「売れ残る」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスで「売れ残る」という言葉を使うことがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「売れ残る」とは?
- 「売れ残る」の表現の使い方
- 「売れ残る」を使った例文と意味を解釈
- 「売れ残る」の類語や類義語
「売れ残る」とは?
「売れ残る」の概要について紹介します。
- 「売れ残る」の読み方
- 「商品が売れないままである」の意味
- 「女性が婚期を過ぎても独身である」の意味
- 「学生が卒業の時期になっても就職先が決まらない」の意味
「売れ残る」の読み方
「売れ残る」は「うれのこる」と読みます。
難しい漢字ではないので読み書きできる様にしておきましょう。
「商品が売れないままである」の意味
売り物である商品が売れずに、店頭や倉庫に残ってしまうことです。
注文品ではなく、既に作られている既製品で、そのまま在庫になってしまう時の表現です。
「女性が婚期を過ぎても独身である」の意味
「売れ残る」のスラング的な意味で、婚期を過ぎても結婚できない女性のことを言います。
但し、現在では女性が結婚する年齢が高くなっていて、「婚期」や「適齢期」という基準があいまいになっています。
「学生が卒業の時期になっても就職先が決まらない」の意味
学生が就活をしているものの、卒業する時期になっても就職先が決まらない状態であることです。
多くの企業は既に募集を締め切り、既に顔合わせなどを行っているところもある中、就職先が決まらずに2次募集、3次募集に応募している状態です。
「売れ残る」の表現の使い方
「売れ残る」の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 人に対して使うと差別用語になる
文法的な使い方
「売れ残る」は動詞としてそのまま文末に使われます。
名詞形は「売れ残り」で、形容動詞形は「売れ残りだ」になります。
能動態として使われ、受け身で使われることはありません。
人に対して使うと差別用語になる
特に女性に対して「売れ残る」「売れ残り」と言うのは現在ではセクハラ行為にあたります。
女性であることを理由に差別的な発言をすると、信頼を落してしまう可能性が高いので注意しましょう。
「売れ残る」を使った例文と意味を解釈
「売れ残る」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「売れ残る」を使った例文1
- 「売れ残る」を使った例文2
「売れ残る」を使った例文1
「あの家だけ売れ残っているのは何故だろう」
新築の住宅を幾つか建てて販売しているのですが、1件だけ買い手が付かない物件があることを表しています。
「売れ残る」を使った例文2
「理想の条件ばかり高いせいで売れ残ってしまった」
こちらは女性に対して使われる言葉です。
結婚する男性に高い条件ばかり付けて、いつまで経っても相手が見つからないことを表しています。
「売れ残る」の類語や類義語
「売れ残る」の類語を紹介します。
- 「さばけない」【さばけない】
- 「デッド・ストック」【でっど・すとっく】
「さばけない」【さばけない】
「ほどけないこと」「商品が売れないこと」という意味があります。
「デッド・ストック」【でっど・すとっく】
「長期間倉庫に置きっぱなしで売れない商品」という意味です。
元々は英語で“dead stock”(死んでいる在庫=売れ残り在庫)からきています。
「売れ残る」は「商品が売れないままである」「女性が婚期を過ぎても独身である」「学生が卒業の時期になっても就職先が決まらない」という3つの意味があります。
それぞれのシーンに合わせて使い分けられる様にしましょう。