「よっぽど」とは?意味や使い方!例文や解釈
「よっぽど」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「よっぽど」を使った例文や、「よっぽど」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「よっぽど」とは?
- 「よっぽど」という言葉の使い方
- 「よっぽど」の類語や類似表現や似た言葉
- 「よっぽど」を使った例文や短文など
「よっぽど」とは?
みなさんは「よっぽど」という言葉を知っているでしょうか。
「彼の方が、よっぽど意地っ張りだ」などと言われた経験があるかもしれません。
もちろん「よっぽど」という言葉を今回初めて知った人もいるでしょう。
そこで「よっぽど」という言葉の意味や使い方を紹介します。
- 「よっぽど」の漢字
- 「よっぽど」の意味
「よっぽど」の漢字
「よっぽど」は「よほど」という言葉が元になっています。
「よほど」は漢字にすると、「余程」になります。
そのため「よっぽど」を漢字表記にすると、「余っ程」になります。
このように「よっぽど」は「余っ程」という漢字にできることを知っておきましょう。
「よっぽど」の意味
「よっぽど」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「よっぽど」には、「かなり」や「だいぶ」という意味があります。
さらに「度を超えた様子」という意味もあります。
何かに対して、度を超えていると感じる時に、「よっぽど」という言葉を使ってみましょう。
「よっぽど」という言葉の使い方
次に「よっぽど」の使い方を紹介します。
「よっぽど」には、「かなり」や「だいぶ」という意味があります。
そこで、「かなり○○だ」と感じた時、「だいぶ○○だ」と感じた時に使ってみましょう。
また、度を越えていると感じる時に使ってみましょう。
ビジネスシーンでは、社内が工事などで、度を超えてうるさいと思った時、「『よっぽど』うるさい」と言ってみましょう。
また度を越えてうるさいため、耳栓をしている人がいたら、「耳栓をするとは、『よっぽど』うるさかったんだろう」などと言えます。
恋愛の場面でも、度を超えた時に「よっぽど」を使います。
例えば気が強い女性を、泣くほど傷つけてしまった人を見た時、「よっぽど辛かったんだろう」などと「よっぽど」を使って表現してみましょう。
このように「かなり」や「だいぶ○○だ」と思った時、度を超えている時に、「よっぽど」を使ってみましょう。
「よっぽど」の類語や類似表現や似た言葉
続いて「よっぽど」の類語や、類似表現を紹介します。
「よっぽど」と似た意味のある言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「相当」【そうとう】
- 「だいぶ」【だいぶ】
- 「なかなか」【なかなか】
- 「まあまあ」【まあまあ】
- 「まずまず」【まずまず】
「相当」【そうとう】
「相当」という言葉には、「それに応じてかなりあること」という意味があります。
「相当な人手がある」という場合は、かなり人が出ているという意味があります。
また仕事の場面で「相当、できる人だ」という場合は、仕事に対する能力や知識がかなりある人という意味になります。
「だいぶ」【だいぶ】
「だいぶ」には、「相当の程度まで」という意味があります。
「だいぶ」は「大分」と漢字表記し、「だいぶん」と読むこともあります。
「時間がだいぶたった」という場合は、時間がかなりの程度まで過ぎたという意味になります。
「なかなか」【なかなか】
「なかなか」という言葉には、「こちらが見込んだよりも、程度が良い」という意味があります。
例えば空手の師範が、新人に腕試しをさせた時、師範が思っているよりも、腕が上だと思われる時、「なかなかやるな」などと言います。
料理を食べた時、思っていたよりも美味しいと感じた時、「なかなか美味しい」などと言います。
「まあまあ」【まあまあ】
「まあまあ」という言い回しを使ったことがあるかもしれません。
「まあまあ」には、「一応は満足すべきである様子」という意味があります。
例えばラーメンを食べた時、まずくはなく、とても美味しいわけでもない時があります。
それでも「料金を払っただけのことはある」と思った時、「まあまあ美味しいラーメンだった」などという感想を口にします。
また「まあまあ、そんなに怒るな」という時も、「一応満足すべき部分もあるため、怒るのはやめよう」という意味があります。
「まずまず」【まずまず】
「まずまず」という言い回しも、広く一般的に使われている言葉です。
「まずまず」には、「どうにか、さしつかえがないと思える様子」という意味があります。
例えば、会社の部下が書類を作った時、さしつかえがない程度に仕上がっている時は、「まずまずだ」と言います。
これ以下の出来なら、やり直しをさせるような出来の時に、「まずまず」と言います。
「よっぽど」を使った例文や短文など
「よっぽど」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「よっぽど」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「よっぽど」を使った例文1
- 「よっぽど」を使った例文2
- 「よっぽど」を使った例文3
「よっぽど」を使った例文1
「A君が疲れたと言うとは、『よっぽど』苛酷な仕事だったのだろう」
この例文のようなセリフを耳にしたことがあるかもしれません。
きっとA君は職場の中でもタフな人材で、あまり「疲れた」などと言わないタイプなのでしょう。
そんなA君が「疲れた」と言ったため、かなり過酷な仕事なのだろうと周囲が判断し、「よっぽど苛酷だったのだろう」と口にしています。
このように、誰かをモノサシにして、大変さや楽しさを判断することが良くあります。
「よっぽど」を使った例文2
「帰り道に寝てしまうとは、『よっぽど』眠かったのだろう」
この例文のように、会社の帰りの電車の中や、旅行の帰りの電車の中、助手席などで眠ってしまうことがあるかもしれません。
この例文に登場する人も、普段からどこでも寝るタイプではないのでしょう。
普段はしっかりしている人が、寝てしまったため、「よっぽど」眠かったのだと判断できます。
「よっぽど」を使った例文3
「温厚なBさんが激怒するとは、『よっぽど』失礼な言い方をしたのだろう」
このようにいつもは温厚な人が起こる時、誰かがとんでもないミスをしたり、失礼な応対をしていることがあります。
きっとBさんが怒るような、よほどの失礼があったのではないでしょうか。
「よっぽど」という言葉について見てきました。
かなり○○だと感じた時、度を超えていると感じた時に、「よっぽど」という言葉を使ってみましょう。