「首を長くして待つ」とは?意味や類語!英語や使い方!
「首を長くして待つ」という表現を聞いたことがあるでしょうか。
これは慣用句として昔から聞いている、という人もいるかもしれません。
それならば、「首を長くして待つ」という言葉にはどのような意味があるのでしょうか。
ここではこの有名な慣用句について紹介します。
目次
- 「首を長くして待つ」とは?意味
- 「首を長くして待つ」の表現の上司への言い換え?
- 「首を長くして待つ」表現の英語と解釈
- 「首を長くして待つ」の類語や言い換え
- 「首を長くして待つ」を使った例文と意味を解釈
「首を長くして待つ」とは?意味
「首を長くして待つ」というのは待ち焦がれる、今か今かと期待しながら待つ、という意味になります。
例えば、自分の子供夫婦や孫たちが帰省してくる時期はそわそわと首を長くして待っているおじいちゃんやおばあちゃんも多いのではないでしょうか。
久しぶりに子供夫婦に会える、孫に会える、とワクワクしますよね。
まだかまだかとカレンダーを見ながら楽しみにしているのであれば、それはまさに首を長くして待っている状態だといえます。
- 「首を長くして待つ」の表現の使い方
「首を長くして待つ」の表現の使い方
「首を長くして待つ」という表現は日常的にも使えますし、カジュアルな場面では何の問題もありません。
人間は誰かを待っている時、どうしても首を伸ばすことがありますよね。
そこから「首を長くして待つ」という表現ができあがったと考えられています。
首が長くなるわけでは無いのですが、まるでキリンのように首を伸ばして誰かを待つという経験を持つ人も多いのではないでしょうか。
「首を長くして待つ」の表現の上司への言い換え?
「首を長くして待つ」という表現を上司に使うのであれば、「首を長くして待っております」というよりも、「心待ちにしております」の方がすっきりとして聞こえます。
ビジネスにおいて時間は大切ですから、短く簡潔に表現したほうがスマートに聞こえるのです。
「首を長くして待っております」でも問題ありませんが、「心待ちにしております」と短く表現しましょう。
「首を長くして待つ」表現の英語と解釈
「首を長くして待つ」という表現を英語にすると、待ちきれない、という表現になります。
英語では“can’t wait”になります。
例えば「首を長くして大学時代の親友に会う日を待っている」ということであれば、“I can’t wait for the day I can see my friends from university.”になります。
「首を長くして待つ」の類語や言い換え
ここでは類義語を紹介します。
- 「待ち遠しい」
- 「待ち焦がれている」
「待ち遠しい」
待ち遠しいという表現は待ち切れない、とても楽しみにしている、という意味になります。
例えば夏休みが待ち遠しいと言えば、夏休みが来るのを楽しみにしている、夏休みを心待ちにしている、ということになります。
待ちきれないという表現は待ち遠しいという表現のさらに上を行く言葉ですが、場合によっては待つのをやめて行動に移す、という意味も持ち合わせています。
「待ち焦がれている」
待ち焦がれているというのはずっと待っていて落ち着かない気持ちになるという意味になります。
例えば好きな人とデートができるとなれば、そのデートの日を待ち焦がれる人も多いのではないでしょうか。
何をしよう、どこに行こう、と気持ちが落ち着かなくなりますよね。
そのような場合は待ち焦がれるという表現が使えます。
「首を長くして待つ」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介します。
- 「首を長くして待つ」を使った例文1
- 「首を長くして待つ」を使った例文2
「首を長くして待つ」を使った例文1
「姉は首を長くして赤ちゃんが生まれてくる日を待っていた」
妊娠すると、いつ赤ちゃんが生まれてくるか計算し、早く赤ちゃんに会いたい、と楽しみにしますよね。
特に臨月を迎え、いつ赤ちゃんが生まれてもおかしくないとなると、赤ちゃんが生まれる日を今か今かと心待ちにしている人も多いのではないでしょうか。
「首を長くして待つ」を使った例文2
「息子は首を長くして夏休みを待っていた」
日本の夏休みには宿題が出されますが、それでも1ヵ月以上の夏休みは子供にとっては格別です。
ラジオ体操にいかなければいけないなどという制約もありますが、その一方で学校に行かなくても良い、1日中遊んでいられる、などという休暇は子供にとって魅力的ですよね。
「首を長くして待つ」という表現は慣用句ですので使われる機会が多い表現だといえます。
ぜひ覚えておきたい言い回しです。