
「売り切り」というよりは「売り切れ」の意味ですが、意味合いとしては似ています。
「在庫が底をつく」【ざいこがそこをつく】
「売り切り」「売り切れ」とは「在庫が底をつく」状態のことです。
売りたくてももう売る商品がない、在庫が全部出てしまったといった時にこの言葉は使います。
どちらかと言えば販売する側がよく使う言葉です。
「売り切り」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「売り切り」という言葉を使った例文をいくつか紹介します。
解釈もつけていますので、言葉の意味、使い方のイメージなど掴みやすくしています。
ぜひ参考にしてみてください。
- 「売り切り」を使った例文1
- 「売り切り」を使った例文2
「売り切り」を使った例文1
「これは売り切り商品だから、もう同じ物は手に入らないですよ」
ビジネスシーンにおいて「売り切り商品」「売り切り」という言葉を使う場合は「もうこれ以上は作らない」という意味で使うこともあります。
またネットオークションなどでも「この商品限りです」という意味で「売り切り」という言葉を使うこともあります。
どちらの場合も現品限りといった意味合いです。
また「売り切り」と言われますとこの先二度と手に入らないという思いから惜しくなり「じゃあ今買っておこう」といった心理がはたらきますので、宣伝文句として「売り切り商品ですので今がチャンスです」といった感じでよく使います。
「売り切り」を使った例文2
「彼は退職前に、抱えていた在庫を全て売り切り、仕入れた責任を果たした」
この例文の「売り切り」は「売り切る」「売り切った」の意味で使っています。
仕入れた在庫が売れないというのは困ります。
自分が仕入れた物は全て売り切ってしまう、そして退職するというのは責任を果たしたと言えるでしょう。
「売り切り」の反対語
「売り切り」という言葉の反対語はどういった言葉になるのか、考えていきましょう。
- 「在庫あり」【ざいこあり】
- 「売れ残る」【うれのこる】
「在庫あり」【ざいこあり】
「売り切り」に対し反対の意味を持つ言葉は「在庫がある」ではないでしょうか。
売っても終わりではなく、まだ同じ商品があるとか、追加で生産されるといった意味です。
「売れ残る」【うれのこる】
「売り切り」の逆は「売り切れない」「売り切らない」という意味になりますので「売れ残り」「売れ残る」などが当てはまるのではないでしょうか。
「売り切り」の英語と解釈
「売り切り」を英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“sell out”(売り切る)、“sell off”(売りつくす)となります。
また「本日は売り切れました」ならば“Sold out today.”といったように掲示されます。
「在庫がない」という意味の「売り切り」ならば“be out of stock.”となります。
状況に合わせて使い分けていきましょう。
いかがでしたでしょうか。
「売り切り」という言葉の意味、使い方、例文などをまとめてお伝えしました。
「売り切り」という言葉はいくつかの種類がありますので、会話や文章の流れ、状況を見て、どの「売り切り」なのか考えて意味をあてはめるようにしましょう。
しかし意味合いとしては「この商品だけ」「これ以上、商品はない(作らない)」といったものがほとんどですのでそれほど難しい言葉ではありません。
「売り切り」という言葉は、「売り切れ」「売り切る」などと一緒に覚えておくようにしましょう。