「メンツがつぶれる」とは?意味や使い方!例文や解釈
「メンツがつぶれる」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「メンツがつぶれる」の類語や、「メンツがつぶれる」を使った例文を紹介して行きます。
目次
- 「メンツがつぶれる」とは?
- 「メンツがつぶれる」の使い方
- 「メンツがつぶれる」の類語や類似表現や似た言葉
- 「メンツがつぶれる」を使った例文や短文など
- 「男のメンツ」を大切にする方法
「メンツがつぶれる」とは?
みなさんは「メンツがつぶれる」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
会社の先輩などから「メンツがつぶれる」というセリフを聞いたことがあるかもしれません。
一方で、「メンツがつぶれる」という言葉を今回初めて知る人もいるでしょう。
そこで「メンツがつぶれる」という言葉の意味を紹介します。
- 「メンツがつぶれる」の漢字
- 「メンツがつぶれる」の意味
「メンツがつぶれる」の漢字
「メンツがつぶれる」という言葉の「メンツ」は、漢字にすると、どのような言葉になるでしょうか。
「メンツ」は漢字で「面子」となります。
そもそも「面子」は中国語で、日本に入って来た後、そのまま使われています。
「面子」には「体裁」や「体面」などの意味があります。
「メンツがつぶれる」の意味
「メンツがつぶれる」という言葉には、「体裁が悪くなる」「威厳を失う」などの意味があります。
世間に対する体裁を失ってしまったと感じる時、「メンツがつぶれる」と言います。
例えば、結婚している男性が、妻よりも収入が低い時、「メンツがつぶれる」という言葉を使うかもしれません。
なぜなら世間的に、女性よりも男性の方が、収入が高くて当たり前という風潮があるためです。
このように「メンツがつぶれる」には、「体裁が悪くなる」「威厳を失う」などの意味があります。
「メンツがつぶれる」の使い方
「メンツがつぶれる」という言葉の使い方を紹介します。
「メンツがつぶれる」という言葉をどのように使えばいいでしょうか。
- 上司や男性が使う言葉
- 「メンツ」を気にする人を下に見る風潮があります
上司や男性が使う言葉
基本的に「メンツがつぶれる」という言葉を使うのは、社会的地位が高いとされている人、または男性になります。
上司は部下よりも仕事ができて、収入が上、役職が上なのが当たり前という世間的な風潮があるため、それに反する事態になった時、面目を失うかもしれません。
例えば、上司より部下の方が優秀な時、さらに先輩を後輩が役職で追い抜く時などです。
このような時、「メンツがつぶれる」と言います。
また男性は、女性よりも社会的立場が上でないといけないという教育をされていることが多く、また多くの人がそう思っている風潮があります。
そのため、男性が女性に負けたと感じた時、「メンツがつぶれる」と言います。
「メンツ」を気にする人を下に見る風潮があります
「メンツがつぶれる」という言葉を使い、部下や女性に意地を張る人は、下に見られる傾向もあります。
「メンツ」ばかり気にする人は、外面ばかりを気にして、内面に目を向けていないと思われるためです。
本当に仕事に集中したり、現状に満足している人は、「メンツ」ばかり気にする必要はありません。
そのため、「メンツがつぶれる」という言葉など、「メンツ」を使った言葉を連呼する人は、周囲の人から疎まれる可能性があるため、注意しましょう。
「メンツがつぶれる」の類語や類似表現や似た言葉
続いて、「メンツがつぶれる」という言葉の類語や、類似表現を紹介します。
「メンツがつぶれる」という言葉と似た意味を持つ言葉を紹介します。
- 「面目を失う」【めんもくをうしなう】
- 「体裁を失う」【ていさいをうしなう】
「面目を失う」【めんもくをうしなう】
「面目を失う」には「自分の名誉に傷をつける」または「体面を損なう」という意味があります。
例えば、大勢の前で失敗をした時、名誉を傷つけられたと感じるかもしれません。
このような時に「面目を失う」という言葉を使います。
「体裁を失う」【ていさいをうしなう】
「体裁を失う」も「メンツがつぶれる」と似た意味を持ちます。
「体裁」には、「外からみた感じ」という意味があり、「外見」という意味もあります。
世間から見てかっこ悪いと感じるような状態になった時、「体裁を失った」などと言います。
また「メンツ」と同じように、「体裁」ばかり気にする人は、扱いが面倒で、疎まれる可能性があります。
「メンツがつぶれる」を使った例文や短文など
「メンツがつぶれる」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「メンツがつぶれる」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「メンツがつぶれる」を使った例文1
- 「メンツがつぶれる」を使った例文2
「メンツがつぶれる」を使った例文1
「部下に役職を抜かれ『メンツがつぶれる』」
会社員生活をしている人は、この例文のような例を知っているかもしれません。
体裁を気にする男性は、このような事態を許せないと感じるかもしれません。
しかし、会社内の地位と、人間的価値は関係なく、幸せとも別問題です。
「メンツがつぶれる」を使った例文2
「女性におごってもらったら『メンツがつぶれる』」
この例文のような思いを持ち、デートの時は全額支払いする男性もいるかもしれません。
しかし、おごられることを嫌う女性もいるため、このような女性とは相性が悪いかもしれません。
女性より経済的に裕福な場合、デート代を多めに支払うのは普通の考えですが、「男性のメンツ」という考えにとらわれるのは考え物かもしれません。
「男のメンツ」を大切にする方法
「男のメンツ」にこだわる男性と付き合ったら、女性はどのようにすべきでしょうか。
どのような態度を取ると、良い関係を続けられるでしょうか。
- 「褒める」【ほめる】
- 「男性に決めさせる」【だんせいにきめさせる】
「褒める」【ほめる】
「男のメンツ」にこだわる男性は、褒められるのが好きです。
プライドが高いため、褒めてもらうとプライドが満たされてほっとするためです。
しかし、褒めるところがない彼を、褒めるのは難しいものです。
「褒めるところがない」と思ったら、別れを考えてみましょう。
「男性に決めさせる」【だんせいにきめさせる】
「男のメンツ」にこだわる彼氏と上手に付き合う時、「男性に決めさせる」という方法があります。
例えばデートに行く場所を、彼に決めさせます。
ただし、彼氏が行きたい場所や、決めた場所に行きたくないケースもあります。
このような時は、「鎌倉と湘南、どっちがいい?」など、行きたい場所を二つに絞り、どちらかを選ばせるような方法を取りましょう。
どちらを彼が選んでも問題ないためです。
「メンツがつぶれる」という言葉について見てきました。
ある程度「メンツ」にこだわるのは仕方ないかもしれません。
しかしこだわり過ぎるのは問題です。
「メンツがつぶれる」という言葉を口に出したことがある人は、自分の考え方に問題ないかどうか、考えてみましょう。